平成29年6月26日,第1回みやぎ農業未来塾「農業生産工程管理(GAP)研修会」(大崎農業改良普及センターと美里農業改良普及センター共催)を大崎合同庁舎大会議室で開催しました。管内の新規就農者及び農業法人等,約60名の出席がありGAPへの関心の高さがうかがえました。
基調講演では株式会社アースコーポレーションの代表取締役菊地利正氏(岩手県一関市)より,GAPの必要性や取組手法についてお話しいただきました。農産物の安全性を保証するためには,生産工程に対する第三者の認証を得る必要があり,GAPの必要性や取組手法についてお話いただきました。また,事例紹介では有限会社氏家農場の代表取締役氏家靖裕氏(涌谷町)より,GAP取得に向けた取組の過程や苦労をお話しいただきました。認証の審査で指摘された事項を改善することで,小ねぎや水菜の安全性や信頼度が高まり,販売力がアップするなど,経営改善に役立っているとのことでした。
意見交換会では,J-GAPのコンサルティング指導料や取得費用,研修会等について活発な質疑が行われ,「エビデンスのある会社が選ばれる時代,やらないと理解できない」との助言がありました。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター
地域農業班
TEL:0229-91-0727
FAX:0229-23-0910
宮城県美里農業改良普及センター
先進技術班
TEL:0229-32-3115
FAX:0229-32-2225