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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

起業活動に関心がある女性農業者のための視察研修を開催しました

2018年07月12日 17時20分03秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  

  石巻管内では,起業活動に関心がある女性農業者を対象に,起業活動の計画策定の支援を行っています。今回は,その一環として,平成30年6月22日に栗原地域で個人で起業した経営体「織工房」と「観光農園アロエハウス白鳥」への視察研修を開催し,両施設を視察すると共に,織工房の佐々木 和子代表と観光農園アロエハウスの白鳥 未夜代表から講話をいただきました。
   当日は5名の参加者が視察に参加し,それぞれの経営体代表から経営体の開設の動機や経営の苦労についての講話を聞き,見学や織物体験,アロエベラ調理体験を行いました。
   高清水地区の「織リジナル工房」は,地域を元気にしたいとの思いから,さをり織りの織物体験や販売を行いながら,地域で収穫した野菜やリフォームした着物,手作り品等を販売する直売所です。直売所の中には誰でも気軽にお茶を飲めるように机といすが用意され、コミュニティの場としても地域の方々に活用されています。
   また,瀬峰地区の「観光農園アロエハウス白鳥」は,元々は白鳥代表の義父母の代からアロエベラ栽培が始まり,当初は自家利用や近隣へのお裾分けが中心だったアロエベラについて,白鳥代表がより多くの人にその魅力を伝えていきたいとの思いから始められたものです。現在は予約制で栽培ハウスの見学と調理体験や販売を行いながら、近隣の直売所ホームセンターや直売所等で生食用や株で販売しています。
    将来、起業を希望する参加者にとって,実際に起業をされた方の講話は関心が高く,視察中は旺盛な質問が寄せられました。特に両代表の話に共通した『起業活動は一人でできるものではなく,地域の方や家族の協力があってのもの』との講話には非常に感銘を受けたようで,参加者それぞれの経営ビジョンについて新たなイメージが沸き,意欲が刺激される研修会となったようです。
   普及センターでは,女性農業者の起業活動について支援しており,今後も活動を促進する研修会を開催していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

  


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ふさすぐり収穫応援バスツアーを開催しました

2018年07月12日 09時25分56秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

   
     <園主による収穫指導>          <調整・計量・パック詰めも応援>

  平成30年6月30日(土)に,「花山のふさすぐり収穫応援と加工体験バスツアー」を開催しました。

 このイベントは,今年度普及センタープロジェクト課題「中山間地域における小果樹類の生産性向上及び新商品開発」において,栗原市花山の特産品「ふさすぐり」の振興を図る上で最もネックとなる収穫時期の人手不足を,都市住民等から応援してもらうことで解決できないかを検討する目的で開催しました。
 
 参加者20名を乗せたツアーバスは朝8時半にJR仙台駅東口を出発し,10時に花山のふさすぐり栽培ほ場に到着。当日は気温が高く大変暑い日となりましたが,園主に収穫方法を教わりながら,はさみを手に約1時間にわたって真っ赤に熟した果実を収穫していただきました。その後は花山コミュニティセンターに移動して調製・計量・パック詰めを手伝っていただきました。

 昼食は「湖畔のみせ旬彩」で,花山や栗原の食材をふんだんに使った弁当をいただきました。ふさすぐりのペーストを牛乳や炭酸で割った飲料の体験も好評でした。

 また,午後は再び花山コミュニティセンターに移動してこんにゃく作りの体験も行いました。出来上がった手作りこんにゃくはふさすぐりのたれ(ジャム)をつけて試食。これも大変好評で,その場でジャムを購入していく人もいました。

 参加者は3か所のほ場で合計約27kgのふさすぐりを収穫しました。パック詰めの時間が足りず,「本当に生産者の役に立ったのか・・・」という感想を持たれた方もいましたが,ツアー内容について9割以上の方が「満足」または「ほぼ満足」というアンケート結果が得られました。

 高齢化・人手不足が進んだ中山間地農業の維持・活性化のためには,交流人口や移住・定住者など,外部の手を借りることも重要になってきます。来年度以降もこのような取組を検討していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-5795・6144


