minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ストリートの思い出

2006年05月17日 | 
 スターラップ新聞のNY物語でも書かせて頂きましたが、若かりし頃、NYでさんざんやりましたよ、ストリート。当時日本ではストリートなんて禁止されていて、今のような無法地帯ではなかったし、NYでもパーミット(許可証)が必要とされていましたが。さすがに初めて音を出すまではめっちゃくちゃ恥ずかしくって緊張感もあって・・・。今思えばとっても良い思い出です。

 昨日、読売に写真が出てたようですが、NYの地下鉄で荒稼ぎしていた時もNY読売が取材に来て・・・日本の読売に載ったときの写真がこれ。確か、コロンバスサークルのA列車の前だったので「A列車で行こう」なんかも演奏してあげて、みんな大喜びだったっけ。ホームレスが稼いだお金を全部入れてくれたり、50ドル入れてくれるおじさんがいたり、ソニークリスが通りかかって声かけてくれたり。やっぱりジャズって出会いなんだな、ってつくづく思ったもんです。

 日本でも最近はとっても多くなりましたが、まだまだストリートに対する反応が今イチですよね。お金を入れてあげる、っていう行為自体が恥ずかしいと思っているのでしょうけど、真っ先にいいな、って思ったらお金入れる外国人たちを見習っていきたいです。声をかけられるのもとってもミュージシャンにとって励みになります。ああ、もっと若かったら池袋の街角でじゃんじゃんストリートやってみたいなあ・・・。新宿歌舞伎町はお仕事だったのです、ちなみに。