宮城の農業普及現地活動情報

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JA新みやぎあさひなりんご部会第2回現地検討会が開催されました

2021年09月02日 10時21分56秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JA新みやぎあさひなりんご部会の今年2回目となる現地検討会が8月24日に開催され,部会員5名が参加しました。
 早生種の収穫が間もなく始まることから,各園地を巡回し,4月の低温による凍霜害の影響が最終的にどの程度になるか,収穫のタイミングがいつになるのかなどを確認し合いました。凍霜害の影響により,着果量不足のほかにさび果や乱形果も多く発生し,出荷量としては例年の7割から5割程度になるものと見込んでおり,販売方法について一工夫が必要との認識でした。収穫については,着色も進んでおり収穫適期を迎えていることが確認されました。一方で,一部の園地で病害虫の発生が見られたことから,中生種や晩生種に対する最終防除について指導しました。さらに,日焼け果対策技術や果樹共済・収入保険制度に関する情報提供も行いました。
 参加者同士で各園地の状況を確認しながら意見交換が行われ,凍霜害の影響による減収に落胆する声も聞かれましたが「美味しいりんごを待ち望んでいる消費者に届ける」との思いを新たに,これからの収穫,栽培管理に奮起する姿勢が伺われました。
 普及センターでは今後も情報提供や技術指導を行い,美味しいりんごの安定生産と災害に強い経営を支援していきます。

〈連絡先〉宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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