三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

保育料算定ミス 議会に説明予定なし

2018年03月30日 | 三木市政

この度の保育料算定ミスについて、

29日(本会議閉会日)に議長の計らいで当局に説明を求め、議員総会が開催されました。

西本部長始め担当課長からの報告があり、長時間にわたり各議員から質問がされました。

 

まず、始めに西本部長から議会への報告が遅れた事に対する謝罪、

個別の対応については丁寧に進めていきたい。等、謝罪からはじまりました。

 

各議員からは、組織的な問題であり、確りと改める方策を検討する必要があり、

この度の対応については、真摯に対応しているとは言い難い。

 

企業なら、一軒一軒説明に回るのが普通だと思うが、

そこまでの対応がされないのは上から目線でしかない表れである。

 

等の意見がありました。

 

また、議会への説明責任について問うと、9月の問題発覚時には説明を行っているが、

この度は記者発表資料を議員のポストに投函して済んだと考えており、説明する予定は無かった。

と西本部長から説明がありました。

 

非常に大きな問題になっているにも関わらず役所の認識不足と

危機管理能力の欠如について強く反省を促しました。

 

現実には、郵送及び配布される前に、教育委員会定例会で報告され議論はされていますが、

郵送される前に議会への説明を行う予定もなく、思い当たらなかったと言うことです。

議会軽視も甚だしいものです。

 

市民や議会ではなく、お役所目線での対応(上から目線)しか出来ない組織の瑕疵はあまりにも大きいと考えます。

 

そもそものミスについて、

①     26年の役所の指示ミスで委託会社に指示が伝わっていなかった。

②     指示は口頭で行っており、指示書や協議書等の類のものでは行っていない。

尚、299月のミス発覚時以降、委託会社への指示は口頭で行っています。


現在の社会情勢から考えると、書面による指示が妥当と考えますが、

昨年9月の問題発覚時にも行われなかった事になります。

今後、改善をするように求めました。


また、これからの市民への説明責任については、

ご理解頂きやすいように資料を作成し、

連絡や説明会の開催を行えるように進めるというものです。

 

市民対応に対して関係職員だけでは満足いく対応が出来ない(人員的に)と考えることから、

システムの入替え作業開始時平成26年当時の課長始め関係者も動員し、

市民に接するように要望しましたが、

人員の確保も難しい為、現状で対応するというものです。

 

人材がいないのは理解しますが、

リスクマネジメントが組織として行われていないことに

危機感を感じると共に更に注視していきたいと考えます。


この度の議員総会では、教育委員会の市民意識の欠如が垣間見られ愕然としました。

今後、体制の改善を図るように議会としてもジャッジしていきたいと思います。


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