おおよそ40年来の産地となる登米市のきゅうりは,平成26年実績で出荷数量約3,200t,販売額約7.9億円となり,登米市園芸の中心的な品目となっています。
今年度,みやぎ登米農業協同組合では選果機の再整備,(株)なかだ農業開発公社では育苗用施設の増設など,きゅうり生産体制の大幅な強化が図られました。
これらの動きを踏まえ,さらなるきゅうりの生産拡大に向け,標記研修会を開催しました。研修会では,三菱樹脂アグリドリーム(株)技術顧問稲山氏より,「きゅうり良品・多収生産に向けた栽培のポイント」と題し講演を頂きました。
また,宮城県病害虫防除所からは,近年発生が拡大するホモプシス根腐病,昨年甚大な被害を受けた褐斑病などの難防除病害虫について,生態と薬剤の特性を踏まえた効果的な防除方法について情報提供されました。
当日は約30名ほどの生産者が出席し,熱心に聴講していました。
普及センターでは,引き続き関係機関と連携しながら,きゅうりの生産拡大に向けて支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522