
11月11日にみやぎ農業未来塾「若手生産者向けミニトマト勉強会(第二回)」を開催しました。農業法人の社員等若手生産者ら8人が参加し,ミニトマトの養液栽培ほ場2か所を巡回し,情報交換を行いました。
就農2年目の生産者(東松島市)は,こまめな温度調整と効果的な炭酸ガス施用,養液管理(かん水量・間隔の調整等)で,ミニトマトの光合成能力を最大に引き出し,収量向上を目指しており,「天候に合わせて,スマホからの遠隔操作を行い,生育を調整しています。」と話していました。
次に,株式会社めぐいーとでは,ミニトマトの病害虫の早期発見初期防除や養液のEC管理等で樹勢を強くする工夫をしていました。担当社員は,「毎年栽培管理を模索しており,今期は,冬期の樹勢維持と収量・品質の向上を目指しています。」との説明がありました。
普及センターから,気温が下がり,日照が少ない冬に向かう中で,重油高騰への対策も含め施設能力を最大限に生かした温度管理を柱に管理していくことが,収量と品質の向上の鍵となると説明しました。
次回は,1月に春先の栽培管理をテーマに,開催予定です。引き続き栽培技術の向上の支援に取り組んでいきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999