【1605→1610】 ポートサリンの便利屋亭にて

「いやー、半さんから、新婚さんとこの後片付けを頼まれていたのを、すっか
り忘れておったわい。ナイスフォロー、いやサンキューでござる。手前は便利
屋本家、流し目の長という者でな、半さん、ここ引き払っちゃうので、便利屋
の仕事をそっくりお前さんに譲りたいと言ってるんだが、はあ、いやかね。そ
うかい、あっさり断られてしまったなあ。蔦爺の事は言いすぎだった、大人げ
ない、蔦爺だってたまには気晴らしで、竜斧を使う事だってあったろうさと伝
えて欲しいとの事だが、はあ、そんなことはどうでもいいって来なすったね。
半さんなら、カニフィスに商用で出かけなすったが、そのあたりの沼地で土佐
衛門が上がったって言うんで、心当たりがあるのかないのか、いやに落ち着か
ない様子で、袈裟持参ででかけたよ。おや、あんたももう行きなさるんで。竜
斧を受け取る気がないんなら、手ぶらで帰す訳にはいかないんでさあ。これ一
杯引っ掛けてから行きな。半さんが今までこつこつ稼いだ金を注ぎ込んでやっ
と手に入れた妙薬でさあ、如何わしいところなんぞこれっぽちもねえ。その間
にあっしの方はちょいと荷物の確認をさせて頂きまっさ。もともと、あっしの
持ち物だったんでね、あんたが後を継がなけりゃ、またあっしの所に戻ってく
るって按配で。おやっとね、助けてもらって文句を入れる筋合いじゃないし、
きちんと折りたたんで返さなくても構やぁしないけれど、股引きに引っかかっ
ている燃え残りの紙片は頂けないね。こういうもんはお客さんの所できちんと
始末を付けておかないとねえ。なんて、この場にいない半さんに愚痴っても始
まらないんで、ここで燃やしちゃいましょう。ちょいと拝見、目ひん剥いて怯
えることもないわさ、これはお友達リストといって、誰かさんの活動ログの尻
尾の尻尾のようでんな。ここにログがあるって事は、持ち主は消えちゃったわ
けね。いや死んだわけでは無いんで。死ねばまた生まれ変わって、次の行から
新しいログが始まるだけの話ですわ。２０人だか３０人だか、お友達をおっぽ
り出して、この世界から一抜けたってだけの話なんですよ。おや、一番始めに
エッジビルの仕置人ところの親父の名前がありますよ。というと、このお方も
年配かあ。いや一番始めというのは、ログでは一番最後の行になるんだが、そ
ういう理屈はさておいて、たまたま同じ名前ってこともあるわなあ。そういえ
ば親父さん、息子亡くしてエッジビルの店引き払った後は、別れたおかみさん
を頼って郷里に引っ越したってことだけれど、ほんにまあ、あの年になってお
気の毒なことで。へい、へい、確かに全部戻ってきておりやす。おお、速いこ
と、速いこと。妙薬が利いたんかいな、恐るべしペンギン走り。あれじゃあ、
死神でも追いつけねえよ、っつーか死神を追い抜く勢いだよ。おや、最後の最
後に一枚おまけがくっ付いているよ。学がなくちゃあ、この名前は読めないね。
　コウ・オナー
流し目流に読むとこうなるね。嫌われ者リストに一人だけ書き殴られてる様は
気の毒すぎて、本人に見せられないわな」


・・・親父さんの事は分かったよ。でもジュナって誰なんだよ。すっかり透け
透けになっちまって、もうにゃあにゃあとしか聞こえないんだよ。それじゃあ
猫男君と同じじゃないか。僕どうすればいいんだ。何でいつも肝心な事だけ教
えてくれないんだよ・・・

＊＊＊

デーモンハイムの地下洞窟、地下２３階を探訪（＜地下２６階）
　・難易度レベル６
　・中部屋
　・ガイドなし　

６８番目のクエストは、うっかり熟練者向きのに手を出してしまったんだけれ
ど、レベル１３０台の闘技場の暴君とのガチンコ勝負が目玉で、ストーリーは
きわめて単純。だからといって全部自力ですって自慢できない所が悲しいけど。
クエスト、熟練者向けとか、それ以上にクラス分けされていても、このように
ただ敵が強いだけっていうのもありそうだなあ。何とかなりそうなので、後回
しにすることもないな。

通常のクエストとは別に、隠れんぼうペンギン探しの様なサイドゲームがあっ
て、今まで見つけた分の得点を全部、敏捷性の経験値に注ぎ込んだら３ランク
も上がってしまった。チリも積もればという奴です。本文の方では、多少脚色
しています。

【Quest】
#68 Experienced_Quest Fight Arena(m) * Arène de combat(a)

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

56→57☆ Herblore(m)
44→47☆ Agility(m)
44→45☆ Construction(m)

