新聞、テレビ無し、ネットもしばらくご無沙汰だったんで、政局に疎い夢

小沢さんから、鍵の付いた馬鹿でかい駒形の板数枚がいきなり送り届けられて
きて、そんなの背広の下から半分はみ出させて党内をうろうろしていたら、菅
さんほか、ほか、ぎょっとした顔つきで、あんたも声がかかったんかーという
ことで、何かもう小沢派ということにされてしまった。それで小沢さんのパー
ティに出席したけれど、大将よっぽど嬉しいことでもあったのか、ぴょんぴょ
こ、くるくる飛び跳ね回って、水滸伝の活劇でも見ている感じ、怪我しなけれ
ばいいけれど。広い和室の料亭でサーモン色の切り身のばかでかいのがあちこ
ちまな板の上に乗っているけれど、パパイヤのようだ。たて切りにしたのかな
あ。食べたいんだけれど取り皿回ってこないし、ちょこちょこしょうもない物
を突っついていたら、手にしていた醤油のビニル袋からぽとぽと畳に汁が落ち
るので、ティッシュやらハンカチやら包装紙なんぞで拭うけれど筋をつくって、
お隣さんの足元に流れていくので注意をうながしつつ、残りの醤油をお碗に移
し替えた。お隣さん、実は昔の会社のいい感じの同僚なんだけれど、その醤油、
次でも使うんで残しておいた方がいいと、繰り返し真顔で言ってくれるけれど
もううんざりさ。いばりくさったのがやってきて、醤油やら食べ残しの滓のつ
いた畳を、まわりの配膳に当たるにもかまわずぐりぐりと足で拭ってなんじゃ
これはとえらい剣幕、なんだよと睨みつけたら、私の顔見てちょっと相手が悪
いという感じですっと引っ込んでいった。ろくなものにもありつけず、ものす
ごっく腹が立ってるんだ。そのうち殺傷沙汰でも起こすだろうな。小沢さん、
それでも用心棒で使ってくれるかなあ。

「立つ鳥跡を濁さず」の夢

呼び出し電話のアナウンス、私宛ではないような気はするけれど、０１２０か
ら始まる番号で聞き覚えがあるような、というより夢だからつらつらっと数字
が目の前に並んで見覚えがあるような、という感じなんで取り合えず出てみよ
うと思う、というのは数日前に一度取り損なってすぐ折り返し電話したんだけ
れど、この電話はただいま大変混雑しております、そのままお待ち頂くかもう
一度かけ直して下さいという録音があって、そのままお待ち頂いてもね、この
録音が繰り返されるばかりで結局は切るはめになるという、まあロールプレイ
ングゲームで、はい、いいえの選択がありながら、はいを選ばなければ堂々巡
りというか、まったく関係ないか、でのその取りそこなった電話は多分、電話
回線工事の打ち合わせで、まずくすればインターネットも、当ブログの更新も
ままならないという超リアルな事情もあるので、取り合えず電話口に出たけれ
ど、Ａさんあての電話であてがはずれ、水の入ったままの何とかをごみに出さ
ないで欲しいとか何やかや、ごみの分別に関する苦情らしい。寮の名簿が出て
きたんで調べるとＡさんはずいぶん古くからの住民らしいけれど面識ないなあ、
でも取次ぎがてら今までお世話になりましたと挨拶しておこうっと。

夢の中のレストラン、ああ、夢屋じゃないです

食堂に入る。注文の仕方がよくわかんない、ちょっと変わったパイらしき物が
あるんだけれど。厨房にいる娘さん二人
「あら、ブログ書いている人よー」
なんて話している。周りに丸聞こえ。いつかまあ、こんな日が来るのは覚悟し
ていたのでいたって冷静。チンボーというのが良かったそうだ。よく覚えてい
ないけれど、ちょっと物語性のある記事だったような、もうあんなの書けない
よな、と思いつつ注文書に適当にチェック入れてたら、この店を選んだ動機と
か、住所、職業なんぞ書く欄まであって、後ろに控えている人にも悪いんでそ
こんとこ白紙にして、受付のおばちゃんに泣きつくけど、書類、２枚じゃなく、
もう一枚必要なようだ。私の後ろに並んでいた厳（いか）つい感じのおっさん
が、教え見せる風にして書類をおばさんに差出し、注文したものを受け取って
いく。材料費みたいな欄まで全て数字が書き込んであって、うへえ、そんなの
知らないよ。遅い昼飯だったけれど、結局食いっぱぐれた。しくしく。

