宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第2回目)」を開催

2010年11月01日 09時15分55秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 加工品の特徴をお客様に伝え,商品を選択していただくため,平成22年10月25日(月)に「平成22年度 女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第2回目)」を開催しました。
 当日は亘理町内で農産加工等に取り組んでいる女性農業者や直売所の販売スタッフ14名の参加があり,株式会社COM消費生活創研代表取締役社長 鈴木裕子氏を講師として「私の商品を選んでもらうためには」と題した講話とグループ演習を行いました。
 講話では,商品を選択してもらうためには「価値」が必要で,「簡単・便利・楽しい・おいしい・安心・ヘルシー」といった価値とのバランスで価格が決まること。また,現代の消費者の食生活・食体験は「豊食」から「放食・呆食・崩食」となってきており,「食べ方(どうしたら簡単で便利か)」や,「内容(安全安心・ヘルシーな理由)」の情報に敏感であるため「教える」ことが必須である等のお話しがありました。
 また,「ドレッシング」をサンプルとして,実際に消費者としてどの商品を選ぶか,またそれはどうしてか,といった演習を行いました。選ばれる商品には,食べたくなるわけ(食べたことのない味,選んでもハズレのない味など)・買いたくなるわけ(栄養,カロリーなど)があり,それを「言葉」や「デザイン」できちんと表現していることが説明されました。
 グループ演習では,参加者が自分の商品について,特徴・内容・食べ方提案などを「言葉」にして,「コンセプト」を互いに評価しあいました。
 参加した方は,自分の商品について熱心に説明していましたが,なかなか相手に伝わらず,商品をアピールすることの難しさを実感したようでした。
 また,「コンセプト」や「商品内容」を解りやすく伝えるツールとして,コルクボード等の活用や使用法の紹介がありました。
 当普及センターは,今後とも地域の農産物や農産加工品に付加価値をつけ,その価値を正しく消費者に伝えることにより,消費者に選んでもらえる商品づくりを支援し,生産者の所得向上と地域の振興に向けた活動を継続していきます。

               <連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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