つくば植物園の熱帯資源温室で咲いていました。とても良い香りがしていました。説明によれば、インド・マレーシア等東南アジアに分布し「Artabotrys hexapetalus」、バンレイシ科オウソウカ属の蔓性常緑樹です。葉腋に鷹の爪のような突起があることから、別名を「鷹爪花(オウソウカ)」と言われるそうです。写真はまだ緑色が強いですが、徐々に黄緑のように色が変化するようです。7月15日に撮影しました。
つくば植物園のバラ園で白色の美しい花を見せてくれていました。説明によれば、2000年に米国で作出されたフロリバンダローズ(FL)で、丸弁八重平咲きの四季咲きバラだそうです。ここで、「フロリバンダ系統の誕生」について詳しく記述されていましたので紹介します。日本原産の「ノイバラ」と矮性「ロサ・キネンシス」を交配して、房咲きの多花性で小輪の品種が開発され、これらを「ポリアンサ系統」と呼びます。その後、デンマークの育種家ポールセンによって、「ポリアンサ系統」と「ハイブリッドティー系統」の品種を交配させて、中輪房咲きで四季咲きの多花性の特徴を持つ品種を作出することに成功しました。それが1924年に作出された「エリマ・ポールセン」、「カーステン・ポールセン」の2品種で、「フロリバンダ系統」の誕生とされます。「フロリ(花)」「バンダ(束)」の通り、多花性で花束などとしても愛好されるバラだそうです。写真は7月15日に撮影しました。