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クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

小川山 2010/05/16 Sun

2010-06-14 07:41:40 | ChapⅧBigRock2010
***** 注意 *****
このブログは前・後編でお送りします。前編は、本日のブログ、後編は、BigRock 2010/05/19 Wed になっています。必ず、セットでお読みください。
***** 注意 *****

小川山はいいけど、どこ行く?そう言えば、ママと話していた時、「ポケットマントル(5.10d)は?」と言われた事を思い出す。そのとき私は、「いやだよ。あのルート怖いもん。」と答えた。過去に1・2度、このルートには触ったこと(←多分、TR。)があるはずだが・・・、怖くて難しいイメージしかない(-"-) まっ、逃げ回っていても仕方がないから登ってみるか。
と言う事で、ポケットマントル(5.10d)を目指す。こちらの方に来るのは、一昨年、母を骨折させて以来か?母もすっかり元気になり、今となっては、あの骨折も笑い話だ。久しぶりに歩くと、結構遠い。
ポケットマントル(5.10d)に到着、で、アップは?トポによると、きびたき(5.10c)の方に気になるカンテ(5.10a)オフサイド(11b/c)と2本のボルトルートがある。支度をして壁沿いを歩く。あった!けど、これ10a?壁を見上げる。ん~(-"-) 限りなく自然に帰っているルートで、よくわからない。きくが「まっ、登ってみるよ。」と支度を始める傍らで「トポの絵と違うんだよね。」と林ダ君がブツブツ。きくが、登り始めようとした時、「あっ!」、ん?「ホラ、あそこにリングボルトが!」。どこどこ?じっと目を凝らすと、苔の中に錆びたリングを発見!これは11b/cか!トポと壁を見比べると、ばっちり絵が一致した。10aは2段に分かれていて下部が5.9、上部が10a。9のパートは苔生しており、10aのラインは木が生い茂っている。だけど11b/cでアップは・・・。そもそもトポにアップに最適と記載がある発熱の街角(5.10b)はどこに行ってしまったのか?(←これ大切!) 数字を信じて、気になるカンテ(5.10a)をきくが登り始めるが・・・、大苦戦!ビレイしていると、砂とか、葉っぱとか色々なものが降ってくる。「きく、真ん中の木が丈夫そうなら、切っちゃえば?」とビレイヤー(←私)が先に音を上げる。「切る!」きくはあっさり挫ける。続いてTRで林ダ君が登るが、バタバタの挙句、テンションまで掛ける。私もTR、ん~、5.9でこのホールドは酷すぎる。明らかに、登り方が違うと思われ・・・。でも、よくわからないのだから仕方がない。無理矢理登っていると、「力尽くだな(^-^)」と2人の声。力尽くの何が悪いのよ\(゜□゜)/
ポケットマントル(5.10d)に戻る途中、「あっ!」、発熱の街角(5.10b)らしきラインを発見する。これまた見事に苔の中・・・(-"-) ルートを見上げるが・・・、何もわからないほど苔だらけ。多分、あそこから水が出るんだろうなぁ(゜-゜) って事だけはわかった。
さて、ポケットマントル(5.10d)!きくは「初めてだと思う。」らしい。スクールで来た事ない?それはともかく、きくはルートを見上げ、弱気。ズルする気満々で登り始める。どのラインをどんな風に登るのか?私にも全く記憶はない。3ピン目にクイックドローを掛けたきくは微妙な体勢。そのままきくの手がソウンスリングの上でとまる。・・・、数秒経過、「掴んでるの?」「まだ、掴んでない!」、あっ、そう(゜-゜) きくは何とか持ち直し、ロープをクリップして登り始めた。上部はスーパーランナウト。トポには「NPは使わない人も多い」と記載されている、がきくは何も持たずに登っていったので、当然、そのまま突っ込む。大丈夫か?と心配していると「着いた!」と、きくの声。OSだ!ふぅぅん、なんだかちょっと、拍子抜け。もっと、ドキドキのルートかと思っていたのに。林ダ君はTR、きくがヌンチャクを掴むかどうか悩んだ辺りでテンションが入る。あれこれ探って、そこは突破。終了点下部用に、林ダ君はNP持参、セットの練習をして降りてくる。私もTR、2ピン目にクリップできる棚に立ち・・・(-_-;) まぁね、TRだから登るけど、私、リードじゃこのボルト位置は無理だから(-_-;) あれこれMOVEを試して遊ぶ。と、私にとってはパーフェクトなMOVEを見つける。ちなみに、それはポケットを The 観音開き!その私を、下の2人は「やっぱり、力技だよ!」と罵る。上部は、林ダ君のカムチェック!ん~、仮にテンションが入ったとしても、外れないとは思うよ。
ここでランチ。きく、午後、どうするの?一応、奥にあるブータン(5.10d)けものみち(5.10b/c)を薦めてみる。チェックに出掛けたきくは、渋い顔で帰ってくる。難しいっぽいらしい。
午後、林ダ君から。ポケットマントル(5.10d)をもう1回TR、アレコレ探って、少しMOVEが洗練されてきた。私は、どうしよう?以前なら、こんな風にMOVEが固まったルートは絶対にリードした。・・・(-"-) リードするか(-"-) 2ピン目にロープを掛けた後、ボルトの左ラインを登る。ここが多分、核心。この振られて落ちるボルト位置は私にとっては最悪、大嫌い(≧◇≦) が、思いの外、あっさりと突破して、RP。なんだか、ちょっと拍子抜け。少しは上手くなったと言うことか?
きくが、ポケットマントル(5.10d)をTRで冷やかす。林ダ君はこのあと2便出してRP。私はプラプラしていただけか?
ともかく、ママから出されている課題を1本やっつけた良い一日だった(はずなのだが・・・)。

