つくば実験植物園の絶滅危惧植物展で撮影しました。説明によれば、沖縄島、久米島、与那国島、台湾に分布するシソ科の多年草です。現在は与那国島では十数箇所の自生地が確認され、沖縄島と久米島では数カ所が確認されているだけだとのこと。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。薄紫色の小さな舌を伸ばしたような花が印象的です。写真は5月23日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展で紹介されていました。奄美大島固有の種で、山地の林縁や道端に生育するトウダイグサ科の多年草です。説明によれば、今では奄美大島に二つの集団しか知られていないとても貴重な植物で、絶滅危惧Ⅱ類(CR)に指定して保護されています。草丈は40cmくらいで写真のようにとても変わった色形をした花です。この花には花弁も萼もなく、総苞と呼ばれる葉が変形したもので盃状に囲まれています。中央に雌花がありその外側に雄花が数個付いています。学名に日本の植物を多く発見したシーボルトの名前の一部が使われている植物でもあります。