美里管内は大豆栽培が盛んな地域で、約1,800ha作付けされ、収量・品質ともに高いレベルを誇ります。
今年度は播種時期に晴天が続いたことから作業が順調に進みましたが、一方でほ場の乾燥が進み、大豆の出芽が不ぞろいになってしまったほ場も見られました。
このような中、JA新みやぎは、「大豆の生育を生産者相互で確認し、今後の作業に活かしていこう」という考えから、管内各地区で大豆栽培現地検討会を開催しました。
検討会では、生産者と共に現地ほ場を巡回して、大豆の生育を確認するとともに、現在の生育ステージにおける栽培管理のポイントを普及センターから説明しました。
今年度は播種時の乾燥などで砕土率が上がりにくく、播種深の調整に例年以上に気を使ったようです。出芽後の気温が高いことから生育スピードが速く、5月下旬播種のほ場では既に開花が始まっていました。また、各地とも大豆の葉を食害するチョウ目害虫の発生が確認され、検討会では追加防除を検討する方や、既に防除を実施したという方もいました。
普及センターでは、市町村及びJAと一体となって各種調査や検討会を通じて大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。
<連絡先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225