日曜日、『おーいお茶』の懸賞で『團菊祭五月大歌舞伎』へ行って来ました。
席を決める抽選があるので、開演は11時ですが、朝9時に家を出て有楽町へ。
マリオンを抜けるともう宝くじ売り場に並んでいる人の行列が出来ていましたが、
さすがにこの時間は数寄屋橋の交差点も空いていて、気持ち良いです。
歌舞伎座へ着くと「こんなに沢山の人が入れるのか?」と思いましたが、広いんですね。
行列に並んで抽選。
が引くと1階16列(前が通路、左手にすぐ花道)という
な席でした。
2等席ですが、なんとお一人12,000円。
旦那さん、グッジョブ
入場すると、左右にお出迎えの振袖姿の女性が並んでいて
『いらっしゃいませ~♪』と優雅にお出迎え。
やっぱり、着物って良いです。
1階から3階まで探索しましたが、3階席はかなり傾斜がきつくてちょっと怖い感じでした。
でも、自分で来るとなるとこの辺りが精一杯だろうな~。
1階にはお土産売り場も充実していて、ついつい買いたくなる雰囲気。
1階桟敷席は多分本当のご招待客と思われる、渋い着物姿の奥様や島田の芸妓さん。
優雅です。
11時から始まった一幕目は『泥棒と若殿』という人情物。
若殿役は近藤サトさんで有名な三津五郎、人の良い泥棒 伝九郎役は松緑さん。
単純な筋立てなのに、最後の別れの場面でついホロリ。
これが終わって30分の幕間に『幕の内弁当』と『おーいお茶』を頂くことに。
一つ一つが丁寧なお味で、お腹いっぱい。
二幕目は有名な『勧進帳』で、歌舞伎の醍醐味を感じました。
緞帳が一幕目と変わっているのも、贅沢な雰囲気。
武蔵坊弁慶役が團十郎、関守の富樫役が菊五郎という贅沢な舞台。
山伏問答、四天王と富樫主従との押し合い、弁慶・富樫の動きなど、
観客席からの視線を計算し尽くした動きがお見事。
終わると20分の休憩。
地下の食堂で抹茶とお茶菓子が振舞われました。
慌てて戻ると三幕目『夜話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)』
有名なお富さんと与三郎のお話。
お富さん役を菊之助、与三郎役を海老蔵、和泉屋多左衛門を左團次と
これも豪華な配役。
菊之助が色っぽくてびっくり。
女なのにガサツな自分を反省。
場面転換の時に海老蔵が目の前の通路を通っていくと、白粉の残り香が・・・
15分の休憩にお土産を買いに。
四幕目『女伊達』が終ると、もう4時。
女伊達 木崎のお駒役は御大 中村芝翫(なかむら しかん)。
年齢を感じさせないパワフルで華のある踊り。
若手のトンボも綺麗に決まって、最後に『なりこまや』の文字が書かれた番傘を開いて、
華やかに終わりました。
歌舞伎鑑賞って本当に一日仕事ですが、終わってみるとあっという間。
TVで観るものとは迫力が全く違いました。
照明も舞台の運びもさすが伝統を感じました。
日常と切り離された空間がそこにあって、又行きたいな~。
伊藤園様からのお土産はこんな感じ。
とってもステキな時間を満喫。
伊藤園様