令和5年7月11日、南三陸町入谷新童子下集落の主催による「田んぼの生き物調査」が、南三陸町立入谷小学校3・4年生児童16名を対象に開催されました。これは、中山間地域等直接支払制度の取組の一つとして毎年開催され、管内市町、JA、県関係機関等で構成する南三陸米地産地消推進協議会が協賛しているものです。
児童はタモ網を持って水田や用水路に向かい、カエル、イモリ、ガムシ、ゲンゴロウなどを見つけては歓声を上げ、友達同士で見せ合ったりしていました。その後、生き物調査の講師から、採集した生き物の名前、見分ける際の特徴、生息域などの説明を聞いて理解を深め、自分が採集した生き物の名前と数をノートに記していました。
調査の終了後は、集落が用意した南三陸米を使ったおにぎりをいただきました。「おいしい」と喜ぶ児童もおり、顔の表情からも南三陸米のおいしさが伝わってきました。
4年生の児童から「去年よりも多くの生き物を採集できて、自然が豊かになっていると感じました。」といった感想が聞かれ、自分たちが住む地域の自然の豊かさを再発見する機会となりました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606