夢でもＺＵＭＢＡの指図はご勘弁願いたい

「あ、いけない、帽子取ってくる」
会場に入るなり彼女がいきなりＵターンする。近くいたご婦人がにんまりと頷
く。おいおい今から戻って間に合うかよ、荷物（多分楽器入り）ぐらい、俺預
かってあげたのに。主賓の私たちの為に椅子が２つ準備されている。一人だけ
座っているのも間が悪いので、奥というか、中庭に続いているのか、人込みで
賑わっている方へ移動する。先ほどの椅子のあたりで、白髪頭に禿げあがった
恰幅のいい爺さんが、赤ワインを片手にだれかれに話しかけている。今回のホ
ストというか、監督というか、パトロンというのかね、帽子フェチらしい。ワ
インは飲みたいけれど酒での失敗はままあるので、ここはしばらく我慢する。
ときおりしゃれた帽子のご婦人が入ってくると、会場がわっと盛り上がる。時
間が気になる。ひときわ大きなどよめきがあって、帽子というか、顔から上が
お花畑って感じのが入場、あーあ、彼女やってくれるじゃないと近づくと、私
たちの椅子の後ろの席にどっかと腰を下ろし、顔や頭の花を木挟みで、パチン、
パチンと刈り始める。彼女じゃなかった、というか
「あ－ら、彼女まだ来てないの」
なんて言ってる。
「皆さーん、この会場には３名の方がフリーパスで入場されました」
なんてアナウンスあり。解説すると、帽子の出来栄えが素晴らしい方が３人い
たってこと。多分、彼女もカウントされていると思うけれど何処にいるんだろ。
いきなり部屋が暗くなり、私の前にどーんと棺桶状の水槽が置かれる。彼女は
その中に閉じ込められているはずだ。蓋の仕掛けを上手に操作し取り除けて彼
女を助け出さなければいけない。実はこれの実写シーンを、マイビデオで見な
がら
「ここんとこ、代役してもらったからやり方よう解らんのだわ」
と彼女に笑ってたんだけれど、くそ。水練池の表面に薄く氷が張ったような感
じで、不用意に花辺りに触るとビビッと電気が流れて気色悪い。ここは役者に
戻って、一歩間違えば爆発するという緊張感を顔に漂わせ、脂汗なんぞを拭っ
て我ながら臭い芝居だとは思うんだけれど、たっぷり時間をかけてね、皆さん
それを見るのが楽しみってことだから、でも、どこを触ってもビビッばっかり
でうんざりだよーと思ったら、水槽の中に閉じ込められているはずの彼女が、
ダイビングスーツにすっぽり身を包んだ格好で私のまん前に陣取り、はいこっ
ち、はいそっちと指図している。

野菜の駒で将棋をさす夢

お土産に買ってきた野菜を使って職場の同僚と将棋を指す。大根の葉っぱとか
何かとかさばるけれど仕方が無い。敵対するミカンの房同士があちこちで隣り
合っているけれど、どれも房が私から見て下向きになっているので、どちらの
駒か分からん。
「それ、おかしくねえ」
なんていって、お互い自分の房を右向きに並べ替えることにする。取りあえず
自分の房で横の房をとると、相手も同じように指す。ポンキッキみたいのを横
にして置いるけれど、やはり相手の駒と区別する為に右端を割って、小文字の
ｉを右に倒した形にしている。相手の駒はこちら側から見ると左倒しのｉに見
えるからいいんだけれど、連なるとモールス信号みたいになってわけ分からな
い。相手が私の陣地深くでポンキッキで私のポンキッキを取り込み、駒を裏返
す。裏返してもやはりポンキッキなんだけれど、そんな事より取りあえずそい
つを取ってしまわなければやばい状態なんだよね。
「これで取る。これ何だったっけ。取れるよね」
キャベツの玉、実は王将でした。
「うへー、初王手を先にされちゃったよー」
みんな萎れて野菜汁がいっぱい出たので中断、まあ、私の負けだね。
「普通の駒もあるから、それで指す」
聞いてみたものの、お互いうんざりしている。青臭い臭いがたまらん。料理に
使いたくないなあ。手付かずの韮（にら）の束があるからそれ使お。

夢の中、戦争が始まる

コンクリートの路端で丸裸で寝てる。アパートの布団に寝っころがった時のそ
のままの格好だよ。おしっこに起きようとしたら、夜空に黒い三角形の飛行体
が浮かんでいる。赤や黄の筋がいっぱいお腹にくっついている。ミサイルない
し戦闘機のはずだ。ぞっとする。私の気配を察知したかのように飛行体がすっ
と近づいて大きく見える。光の筋もまた増えた。狙い撃ちされたら逃げようが
ないよ。前方上部の黒い瞼が開いて無表情な瞳が私を見ているのか、いないの
か、そのまま前進移動する。どれだけの人が気付いているのだろう、これから
都会は火の海になる。