今日の林ダ君、気になるカンテ(5.10a)の下部をTR。ポケットマントル(5.10d)をTR2回、リード×1、2回目でRP。
今日のきく、気になるカンテ(5.10a)の下部をOS。ポケットマントル(5.10d)をOS&TRで冷やかし。

***** 注意 *****
このブログは前・後編でお送りします。前編は、本日のブログ、後編は、BigRock 2010/05/19 Wed になっています。必ず、セットでお読みください。
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BigRock 2010/05/12 Wed

2010-05-12 23:59:59 | ChapⅧBigRock2010
BigRock、混んでるし・・・(-_-;) 今日は、おやつを買っていったので、まずは、ママに週末の小川山報告をしながら食べる。「でね、(風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の)4P目の取り付きに着いた時には、もう、きくも林ダ君もヤル気ゼロって感じだったの・・・。」「・・・(-"-)、で登ったの?」「(きくが)取り付きはした。」「で、登れたの?」「ズルしてね。」「・・・(-"-)」、でもね、ママ、きくにしては、がんばったと思うよ。あとね、いく、思ったの・・・。やっぱり、マルチPは確実に1撃していけるグレード、今の私達だったら、MAXグレードが10aくらいじゃないとダメだね。スピードが出なくて、時間ばっかり掛っちゃう。風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)は、知っているルートだから何とかなったけど、もし初見のルートだったら1P目敗退だったかも・・・。

