令和元年9月13日(金)に,栗原農業士会(会長:大場照彦,会員21人)による令和元年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会が開催されました。
本研修会は,会員の農業経営発展に役立てるため,お互いの経営状況を視察し合うもので,今回は一迫・花山地区の指導農業士・青年農業士3戸を訪問しました。
当日は,栗原市内の農家で先進農業体験学習中の宮城県農業大学校の学生や農業士OB,関係機関職員も参加し,農業士の経営状況や今後の営農展望について視察しました。
はじめに,青年農業士の白鳥拓也氏を訪問し,マム(西洋菊)の栽培や出荷状況,水稲採種,近隣大豆生産者の元でのオペレータ業務等についてお話を伺いました。現状では各部門とも現状維持か拡大傾向にあるとのことで,今後の展開に頭を悩ませているとのことでした。
次に,青年農業士の千葉大樹氏を訪問し,就農時からの肉用牛繁殖経営拡大の経過や低コスト牛舎での飼養の状況等を視察しました。近年は,クマが牛舎内に侵入することもあったとのことで,新たに導入した大型犬が効果的とのことでした。
最後に,指導農業士の白鳥正文氏(有限会社川口グリーンセンター)を訪問し,新規導入したライスセンターとスプレー菊ハウスを視察しました。水田農業部門については,地域の水稲農家と組織した金田地区連携協定や米粉用米による転作とその米粉を使った米粉パン事業の状況,JGAP取得の経緯等について,園芸部門については,スプレー菊とストックの取組について,それぞれ丁寧に紹介していただき,地域を元気にしていく法人経営について学習しました。
研修会終了後は,有限会社川口グリーンセンターの敷地内で情報交換会が開催(4Hクラブの農大研修生激励会と併催)され,農業士OBや4Hクラブ員,農大生と一緒に地域や世代,作目の違いを越えて栗原の農業について語り合う有意義な交流が行われました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144
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