
令和2年普及活動計画のプロジェクト課題「地域活性化に向けた高収益作物(アスパラガス)の導入・定着」の一環として,令和2年11月5日(木)にアスパラガス栽培管理勉強会(収量予測編)を開催,アスパラガス生産者17名が参加しました。
今回の勉強会では,明治大学とパイオニアエコサイエンス(株)が共同開発した「採りっきり栽培」に取り組む生産者を中心に,パイオニアエコサイエンス(株)の松永邦則氏を講師に迎え,
秋冬時期から収穫時期までのアスパラガスの生理生態(黄化・転流)や管理技術について,説明をいただきました。また,地下部への転流状況を確認する方法として,貯蔵根の糖度を実際に測定しました。
アスパラガスは,気温の低下に伴い,地上部が黄化し,地上部から地下部(貯蔵根)へ光合成産物の転流が始まります。太い茎が多い株ほど,収穫量が多くなることが期待できます。
このことから,参加者は自分の育てた株の充実度を確認し,その違いが収穫量にどう影響するかを来年春に確認する予定です。
今後も,月一回のペースで勉強会を開催します。令和2年11月19日(木)にはアスパラガス栽培管理勉強会(病害虫対策グループワーク編)を開,令和2年12月22日(火)には明治大学農学部にリモートでご参加いただきながらアスパラガス栽培セミナーを開催する予定です。
当普及センターでは,今後もアスパラガス栽培について引き続き支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999