アップはボルダー50手。元気に登ると、結構、余裕!と思いきや、49手で落ちる_(.・)/ ドテッ! 全く、この課題は意地が(49手目が?)悪い。
スラブ壁で2往復、適当に登った。1回目に10cだったか10dだったか登ったら落ちた。確認はしなかったけど、あのルートの意地悪さ具合から想像するに、多分、Tシエさんのルートだろう。
後は、ずっとボルダーのママ課題。ママのそもそもの設定通り、手足で登ろうとすると、3手目の両手マッチが出来ない。足自由なら大丈夫なんだけど・・・(-_-;) きくに、手足の時と、足自由の時の何が違うのか見てもらう。腰の高さ、壁から体が離れている・・・、だから、どうした?きくも、試しに登ってくれたりするが、どうしても解決しない。
そうこうしていると、遺失物捜索にIサキさんがやってきた。しばらく、おしゃべりをする。
そして、まだまだ、ママ課題。んと、つまり、私が弱いのだと思う。手足バージョンと、足自由バージョンで登って、きくに、腕とか背中とか、いったいどこの力を使っているのかチェックしてもらう。筋トレしてやる!と、あれこれ試行錯誤をしていると、純一さん登場!純一さんを引っ張ってきて、見てもらう。課題を説明すると、「悪いな、誰の設定だ?」「あっ子!」「・・・(-_-;)、やってみろ!」、うん(゜-゜)(。_。)。手足で登って、落ちるが、いつもよりはマシだ。純一さんを座らせるだけで効果があるのか?そして、足自由で登って、手足なら落ちる箇所を止める。「何が違うの?」「そりゃ、足が低い方が、(アンダーホールドの保持には)力が入るだろ!」、そう言うものなの?アンダーホールドって、足をドンドンあげていく方が効くんじゃないの?適正な足の高さがあるんだ。初めて知ったよ(゜-゜) 「じゃ、この足でやってみろ!」と、出来ない足の少し下の足を指定される。その足なら、なんとか、手が止まる。「じゃ、足をこういう風に置いてみろ!」と、手足で設定されている足用のホールドで、足の置き方を指定される。と、出来た\(◎o◎)/ ママがこの課題を作ってくれてから1ヶ月くらいか?全く出来る気配がなかったMOVEが初めて出来た!って言うか、「純一さん、もしかして天才?純一さんって、『行けぇ!』しか言わないのかと思っていたよ!」「俺はきちんと理論に基づいた上で『行けぇ!』って言ってるんだ!」、絶対に、嘘だ(-_-;) 周りにいた、sskさんやMジマさんを捕まえて、登ってもらう。Mジマさんが「悪いね。」と、純一さんと話している。「(いくが)登りたい課題があって、練習用の課題なんだ。」「何を登りたいの?」「○○○(←秘密だから書かない!)。」、そうそう、って、何で純一さんまで知っているのよ_| ̄|○ ママに口止めしたのに(TOT) まぁ、ママに知られたからには当然の帰結か?でも、まぁ、いいや。純一さんが、「これやってみろ!」と、1手だけ課題を作ってくれる。私は出来ない。sskさんは出来る。きくも出来る、・・・(; ;)。どうして、私だけ出来ないのよ(`з´) 何度かやると、最後には出来た(^O^) 純一さんと、「で、どこの筋肉を使うの?」と話をする。純一さんは「この辺りかな?」と、上腕の内側、肘に近い当たりを示す。「背中じゃないの?」「背中まで使えるようになるには・・・。」、わかった。みなまで言うな!道は遠く険しいって事だね(-_-;) じゃあ、まずは、上腕からでいいや。「(ダンベルの)カールかな?」「カールか・・・。動きとしては引く動きだからな。」「じゃあ、チューブ(トレーニング)だね。」「そっちの方が近いかもな。」、わかった。家で地味に引っ張るよ(^O^) 純一!今に見てろよ!(←さんざん、アドバイスをしてもらっても、悪態だけはついておく!)
帰り支度をしながら、純一さんにじゃれつく。「この前ね、風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)を登ったの。目の前に岩があったんだけど・・・。上の方に大きい木の根っこが這ってる岩、あそこルートあるの?」「あそこは無い。」「あの岩、駄目なの?」「駄目、2段か3段に分かれていて、ぼろくて・・・、それに小さい。」「チェック済みなんだ。」「見えている範囲の岩は一通り見ているに決まってるだろ!」、まっ、言われてみたら、当然ですな(-_-;)
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小川山 2010/05/09 Sun

2010-05-09 23:59:59 | ChapⅧBigRock2010
どこ行く?昨日のBigRockでボロボロになった私は、希望なし。だけど、自主性のない林ダ君ときくに行き先を決められる訳もなく・・・(-"-) GWに小川山に来ることが出来なかった林ダ君の足慣らしに、スラブ状岩壁に出かけることにする。

