実務上の点で、昔から疑問に思っていることがある。
主債務者と連帯保証人との両方に対して貸金請求訴訟(金銭請求であれば何でもいいのだが)を提起するような場合の請求の趣旨の記載の仕方として、
「被告らは原告に対し、各自金○○円(及び…)を支払え。」
というもがある。
ここでいう「各自」とはどういう意味か。
「各自」の意味を国語的に言えば、「それぞれ」、「めいめい」あるいは「一人一人」といった意味で用いられる。
ところが、我々弁護士は、請求の趣旨で「各自」と書くと、これは「連帯して」と同義語だと教えられる。つまり、(不真性)連帯債務、あるいは連帯保証債務の請求のことだというのである。最近の実務では、「各自」とは書かず、文字通り「連帯して」と書く場合も多いようである。
主債務者と連帯保証人との両方に対して貸金請求訴訟(金銭請求であれば何でもいいのだが)を提起するような場合の請求の趣旨の記載の仕方として、
「被告らは原告に対し、各自金○○円(及び…)を支払え。」
というもがある。
ここでいう「各自」とはどういう意味か。
「各自」の意味を国語的に言えば、「それぞれ」、「めいめい」あるいは「一人一人」といった意味で用いられる。
ところが、我々弁護士は、請求の趣旨で「各自」と書くと、これは「連帯して」と同義語だと教えられる。つまり、(不真性)連帯債務、あるいは連帯保証債務の請求のことだというのである。最近の実務では、「各自」とは書かず、文字通り「連帯して」と書く場合も多いようである。