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登米地区農村生活研究グループ連絡協議会等の研修会開催

2018年07月06日 16時33分01秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

6月14日(木)に,登米市津山町で登米地区農村生活研究グループ連絡協議会グループ員研修及びアグリレディーズネットとめ移動研修会を開催,会員26名が参加しました。
 はじめに,農事組合法人フォレストウインド津山の代表理事尾張氏に会社概要を伺った後,ねぎ,露地ぎくの栽培現場を視察しました。ねぎの作期拡大や,人材育成などきくの販売など多くの質問が出されました。
 次に,柳津虚空蔵尊のお寺カフェ夢想庵に移動し,押し花小物の製作体験を行いました。押し花工房Mの佐々木先生の指導のもと,各自押し花を使ったコースター作りに取り組みました。はじめての体験で皆,真剣なまなざしで製作し,それぞれ自分の作品に満足していました。
 昼食をいただいた後,柳津虚空蔵尊の杉田氏より,ご本尊のお話,神社・お寺のお参りの仕方の他,「幸せになるために」物事の「考え方」や「とらえ方」を自らの体験談を交えてわかりやすく,また楽しくお話していただきました。参加者は,自分の日々の行動を振り返り,今後の生活に活かしていきたいとの感想が多く聞かれました。
 普及センターでは,女性農業者が農業や農村生活の改善につながる活動を今後も支援して参ります。

<連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター  地域農業班
 〒987-0511 
 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603 
  FAX:0220-22-7522


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ニホンザル・イノシシの被害対策研修会が開催されました

2018年07月02日 09時24分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 6月26日に七ヶ宿町活性化センターにおいて,仙南地方農作物被害防止対策協議会主催による「ニホンザル・イノシシの被害対策研修会」が開催され,仙南地域の農業者,関係機関等含めて50名の参加がありました。
 この研修会はニホンザルやイノシシによる農作物への被害軽減を目的に開催されたもので,合同会社東北野生動物保護管理センターの宇野壮春代表より,ニホンザル・イノシシの生態と被害対策及び正しく効果的な電気柵の設置と事故防止対策について講話いただきました。
  管内ではニホンザルやイノシシの被害が非常に深刻な問題となっていることから,効果的な被害対策への関心が高まっており,参加者は熱心に受講していました。
  普及センターでは,プロジェクト活動として「集落ぐるみによる鳥獣被害軽減対策の実践」にも取り組んでおり,今後も研修会等を通じて鳥獣被害防止のための技術習得を支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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栗原市瀬峰で「田んぼアート」の田植えが行われました

2018年06月22日 11時26分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

<集合写真>

 平成30年6月9日(土)に栗原市瀬峰泉谷の水田で「田んぼアート」の田植えが行われました。

 「田んぼアート」は地域の農業者などで構成される「瀬峰田んぼアート実行委員会」が主催しており,今年で11回目を迎えます。瀬峰地区では,上質な堆肥を使用して環境にやさしい栽培方法で育てた農産物を「エコ・せみね」のブランド名で販売しており,「田んぼアート」はその認知度向上と,食と農と地域を結ぶ絆を深め合うことを目的としています。

 今年の図柄は,東北楽天ゴールデンイーグルスのマスコットキャラクターの「クラッチ」でした。

 当日は晴天の下で小学生を含む約60人が,苗を倒れないように土に挿すこと,間隔を開けて植えることなどのアドバイスを受けながら,田んぼのぬかるみのなか,紫稲や黄稲を元気に植えていました。田植え後には,皆で田んぼを眺めながら「エコ・せみね米」を使ったおにぎりや漬物,野菜スープ,お菓子などをおいしそうにほおばっていました。

 「田んぼアート」は,東北本線の田尻駅-瀬峰駅間の線路沿いにあり,電車の車内からも眺めることができます。7月中旬頃が見頃となるので,ぜひお越しください。

<田植えの様子>

<連絡先>宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    

TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-6144


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今年もたけのこの水煮加工が行なわれました

2018年06月21日 09時03分40秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

今年も,松島町の直売所「ねまわりの野菜畑たけのこ工房吉左衛門」でのたけのこの水煮加工が行なわれました。たけのこの発生が少なかった昨年は,150kg程度の販売に留まりましたが,今年は,1,000kgほどの製品が出来上がりました。朝掘りしたたけのこを午前中に釜に入れられるよう手早く作業し,鮮度にこだわった水煮には,風味と甘味があり,小分けした化粧袋の製品は直売所や町内ホテルで,大袋は学校給食用に販売されます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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道の駅かくだ出荷者協議会第1回定期総会が開催されました