アップはかわいい女(5.8)、林ダ君、私、きくの順に再登。いやぁ、心が和む良いルートだ(^O^) もう一丁、次はオーウェンのために祈りを(5.10b)の派生ルート(グレードは5.9くらいか?)を、林ダ君、私、きくの順に登る。みんな再登だと思うが、もしかすると、わざわざRPをしてはいないかも(゜-゜) ともかく、この日はみんな登った。
で、お昼!早っ!どうしてだ?朝から、テントを片付けたりしていたからか?よくわからないが、とにかくお昼を食べる。
午後、どうする?今日、スラブ状岩壁に来るにあたって、私からきく、林ダ君へのお勧めルートは風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の4P目なのだが・・・、2人はマルチP嫌い(というか、高い所が嫌い)。なんとなく、私に唆されてスラブ状岩壁には来てみたものの・・・、って雰囲気を醸し出している。が、他に登りたいルートもない。きくが、覚悟を決めて、登る気になったようだ。
風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の1P目、きくがリード。この10cは、フェイスの処理もクラックの処理もマジで?と言いたくなるようなラインだ。事前情報として、きくにその事は伝えてある。案の定、きくはフェイスの処理でまずはまる。そして、クラックラインでも・・・、まっ、なんと言うか、10cだ!と思って登ると衝撃的な難しさだよね(-"-) きくは、一部、ズルして抜ける。林ダ君が真ん中、私が最後で登る。
私が風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の1P目の終了点に辿り着くと、もはややる気なんてどこにもないって風の、きくがいた。2P目、「10aだし林ダ君行く?」と、声を掛けるが、「システムに自信がないから。」と、林ダ君も登る気なし。これはまずい!ここで敗退されたら元も子もない。背負ってきた荷物をきくに渡して、私がリードする。休憩なんてしていたら、敗退されそうなので、すぐに出発!10aだし・・・、離陸できない_| ̄|○ なんだこれ!私は、このルートを以前、Kマさん&Iサキさんと登ったことがある。その3人だと、当然、私はミソッカス!あの時、ここは、2人が引っ張り上げてくれたんだな(゜-゜) いや、しみじみしている場合じゃない。よく考えたら分かるかも(゜-゜) とルートをしばし眺めるが、今日の目的は4P目、大体、ここで私がグズグズしたら、きくと林ダ君の敗退!パワーに負けてしまう。ここは潔くズルして抜ける。後は簡単。林ダ君、きくと登ってくる。林ダ君にロープのまとめが綺麗だ!と褒められる。ママ仕込みだからね(^O^)
風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の3P目、当然、2人は登らないので私がリード。さすがにここは登れる。Kマさん&Iサキさんと登ったときも、このPは私がリードさせてもらった。林ダ君、きくと引っ張り上げる。2P目、3P目はとても短い。余ったロープ(我がパーティは全員60mロープ)を引き上げるのがとっても疲れる。
さて、目的の場所に着いた。風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の4P目、ここはきくに行ってもらいたい。ずぅぅぅっと以前、ママにこのルートの最後のフェイスは綺麗な壁だと教えられ、憧れていた。Kマさん&Iサキさんと登った時、ママが言ったとおり、綺麗なフェイスだと思った。私は引っ張り上げてもらっただけだけど、それでも、おもしろいなと、いつか登りたいなと思った。今の私はこのルートを登れるだろうか?正直、何便か出せばRPはできると思う。でも、今日、1回で登れるか?と問われたら多分NO。まだ、私にはこのルートをサクッっと登れる力はない。が、きくなら・・・、と思う。でも、きくは、高い所、足下が不安定な場所が大嫌い。このルートが地面にあればともかく・・・、きくはこのテラスにいる事もイヤなはずだ。きくに無理矢理登らせるつもりはない。きくがその気にならないなら、今日はここまでで降りようと思う。みんなでテラスでボーっと。もう、無理かな?と思った頃、「もう、ちょっと待って、登るから。」ときくが口にした。ヒョェェェェ、ビックリだ\(◎o◎)/ 絶対に敗退しようと言うと思ったのに。
きくが風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の4P目、1ピン目2ピン目と進んだきくはそこで止まる。しばらくウロウロして、テンション_(.・)/ ドテッ! まっ、そんなものだ。そして、そこから先が長かった(-_-;) 3ピン目はランナウトしているにもかかわらず、その間は難しい。右に左に散々彷徨ったきくは遂に降参(する時は、私の方を向いて、ニコッととっても可愛く笑うのですぐに分かる)、男回収になるか、突破できるか分からないけど代わりましょうか!と、私も覚悟を決める。が、きくは粘る。きくはズルを駆使して、3ピン目にクリップをした。その先はどうにか抜ける。まっ、頑張りました(^O^) きくに「安定してるでしょ、林ダ君、そこであげてよ!」と声を掛けるが、「イヤだ、TRにして降りる!」と、降りてきた。余程、高いところがイヤらしい。TRで、林ダ君が登るが、ボロボロ。こちらも、もうちょっと登れるでしょう!って感じ。さて、私の番なのだが・・・、太陽は山の陰に隠れてしまった。時間は気になるが、ここまで登ってくる事は、当分、ないだろうと思い、登る事にする。2ピン目から3ピン目を見上げる、確かに、怖いランナウトだ。周りを見回すと、右に左にきくのチョークの名残があちこちにある。きく、がんばったんだね(^O^) 私は一度、テンションが入ったがトップアウト。さぁ、もう、すっかり寒く、暗くなった。降りるよ!

