minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Ultima Noche~Gracias, Argentina!!Nos vemos!!!

2014年12月20日 | ライブとミュージシャンたち
南米ツアー最後の夜は「Almagro Tango Club」へ。

このお店、利樹のタンゴの師匠でもあるPablo Mottaやバンドネオンのグレコ兄弟たちミュージシャンで経営を始めたタンゴクラブ。タンゴ学校でもある。騒音問題で残念ながら日曜で店をたたむことが決定した。

そしてPablo Mottaのお父様 Pepe Motta氏は有名なタンゴのピアニストで作曲家。お父様はラスベガスに在住で、こちらと行ったりきたりしているスーパーおじいちゃん。ラスベガスに戻る前日で、Pepeの曲ばかりをストリングスアレンジした、Pabloが指揮をするという豪華なコンサートを開催。

最後の夜にPabloのオーケストラが見れる!と喜んで行く事になったが、高野さんたちが「楽器持って行ったらどうかしら?もともとここで本当は演奏するはずだったのだし(政府から経営中止のお達しがでて2週間閉店していた)、明日は帰国なので、演奏できるかどうか、Pabloに聞いてみるわね。」

Masaの素晴らしい提案によって、荷造りを始めていたのだが、慌てて荷解き。洋服などを取り出す。本当に最後の最後まで何があるかわからない。

パブロのコンサートの前に演奏時間を20分ほどいただいた。Masaによれば、タンゴ界の重鎮やら、ニュースキャスター、著名人が沢山来ているらしい・・・汗。

大勢の観客の中、しかもタンゴの世界の重鎮たちの中でいきなりステージにあがって、Piazzollaを演奏する大胆無敵というか、恐れをしらない、というか・・・私はかなり緊張していたけれど、生音が気持ちよかったので、最後のコンサートということもあって、とても楽しく演奏させてもらった。



そのあとのPabloとPepeのコンサートも本当に素晴らしかった。この素敵なクラブが閉店になるのは本当に本当に哀しいことだ。



コンサート後に、沢山の人達から祝福を受けた。ラジオ局のアナウンサーやテレビの司会者、トロイロ(ピアソラの師匠)のお孫さん・・・。


トロイロ氏。


Pablo Motta氏と。


Pepe Motta氏と。


仕掛人MasaとPablo

トロイロ氏は「もし、トロイロの曲が演奏したくなったらいつでも譜面をあげるから言ってくれ!」などと嬉しい言葉。Pepe Motta氏の曲も良かったのでいつか演奏してみたいな・・・。

主催者のPabloも「スゴイね!アリガト~。アリガティッシモ~~!!」と熱い抱擁。日本に何度も来ているので日本語を沢山知っているのだw。

「あなたと本当は一緒に演奏したかった。」と私が告げると「もちろん、今度はこのオーケストラとTReSのアレンジを考えるからぜひ共演しようね。」


最後の日まで演奏できて、とても充実した楽しい南米ツアーだった。沢山の人達に心から御礼を申し上げます。ありがとう~!!こちらで頂いたパワーを日本にそのまま持って帰ります!! Nos Vemos!!!