2018年06月19日 09時17分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

来年4月にオープン予定の「道の駅かくだ」直売施設に出荷を希望する生産者で構成する「道の駅かくだ出荷者協議会(今年2月設立)」で第1回の定期総会が6月7日に開催されました。今年度の事業計画は主に、来年開設に向けて出荷量を確保するための農産物栽培や加工品販売に関する研修、市内のイベントを活用したPR活動、施設運営の準備などが盛り込まれ承認されました。普及センターでは協議会の事業活動が円滑に進み、オープンまでの準備が着実に行われるよう支援をしていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

総会の様子


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「2018大崎市鹿島台デリシャストマトまつり」今年も大盛況!

2018年06月15日 09時12分44秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  鹿島台地域特産のデリシャストマトのPR及び同地域の地域振興の活性化を目的に,「2018大崎市鹿島台デリシャストマトまつり」が,6月3日(日)に大崎市鹿島台『鎌田記念ホール』にて開催されました。
 昨年も講評だった「トマトもぎ取り体験」は今年も大人気で,オープニングセレモニーが始まる前から,参加希望者の受付ブースでは長蛇の列ができていました。また,メインイベントについては,昨年の早食い競争から糖度当て大会に変わり,大人から子供まで楽しむことができ,トマトの糖度による味の違いを知ることのできる内容ということで,非常に盛り上がりました。
 普及センターでは「トマト栽培講習会」の講師として,参加者の皆さんにおいしいトマトの栽培方法について講義をしました。30分を目安とした計2回の講義で1回目は30名,2回目は44名と多くの参加がありました。
 今後も普及センターでは鹿島台地域の農業生産と地域振興を支援していきます。

 

                      

 <トマト栽培の講義をする鈴木技師>          <大人気「トマトもぎ取り体験」の受付ブース>

 

 <問合せ先>

美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225
 


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【ふさすぐりプロジェクト】第1回アドバイザー派遣を行いました!

2018年06月14日 15時40分58秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

<ワークショップの様子>

  平成30年6月1日(金),今年度普及センタープロジェクト課題「中山間地域における小果樹類の加工品開発及び生産振興」の活動の一環として,花山コミュニティセンターにふさすぐりの栽培者,加工取組者及び関係機関の方々計9名を集めたワークショップを開催しました。この課題では,高齢化が進む中山間地の諸問題を解決するきっかけとして花山で古くから生産を振興していたふさすぐりに着目し,付加価値向上や交流人口活用により生産拡大を図り,地域の維持・活性化のモデルとすることを目指しています。

  今回,アドバイザーをアサーティブ&シーエス代表の桜井真理子先生にお願いし,「ふさすぐりの加工」と「花山のブランディング」について,意見を出し合いました。加工については,ふさすぐりの鮮やかな赤色やかわいらしさを生かした既存商品の事例を参考に,次回までに各自で商品構想をまとめてくることになりました。また,ブランディングについてはSWOT分析を行い,花山のふさすぐりの強みや弱み等について皆で再認識しました。その後は栽培ほ場に移動し,生育状況等を確認しました。

 桜井先生には,ふさすぐり加工品の開発や既存商品のブラッシュアップ,販路開拓等について継続してアドバイスをいただく予定で,普及センターでは,栽培者や加工取組者の個々の取組を支援していきます。

<ふさすぐりほ場の様子>

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    

TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-5795・6144


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「秋保環境保全米プロジェクト」田植え体験が行われました。

2018年06月04日 09時33分02秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年5月22日に仙台市秋保町の森安地区で,秋保環境保全米プロジェクトの田植え体験がおこなわれました。このプロジェクトは今年で10年目になり,田植え体験は9回目の開催となりました。今年は地元の生産者,田植え体験希望者,関係者合わせて総勢94名が集まりました。
 馬場小学校の4,5年生,秋保温泉旅館組合の皆さんが中心となって約5aの田んぼに手植えしました。皆さん裸足で田んぼに入り,足もとがおぼつかない様子でしたが,1時間ほどで無事に田植えを終えることができました。
 秋保の環境保全米は,地産地消の取り組みとして秋保温泉旅館・ホテルの朝食で提供されています。秋には今回植えた田んぼで稲刈り体験会も開催されます。今年もおいしいお米が獲れることを願っています。


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