今日の林ダ君、かわいい女(5.8)オーウェンのために祈りを(5.10b)の派生ルートを再登。風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)をフォロー。
今日のきく、かわいい女(5.8)オーウェンのために祈りを(5.10b)の派生ルートを再登。風と共に去りぬ(4P)(5.10c、5.10a、5.9、5.11a/b)の1・4ピッチ目をリード、2・3ピッチ目をフォロー。
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小川山 2010/05/05 Wed

2010-05-08 23:59:59 | ChapⅧBigRock2010
今日は朝からお片付け。結構、時間がかかって、遅い出発になる。時間がかかっているのは、実は食事?自炊生活の最後の朝は、残った食材一掃料理を作るので、時間もかかるし、量も多い。かつ、メニューがとってもバラバラになる。そんな事はどうでもいいか。
今日もめげずに1峰へ。絶対に、力 The 大岩(5.12c)のトラバースで、右手をマッチしてやる!と、パノラマコースを歩いていると、ん?救急車?・・・(-_-;) 1峰に到着し、ザックをおろして一息ついていると、ヘリの音。・・・(-_-;) 私は、まず第一にとても利己的な人間だ。利己的な人間が、こう言う時に、何を考えるかは適当に想像してください。だからと言って、何も他に感じないと言うわけでもない。今朝はもう、駐車場がガラガラだった。朝から、顔をあわせた知っているクライマーの面々が脳裏をよぎりもする。私の知っている人の為にやって来たヘリでなければよいと思う。ヘリの音に視線を向ける。事故があったのは、どこだろう?と、ヘリには、『Dr.』と書いてあるような(゜-゜) もしかして、TVドラマではやりの、ドクターヘリってやつ?ひょぇぇぇぇぇぇ\(◎o◎)/ ヘリは一度だけあたりを旋回して、村の方に戻っていった。そのヘリを追いかけるように救急車の音!ヘリが、人を収容できる場所に移動するのかな?と想像する。そして、ここが一番の問題、きくと私のやる気はすっかり萎えてしまった。
きくは、疲れとドクターヘリにすっかり、やられてしまったようだ。「今日は、もういいよ。」と、ムーランルージュ(5.11c)を放棄。私が満足するまで、付き合うよモードだ。アップはヤッホー元気(5.10b)、きくが再登、私はTR。
私はせっかく来たのだから!と、力 The 大岩(5.12c)にチョッカイを出す。ヘリの音がどうこうではなく、・・・(-_-;) 手、痛ぁぁぁぁぁぁい(≧◇≦) 手のひらに、目に見える傷があるわけじゃない。でも、手のひらの全体が痛くて、ガバを持つのもイヤ!手のひらの皮が減っているのか、視認できないような小さな傷がいっぱいなのか?トラバースの1手目に寄せる右手は、とまらないけどいい感じにデット気味にMOVEを起こせるようにはなった。でも、今日はもういいよ。きくも冷やかす。きくも、昨日は両手をマッチ出来たのに、今日はダメ。2人とも、もう、ちっとも力が出ない。きくが、「自分にとって、難しいルートに取り付いていると、何日も上り続けることは出来ないね。」と笑う。確かに、レストを挟んで3日登って・・・、あっさりとRPできるルートを登っている日と比べると、疲れ方が全然違う。体中が筋肉痛でとても痛いし・・・(゜-゜) 充実した3日間だったって事かな?今日は、もう、ここは止めにして、楽しく登って帰ろうか?そうだ、スグ下にある(はずの)純情岩に行って登ろうよ(^O^)
