goo blog サービス終了のお知らせ 

三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

トンボと、最後の別れ

2017年08月15日 | 日記

お盆で、亡くなった家族の事を思い出す時。

私が22歳、74歳で祖父が他界しました。

自宅で行われた、四十九日の最後の日に親族が集う中、

部屋を見上げてみると、大きなトンボがゆっくりと

我々を見ながら最後の別れを言うように円を描くように飛んでいました。

なんとなく、お爺さんがトンボに乗っかって我々に最後の別れを言って

いるような、そんな時を過ごした貴重な時間でした。

 

お爺さんは、足が不自由で片足には、ひざ下に義足を付けて過ごすこともありましたが、最後には、自由に飛び回ることが出来たんだと。

ふと、思い出す時があります。


次男が亡くなった19年前の夏、

四十九日の最後の日を自宅で行った時、祖父の時と同じように

大きなトンボがゆっくりと、部屋中を円を描くように飛び、名残を惜しむように長男や我々夫婦に別れを告げて、縁側から出て行ってしまいました。


産まれてから、NICUから外に出ることが出来ませんでしたが、「トンボに乗っかって自由に動き回れるね。」って心の中で呟いたのを思い出します。


その日の深夜、日が代わってから、仏教では最後の別れをする儀式として、人型に切った餅の一部を後ろ向きに母屋の屋根を越すように放り投げます。

その時、一瞬辺りが真っ白に輝いたように感じました。


亡くなった息子との最後の別れの時だったのかも知れません。


その時、家内と二人で同じことを感じていました。

 




最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
精霊流し (こっちのきよし)
2017-08-16 11:25:37
昨夜、仕事でですが精霊流しのお手伝いをさせていただきました。
夕暮れとともに、三々五々地域の皆様が仏様をお見送りに会場に集まります。
小さなお子様から、お年寄りまでお線香を焚いてご先祖様に手を合わせられます。おそらくお子様は意味もわからず、親の見よう見まねでされているんでしょうが、それでいいと思います。
こんな美しい風習がずっと続いていくよう手を合わせさせていただきました。
大西さん、三木はやっぱりいい街ですね。
返信する
RE:精霊流し (大西ひでき)
2017-08-18 00:57:35
コメント有難う御座います。

仰る通りだと思います。
其々の歴史や思いがどれだけ詰まっているか
でしょうね。

私は、普通の環境で育ててもらった親や環境に感謝すると共に、愛着のある町が好きです。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。