三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

ひこまる 様

2008年02月13日 | Weblog
返事が遅くなり申し訳ありません。

播磨社会復帰促進センターへ研修でいき始めに興味を持ったのが
知的や精神に障害をもつ受刑者が収容されているということで、
どのようにして、厚生へ導いているのか質問しました。

この施設は、構造改革特区を活用しPFI方式を採用し官民協働の刑務所として
運営されている新しい形の刑務所でした。

その中の、収容対象者は一般の男性受刑者と(7項目に渡り制限されています。)
特化ユニット(知的や精神に障害者で規定の5項目に該当する者で、且つ社会適応の為の訓練を必要とする者)ということでした。

対象は、あくまでも犯罪を犯した者ということで知的障害者と精神障害者は区別されそれぞれに専門の職員が付き厚生させると言うプログラムでした。

両者が交流しながらの厚生等はやはり施設の趣旨からは違った印象を受けました。
(私が交流等について質問しましたので。)
当初、私もひこまる様の考えと同じように思ったのですが、あくまでも犯罪を犯し
厚生しつつある方々の受け入れ施設となると運営の趣旨からかなり違った趣旨になってしまいますし、必ず混乱をきたすと思います。

そして、それに見合うだけの高度なノウハウが必要になり施設の充実も行わなければいけないようになると考えます。

社会情勢の流れの中そのような方々を救済するところが必要であることは考えられますが、三障害総合施設がその役割を担う可能性については、趣旨が違う為、不可能だと考えます。

やはり、間にはもうワンステップ・ツウステップの救済の為の機関が必要かと思いますが。

後の、三木市としての取り組みとして各種機関との連携を行いつつ犯罪被害者支援を行っていくのはいいことだと思いますし、ご提案のひょうご被害者支援センターとの連携も視野に入れてもいいと思います。

しかし、私もHPでしか拝見していませんので、又、機会を作って現場に行って活動内容などを聞いてきたいと思います。
ひょうご被害者支援センターについては、その時に思いを述べたいと思います。

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1 コメント

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更生とは! (ひこまる)
2008-02-15 23:56:47
返事ありがとうございます。前々から気になっていた施設でしたので、大西さんが見学に行かれたことを知り、早速質問させていただいた次第です。

播磨社会復帰施設については、以前、個人的に見学を申し込んだのですが、単に見学したいという理由では駄目ということで断られました。という状況なもので、施設内について機会があればぜひ伺ってみたいと思っていました。

あつかましいお願いは重々承知で、もう少しだけ教えていただきたいのですが。

文章中『更生しつつある方々の受け入れ施設・・』と表現されていますが、私は刑務所を出れば更生したという思いがあるのですが、見学をされてどのような感想をお持ちですか?

更生といえば、刑務所を出所後に行く施設として、更生保護施設もありますが、確か最大6ヶ月までしか利用できなかったと思います。

大西さんの、刑務所を出所後いきなり地域という選択肢だけでなく、その間を繋ぐ機関の充実が必要になってくるという意見には全く同感です。

ところで、社会復帰促進センターでは、“再犯率”の話は出なかったでしょうか。

社会復帰した人のうち、就職できなかった人の再犯率が高いと聞いたことがあります。
国でも『刑務所出所者等総合的就労支援対策』という取り組みがされているようです。

障害をもたない方々は、就労できれば、ある程度生活にメドがつくのかもしれません。
しかし障害者が地域で暮らすには、就労支援とともに生活支援が重要になってくると思います。

障害者の生活支援をどの機関が担うのか?
更生保護施設等が充実していない現状では、やはり市が関与することになるのではと想像いたします。(三木市であれば“あんしん生活コーディネーター”の方が担当窓口になるのでしょうか)

いずれにしても、さまざまな機関の連携が必要になってくると思いますが、犯罪歴という個人情報をどう取り扱うのかという問題も気になるところです。

出所した方を三木市で積極的に受け入れて欲しいと思っているわけではありません。
ただ、社会復帰してきた人たちの再犯率を減らす取り組みは、見方を変えれば、防犯に対する取り組みでもあり、安心安全なまちづくりを考えるうえでも、大切ではないかと思っています。

一方、犯罪被害者支援としては『犯罪被害者等基本計画』ができるなど、犯罪被害者のための取り組みが活発になってきています。

岡山県では県内の市町村担当課長・担当者、各警察署担当者が出席して「岡山県市町村犯罪被害者等施策担当課長会議」が行われたようです。兵庫県については調べていませんが、市町村を含めたなんらかの取り組みはされているのでしょうね。

さて、ひょうご被害者支援センターについて機会を設けて見学に行っていただけるとのことで、大変うれしく思います。活動について、ひとりでも多くの方に知っていただけたら有難いです。

見学をされ、感想が掲載されるのを楽しみにしております。

ひこまる
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