純情岩に引越し。まずは、ご飯を食べる。食後、トポを片手にルートをチェック。すると、トポに無いボルトを発見する。んと(゜-゜) 2本ほど、新しいルートがあるみたいだ。左側のルートは、簡単そうだね。見えている範囲は、5.9くらい?「これ、登ってみようかな?」ときくが、トライする。途中まで、「5.9は無いかも(゜-゜)」と言いながら登っていたきくの動きが止まる。「悪いんだけど・・・(-_-;)」、またぁ(^O^) 下から見ていると、どうみても簡単。「ホールドが、悪い・・・(-_-;)」、あっ、純一さんガバ(←大きければなんでもガバ)か!でも、大げさなんじゃない?きくは、結構必死に登って・・・、「終了点がない・・・(-_-;)」、えっと、どこかで右側のルートに合流かな?よくわからない。下から確認できるのは、トポにあるハルマゲドン(5.10c)の終了点、「10cに逃げれば?」「それも、かなり怖いのだけど・・・・・・(-_-;)」、がんばってね(^O^) きくのがんばりによってTRがセットされた。私はTRで遊ぶ。確かに、途中から、極端に悪い。と言うか、良く訳が分からなくなる。私達って、岩からラインを見出す目がないのかもね。
そのまま、ハルマゲドン(5.10c)をTR、きくから。これまた、「悪い・・・(-_-;)」らしい。トポを良く見てみると・・・、ボルトのラインと、ラインを示す破線がずれている。これって、誤植なのだろうか?それとも、ボルトのラインより右を登っていけ!って事なのか?確かに、右の方がガタガタはしている。きくはしばらく戦っていたが、「もう、イイや!」と右のガタガタラインに逃げる。それでも、それなりに悪いようだ。私もTR、私が動きを止めると「悪いだろ!」と、きくがニヤニヤしている。確かに悪い。なんだか、よく分からないルートだなぁ(゜-゜)
TRを純情太平のかかってきなさい(5.10b/c)に架け替える。きくから、TRで登る。これはとても分かりやすい。岩の端をずっとレイバックで・・・、が、疲れ果てているきくには、とてもキツイらしい。終了点直下で落ちる。私もTR、下部のレイバックでイヤになる。確かに、きつい。そして終了点直下、マジですか?終了点へ乗り越すホールドが・・・(-_-;) 気合と意地で頑張る(≧◇≦)
ちょっと、早いけど、帰ろうか?「俺はもう満足だよ(^-^)」ときくが笑う。いくも、満足(^O^) じゃ、帰ろう!
山荘で、「救急車、来ていましたね。クライマー?」と聞いてみる。「えぇ、岩登りの人が滑落して、パトカーが2台も来て・・・」、分からん/(-_-)\ クライマーがアプローチで滑落したのか?きくに話すと、「グランドじゃない?だって、クライマーの事故があると、ニュースでは滑落って言うよ。」と言う。・・・/(-_-)\ 日本語って難しい。

