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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「いちご生産」と「そば生産」をつなぐ石巻地域「Bee(ビー:みつばち)プロジェクト」

2010年06月21日 17時35分32秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
石巻地域は県内有数のいちご産地です。いちごの生産にはミツバチの利用を欠かすことができませんが,近年のみつばち不足への対応やいちごの生産コスト低減へ対応するために,現在の使い捨て状態から,次期作へつなげるための「ミツバチの延命」が課題としてあります。
 一方,石巻地域では桃生地区,鳴瀬地区において,米の需給調整作物の1つとしてそばの栽培が行われています。そば生産者においては,ミツバチ利用によって受粉率が向上し,増収することが期待されます。
 今年度,普及センター,JAがいちご生産者へ呼びかけを行い,この取り組みに賛同したいちご生産者がいちご出荷終了にあわせて6月14日(火)に巣箱をそばほ場へ移動しました。巣箱は,そば栽培が終了する秋に再びイチゴハウスへ移動する計画です。
 この取り組みにより,「いちご」,「そば」,「ミツバチ」の3者の有機的な繋がりによる相乗効果が期待されています。
 先週からそばの開花が始まり,ミツバチも元気に活動し始めました。晴天時の白いそばの花と巣箱は今年度からの石巻地域の名物になりそうです。普及センターでは今後もこのような地域内のコーディネートと生産者の経営の充実に向けた取り組みの支援を行っていきます。


みごとに咲いたそばの花と巣箱


巣箱移動時のふそ病自主検査の様子

・問い合わせ
 石巻農業改良改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435

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「女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第1回目)」を開催

2010年06月21日 14時24分27秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 亘理地域の農産物・農産加工品に込めた想い・特徴をお客様に伝え,商品を選択していただくため,平成22年6月14日(月)に「平成22年度 女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第1回目)」を開催しました。

 当日は,亘理町内で農産加工等に取り組んでいる女性農業者や直売所の販売スタッフ18名が参加しました。
 株式会社COM消費生活創研代表取締役社長 鈴木裕子氏を講師として「消費者の望む商品とは」と題した講話とグループ演習を行いました。

 商品を選択してもらうためには,お客様の望んでいる「価値」が必要で,お客様は「簡単」「便利」「楽しい」「おいしい」「安心」「ヘルシー」といった価値の高さで商品価格が決まること,また「商品」の食べ方(どうしたら簡単で便利か)や,内容(安全安心・ヘルシーな理由)についてアピール・情報発信し「教える」ことが必須である等のお話しがありました。

 次いで「漬物」をテーマとし,食べ方提案・特徴・内容などを「言葉」にして,お客様に対するアピールポイントの設定・コンセプト立案についてグループ演習を行いました。

 また,「コンセプト」や「商品内容」を解りやすく伝えるツールとして,コルクボード等の活用や使用法の紹介がありました。


 参加した方々からは,「核家族や若年層の食生活は,想像もつかないねぇ」,「思っていることを言葉にするのは難しいものだねぇ」,「私たちの商品の特徴や食べ方を伝えるって大切だね」といった声が聞かれました。


 当普及センターは,今後とも地域の農産物や農産加工品に付加価値をつけ,その価値を正しく消費者に伝えることにより,消費者に選んでもらえる商品の生産を支援し,生産者の所得向上と地域の振興に向けた活動を継続していきます。




<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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