はっちゃんの活動日誌 Blog

岐阜県中津川市議会議員、三浦八郎です。
市議会や議員活動のこぼれ話から、趣味の事まで綴っています。

●中津川市議会の会派制について

2010年12月28日 | 議員活動
 中津川市議会の議会運営は会派制をとっています。会派とは政策を中心とした同一理念を持つ議員により構成し、活動することとあります。多くの議員のなかで意見を会派としてまとめることにより議会運営をスムーズに進める合理的なシステムです。多くの地方自治体の議会では会派制を採っています。町村では少ないですが、県議会、市議会ではほとんどといえます。
しかし、本当に会派制がいいのか疑問に思うこともあります。議会改革特別委員会の検討項目にも入っていましたが、残念ながら時間的に取り組むことが出来ませんでした。
各議員が個性的で自立性があるのであれば会派、会則に縛られること自体が、市民から付託を受けた議員として、市民の立場に立った正しい選択が出来るのかと思うこともあります。新図書館建設問題、ミックス事業問題、小池公夫代読裁判・・・など・・全議員が会派で縛られることなく議員個人として正しい判断が出来たのでしょうか。
多くの地方議員は国会議員と違い党派や会派で選挙を戦い当選してきたわけではありません。選んだ市民は党派や会派ではなく私たち(市民)の想いを市政に反映してくれることを望んでいると思います。
 「議員は一体何をやっているのか、私が支持した議員の考えが表に出てこないではない」と議会への不信感が募ってきています。それは議論の過程が見えず、結論の『議案→採決』だけになっているからです。
 いま、ようやく議論の過程を市民に開示しようという気運が高まってきました。しかし会派制では、会派内の議論の過程が省略され、会派の結論による議論だけが見えてくる恐れがあります。議員の意見がどういう過程で集約されていくのかを含め開示されるには、会派のあり方も今後見直される必要があると思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●雪が積もりました | トップ | ●来年は卯(うさぎ)年です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

議員活動」カテゴリの最新記事