今日のきく、力 The 大岩(5.12c)を1ピン目プリクリで、1ピン目まで。ハルマゲドン(5.10c)の右のラインをOS?敗退?ハルマゲドン(5.10c)の、純情太平のかかってきなさい(5.10b/c)をTR。
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BigRock 2010/05/08 Sat

2010-05-08 23:59:59 | ChapⅧBigRock2010
4月29日、先日BigRockへ連れて行った会社の男の子からメールがあった。「大きいホールドが掴めないです!」らしい。ちなみにこのメール、BigRockからの帰り道にチェックした。内容を話すと「スローパーでしょ!そんなに簡単にもたれてたまるか!」と、きくはニヤリと言い放った。
で、本日、BigRockでスローパー講習!だが、きくはお仕事、林ダ君も都合が付かない(←が、林ダ君にスローパー講習が出来るのか?と言う根本的な問題はある。)。と言うことで、講師は私?私だってスローパーなんて持てる気がしないんですけど/(-_-)\ イヤ、ちょっと待て!とは言っても、彼はまだ、クライミングを始めて1ヶ月ちょっと。メールをもらった日、少し彼と電話で話した。「スローパー?」「スローパーって言うほどのホールドでもないかも・・・。」、彼が思い悩む程度のホールドなら、まだ、何とかなるだろ!
ルート館より本館(ボルダー館)の方が、スローパーホールドはいっぱい壁に付いているだろう!と、ルート館設立以来、初めて、BigRock本館に足を踏み入れる。少しレイアウトは変わっているけど、あぁぁぁBigRockだぁ!と思う。ここで、私は、色々な時間を過ごした。と、感傷に浸っている場合ではない。スローパーね。
「壁の傾斜は?」「これです。」って、垂壁じゃん!ナァイス!さすがに、何とかなるだろう。アップで赤■、青■(←ここまで彼も一撃)、黄■(←これは2撃だったか?)、これは、ヤバい?私、緑って登れるのだろうか?多分、登れると思うけど・・・(-_-;) 緑■を登ってみる。かなり必死で登る。なんとか登れる。彼はここで落ちる\(^O^)/ あっ、喜んじゃった(^^ゞ これで、なんとか、レクチャーは出来るってものだ。
さて、講習。登って見せる。後は、罵りつつ応援する。・・・、えっと、あと、指導って何をすればいいんだっけ(゜-゜) ん~/(-_-)\ そうだ!「ベニさん、あのね、カクカクジカジカ・・・。」と、ベニさんにお願いする。私ってば、天才!
ベニさんのアドバイスはとても的確、思わず私も「やっていい?」と登ってしまう。振り返り「出来てる?」と、確認すると「出来てるよ!」と言われるが、いつも通り、自分ではピンと来ない。そうか、そういう、体の動きになっているのか(゜-゜)
彼は、まだ、登れないけれど、同じ課題ばかりって言うのも詰らないので、あちこちの壁でつまみ食い。楽しい(^O^) 私は、BigRockの課題は、やっぱり、良い課題だと思う。
グルッと一周して、以前はTR壁があった壁に帰ってきた。今は、そこも、ボルダー壁になっている。ベニさんに、スローパーっぽいホールドが出てくる課題を教えてもらって登る。私は登れるが、彼はやっぱり登れない。んと(゜-゜) 「ガンバ!」「行け!」しか言わない私を見かねてか、ベニさんが、受付の中から、彼にアドバイスをくださる。ここでも先程と同じ、ベニさんのアドバイスを聞いていると、本当か?と自分で登って確認したくなる。登れるけど、自分がどう動いているのかわからないのも、先程と同じ。ベニさんに確認すると、やはり、出来ているようだ。そうなんだ(゜-゜)
彼を応援しながら、プラプラする。トミさんに、長物50手課題を薦められる。「今夜発で小川山に行くの。だから、登らない。」と言っているのに「これはね、レストしちゃダメなんだ。次々登ると面白いよ(^-^)」と・・・。トミさん、いくの話を聞いている?結局、登る。トミさんが、次々ホールドを教えてくれる。それを一生懸命追いかけたら、見事、41手目だったかで落ちる。「ダメだよ!これは張った腕で登る最後の10手を楽しむ課題なんだから(^-^)」と、笑われる。いくはね、設定者が狙った通りに落ちるのが得意なの(`ヘ´)
そうこうしていると、ウッチーさんが登場!「いく、課題を作ってやる!」、いやね、だから、「今夜発で・・・。」と一応訴えてみるが、完全無視?次々と、これまた、一撃は出来ないけど、2・3回目では登れる絶妙な課題が量産されていく。もう、イイや。明日の事は、明日考えよう。
気が付くと、彼は、以前はTR壁があった壁の課題を後一歩!ベニさんが「疲れていない状態で登れば、登れるよ(^-^)」って言ってくださるところまで、纏まっている。が、同時に、ヘロヘロでもある。私も気が付けばヘロヘロだが・・・(-_-;) 彼を壁から引き剥がし、ウッチーさんに預ける。気分を変えて微前傾の壁で、ウッチーさんが遊んでくれる。彼は・・・(-_-;) 本格的に疲れているようだ。じゃ、帰ろうか?
ベニさん、今日は、色々、ありがとうございましたm(_ _)m

ルート館に戻る。「登る?」と彼に聞いてみるが、「・・・(-_-;)」、そうか(゜-゜) じゃ、本当に、帰ろう!
今日、彼は、スローパーの持ち方を、何か、得る事が出来たのか?良く分からない。が、まぁ、焦らずしつこくやっていれば、その内、もてるよ(^O^) スローパーを持つコツは、諦めない事!
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