夢とはいえ、クビは困る

「そういえば、あれどうなっているの」
どうもこうも、手つけてないし、くだらないというより、確かにくだらないん
だけれど、どう手をつけていいのか、見当つかない。すまんです。ほかにたい
した仕事をしているわけではなく、まあ、なんとなくいさせていただければい
いんですが、そうもいかないようで、呼びつけられたのか、たまたまいあわせ
たのか、うちの営業というか人事なんかが、はあもっともです、なんてふうに、
あいづちなんかうってて、もともと試験採用なので、まにあわなきゃ即刻クビ
なんだけれど、いまそれ困るんだよねー。ちょっと写真とらせてくださーいな
んて、女の子がやってきて、その営業兼人事のひとと、もひとりの女性といっ
しょに三人、職場の紹介写真かなんかとられることになったけれど、まんなか
後ろのわたしが、がーと縮んでかくれる感じ。それじゃあ写らないよなんて営
業兼人事がふりむいたときには、わたしの顔なんてまっくろくろすけの梅干大
の大きさで、もう泣き顔よ。

で、目が覚めた。なぜだか、踊り終わって盆踊り会場を一人去るときの気持ち
に似てるんだよねー。

夢の超特急でアルゼンチンタンゴを踊る

アルゼンチンタンゴ列車である。中央の長い通路でタンゴを踊る。凄いでしょ。
斜め向かい前の座席でカップルが立ち話をしている。男の背は高く西洋人のよ
うである。
「踊っていただけませんか」
後ろから話しかける。男が振り返りけげんな顔をする。はあ、俺？って感じ。
あれ、何か変かな。ああっ、男同士になってしまうと気付いて、すっかりうろ
たえてしまう。
「いえ、お連れの方と。相手の男性にお断りしてから誘わなければいけません
ので」
そうそう、タンゴマナー、エチケットに書いてあったよ。冴えてるね、おいら。
お連れの若い女性は日本人で、レッスン仲間の色の白くてかわいい娘、自分の
心のお部屋ん中では、とびきり美人って扱い。でも後ろを振り返り見わたすと、
列車の中で踊っているカップルは１組もない。
「ちょっと、今のはなかったことにしますね。またの機会にお誘いします」
と引き下がる。流れている曲もタンゴっぽくない感じで、踊れる気がしない。
彼女もまだ初心者なんだ、ふふ。

三段締め魚を抱く夢

鯖か鰯かおびただしい魚の量である。私を含め男三人でそれらを床にきれいに
並べていく。床に大きな魚の形になるように敷き並べ、その上に一回り小さく
やはり魚の形になるように重ね並べ、その上にさらに魚の形に重ねる。一番上
の段は生魚ではなくて、揚げた魚を使っているけれど、うーん、それもありな
んでしょうねえ。三段全部並び重ねたら、抱きかかえてぎゅーっと抱きしめれ
ばいい。私たちはもうすぐ救われる。突然、一人が並べる作業を止め、魚を棚
の中に放り込み始める。お風呂場の更衣室のようで両脇の壁一面、棚になって
いる。抱きしめれば巨大な一匹の魚神に変じたはずなんだが。いつかまた誰か
が試みるだろう。残りの二人も黙って魚を棚に入れはじめる。外は雨のようだ。

計算もういいから、いいかげんに答え出してよーの夢

なんでこんな問題が解けないんだよと、痺れを切らしてとうとう怒り出す始末。
駄目だよそいつ、全部ぶっつけだもんと、相方が突っ立ったまま横から口を出
す。当たり前だよ、こんなとろい問題に予習の時間なんか割けるかよ。でも数
学でこんな若造に馬鹿にされるとはなあ、うう、立場が逆じゃない。読むのに
手間取るし、書くのにも手間取る。Ｘ、Ｙ、Ｚだっけ。ＤＯ文で添え字をつけ
て３回まわすんだっけ。ＤＯ　ＥＮＤか、ＥＮＤ　ＤＯだったっけ。ぐええ、
３つの数字掛ければ答えじゃん。まんまかよー。そういえば今日、飲み会ある
んだと先ほどの相方。お前さんは行けないんだよなあと、私の相手が正面から
覗き込む。ええ、せいぜい私をだしにして飲んできてくださいよ。ここで２人
の先生退場。

ねえ、○○社の数学シリーズの参考書買ったあ、あれ半端じゃない位分量ある
よねえと女の子。あれ、全部容量計算ばっかりよ。試験対策は容量問題一本に
絞りなさいってことかなあと別の女の子。中味スカスカでまとめちゃうとたい
した量にならないんだよなと口を挟む。でも英語シリーズもやさしいのの繰り
返しだけれど、あれはあれでいい。４月に入ったから始めようかなと思う。