夏の夜の怪談に良く出てくる柳の樹は、枝垂れ柳と相場が決まっているように思いますが、春先には写真のような花が咲いています。花自体は小さいですが、棒状の花序で、以外と良く見えて、反り上がって虫を呼んでいるように見えます。この花が終わる頃には緑の葉が美しくなり、そよ風に揺れる様子は風情があります。近くの大学の池のほとりで大木になっており、真夏には日陰を求める学生の待ち合わせの場所にもなっています。写真は3月27日に撮影しました。
河原ではネコヤナギが芽を吹くころですが、つくば植物園の中には各種の柳も植栽されています。珍しいヤナギがありましたので、紹介します。写真のようにネコヤナギとは大分違った雰囲気を持っています。説明板によれば、「Salix futura × Salix japonica」、ヤナギ科と記されていました。オオキツネヤナギとシバヤナギの交配種だそうです。柳にも各種あることが分かりました。写真は3月27日に撮影しました。
