平成28年3月17日,本吉公民館で施設野菜生産者や新規就農者の病害虫防除技術向上を目的とした,園芸振興研修会,みやぎ農業未来塾を開催しました。
管内では,いちごやトマトなどの園芸施設が新たに建設され,施設野菜に注目が集まる一方,害虫の薬剤感受性低下,薬剤耐性菌の出現など病害虫防除が課題となっています(いちごのハダニ類,きゅうりのコナジラミ類,うどんこ病など)。
そこで,若手生産者からの「病害虫防除を基礎から見直したい」という要望に応えるとともに,薬剤抵抗性管理の考え方を普及するため,研修会を企画しました。
研修では,デュポン(株)水野氏から,薬剤散布の基礎や,対象害虫の世代を考慮して薬剤を選定し,交差抵抗性(※)発達リスクを軽減させる「ブロック式ローテーション」についての講義や,農業・園芸総合研究所から病害虫防除の研究成果報告がありました。
天敵の導入や,育苗期の効果的な防除など,今後の防除に活用できる情報が多く提供され,生産者からは「育苗期の防除を見直したい」,「今年は早めに天敵を使用したい」という声が聞かれました。
普及センターは,今後も生産者の技術向上を支援していきます。
(※)交差:ある薬剤に抵抗性や耐性が発達した病害虫が,その殺虫剤と類似性を持つ他の薬剤に対しても抵抗性や耐性を示すこと。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044
管内では,いちごやトマトなどの園芸施設が新たに建設され,施設野菜に注目が集まる一方,害虫の薬剤感受性低下,薬剤耐性菌の出現など病害虫防除が課題となっています(いちごのハダニ類,きゅうりのコナジラミ類,うどんこ病など)。
そこで,若手生産者からの「病害虫防除を基礎から見直したい」という要望に応えるとともに,薬剤抵抗性管理の考え方を普及するため,研修会を企画しました。
研修では,デュポン(株)水野氏から,薬剤散布の基礎や,対象害虫の世代を考慮して薬剤を選定し,交差抵抗性(※)発達リスクを軽減させる「ブロック式ローテーション」についての講義や,農業・園芸総合研究所から病害虫防除の研究成果報告がありました。
天敵の導入や,育苗期の効果的な防除など,今後の防除に活用できる情報が多く提供され,生産者からは「育苗期の防除を見直したい」,「今年は早めに天敵を使用したい」という声が聞かれました。
普及センターは,今後も生産者の技術向上を支援していきます。
(※)交差:ある薬剤に抵抗性や耐性が発達した病害虫が,その殺虫剤と類似性を持つ他の薬剤に対しても抵抗性や耐性を示すこと。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044