主人公 真奈は16歳。SNSで親友からバッシングを受け、誰ともつながりたくない と引きこもりになる。
心配している母から勧められて、春休みに 亡くなったパパの姉と祖母がいるハワイへ一人で行くことになる。
真奈「無人島・・・だったらすごくうれしいんだけど、実際はハワイ。でも島は島だ。オアフ島」
その滞在中、開放感あふれるハワイで次第に心が明るく広がっていく。
伯母の家へ。
ハウスツアー:アメリカでは誰かを招待するとまず家の中を案内される→楽しそう! とにかく広くて部屋数が多いので、アドベンチャーみたいでワクワクする。夜は冷えるのでリビングには暖炉があり、その前でお話→おしゃべりする、かたことの英語だけど。
ディナータイムは家族、友人が集い 賑やかなパーティーに。
料理は 生のサーモン、赤玉ねぎ、きゅうりとトマトの ロミロミサーモン。あとはマヒマヒ(シイラ)、ポイ(タロイモ)、ポケどんぶり(お刺身どんぶり的)。
ポットラックパーティで、招待した人も、された人も、それぞれが得意の一品料理を持ちよる。
伯母は日中は仕事に行くので、一日の大半は祖母と一緒することになる。
雨と陽射しがよけられる屋根だけがついたベランダは、ほとんど外にいるようで、花の香り、緑の香り、小鳥の声を風が運んでくる。
周りには赤、黄、白、オレンジ、ピンクと色々な色のハイビスカスが咲き乱れていて、ここは花の、そして色の楽園だ。ふさぎ込んでいたモノクロの真奈の心は、楽園の色にそまっていく。