
東松島市鳴瀬地区は沢沿いの遊休農地が点在しており、地区営農組織である上下堤転作組合は,遊休農地の解消のため,そばの作付面積の拡大を目指しています。そば栽培は平成19年始まり,今年は夏・秋二作体系で12.5haまで作付けが拡大しました。
上下堤転作組合では、地元製麺会社と連携してそば麺を販売し、地元産そばの特産化を目指しています。今回は,夏そばの生産を終えて,地域住民との交流により,鳴瀬そばを地域特産として理解を深めるために,12月2日に地区内の公民館で開催しました。
毎年恒例となり,年々参加者が増加していますが,当日会場には約200名が集い,試食チケットは100食分用意しましたが、午前中に完売となりました。また,午前中は仙台市青葉そば打ち教室の先生方による手打ちそばの実演と講習が行われ、そば打ち体験には約40名の参加がありました。あわせて,乾麺・生そばの販売ほか,今年新たに地元そばで製造委託した本格そば焼酎「堤の花雫」のお披露目があり,100本用意のところ午前中で完売しました。が行われました。
普及センターでは,このような活動に対して、そばの開花期に合わせたみつばち放飼による農家間の連携を支援するなど,そばの安定生産技術を指導するとともに、そばの特産化に向けた加工販売戦略等の支援を行っています。
石巻農業改良普及センター
地域農業班
電話:0225-95-1435