1605→1610☆ Overall (2010.12.22)
88 Combat
115→117 Quest

【タグ】!1605　!1606　!1607　!1608　!1609　!1610

【1600→1605】 ジェフェリーの新居 （旧ジュリエット邸）

「おや、もう済んだのかい。さすがに日頃宝石細工しているだけあって手先が
器用だねえ。本当に親方ときたら、何もかもほっぽり出して次の仕事とかに出
かけちゃうんだから。それからそのまんま御用だろう。役人が今にもうちに踏
み込んできやしないかと、ひやひやだったよ。主人は当分狩場から戻らないし」
「本当に申し訳ございません」
「便利屋見習いもいいけどさあ、あの親方とはあまり付き合わない方がいいよ。
半年前のペンギン隊反乱事件にも関わっているという噂じゃないか。その頃か
ら役人に睨まれてるのさ。死の商人ってやつね。首謀者が資金を持ったまま直
前に行方不明、隠れ資産がありはしないかってさあ、こんな所に役人に踏み込
まれたら、わたしゃどう申し開きすればいいか」
「へえ、お金あったんですかい」
「そんなもんあるわけないじゃないか、馬鹿だねえ。もっと始末の負えない怪
文書の山があったのさ。聞いてないよね。この書斎の所の壁ぶち抜いたら出て
きたわけ。親方たまげちまって、二人でぜーんぶ暖炉に放り込んださ」
「怪文書っていいますと」
「わたしゃ読まないよ。読まなくても想像つくよ、そんなもんが民間人の家に
あったらどんな騒動に巻き込まれるかって事ぐらい。何そんなにきょろきょろ
してんのよ。あんた本当にあの半さんの所からの使いでしょうね。嘘だったら
承知しないよ」
「以前お邪魔していた頃とずいぶん様子が変わったなあと思いまして。ジュリ
エット邸の旦那様、どうしてここ手放したのかなあ」
「わたしの趣味が悪いとでも。でもこの屋敷に住むのがわたしの夢だったのさ。
子供の頃、この町に初めて連れてきてもらったとき、ほら、あのあたりでもの
すごく綺麗な踊り子のお姉さんを見かけたの。憧れたなあ。でもここの家の人
からはじゃけんにされたんだろうね、いつの間にか姿を消してしまったよ。辻
バンドは続いているよ。それでわたし皆んなを家に招待しようと思うのさ。そ
の為にちょっと二階を改築しようとしたんだけどさあ。この屋敷、本当に訳あ
り物件だったんだなあ」
「その綺麗な踊り子っていうのは、ひょっとしてジュナさんとか」
「あー、知らない。でもこの地方では親から名前を貰えなかった子供はジュナっ
て名前付けらることが多いときいているから、当たってるかも」
「どういうことなんで」
「死神から逃れる事のできた伝説の人の名前よ。それにランベリッジの地下の
涙滝の守女はジュナという名前じゃないと務まらないの。守女を続ける限り、
百年でも二百年でも生き続けられるけれど、一度地上に出た瞬間に死神に追い
かけられる目に合うのさ。でもそれを承知で出たくなるんだよね。いろんな人
の話を聞いているうちにさあ」
「今のジュナさん、涙滝の守番を止めたと伺ってます」
「ああ、ほら、南の方、ランブリッジあたりに涙雲が浮かんでいるだろう。風
が出てきたし、いつまで持つかなあ」
「あ、痛」
「雹だよ、雹。あらオパール。涙雲が運んできたのかい。これは縁起が良さそ
うだね」
「どうして縁起がいいんですかい」
「青色だからさ。ほら涙滝では、緑色の涙を避けて青い涙を集めるんだろう」
「甘い涙でも苦い涙でもどっちを集めてもいいって。でもみんな青だったよう
な気がしやす」
「それってさあ、贔屓じゃないの」
「贔屓じゃねえと思います。涙椀貸してくれなかったり、ひび割れたりしてた
もんで」
「その守番、けっこう、おちゃめだったんだねえ。このオパール、坊やへの餞
別かもねえ」
「たぶん、あっしには気付かないと思う。それに、あっしだって本当のジュナ
さんにあっても気付かないような気がするんで」
「なんじゃそれ」
「これ、奥様の肩に当たったのが跳ね返ったのでございます。だから奥様に届
けたかったんではないでしょうか」
「おやそうかい、遠慮しなくていいんだよ。でも修理代は出さないよ。親方と
はそれで話がついていることは伝わってるよね。道具は持ち帰っておくれよ」
「どうもご迷惑をおかけしまして」
「今夜あたり、涙雨のおこぼれにありつけるかなあ。青い雨ばかりだといいんだ
けれどねえ」

＊＊＊

デーモンハイムの地下洞窟、地１８階から地下２２階まで探訪（＜地下２６階）
　・難易度レベル６
　・中部屋
　・ガイドなし　

６７番目のクエストでは、ドワーフの派閥争いに巻き込まれ、たまたま「青色
オパール」派の肩を持つことになったので、本文に小道具として使いました。
　・the Purple Pewter * la Dinanderie violette
　・the Blue Opal * l'Opale bleue
　・the Yellow Fortune * la Fortune dorée
　・the Green Gemstone * la Gemme verte
　・the White Chisel * la Gradine blanche
　・the Silver Cog * la Roue d'argent
　・the Brown Engine * la Mécanique brune
　・the Red Axe * la Hache rouge

【Quest】
#67 Intermediate_The Giant Dwarf(m) * Le nain géant(a)

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

67→68☆ Firemaking
80→81☆☆ Crafting
54→55☆ Thieving(m)
50→51☆ Runecrafting
55→56☆ Dungeoneering

1600→1605☆ Overall (2010.12.20)
88 Combat
113→115 Quest

【タグ】!1600　!1601　!1602　!1603　!1604　!1605

Runescape 記事 覚え書き

2007/12-2008/06 【0032-0767】 K.Neの冒険
2009/01-06 【0767-1000】 K.Neの冒険
2009/04-06　[33-140] GZの冒険

2009/10 　【1000-1165】 （Ｋ）の冒険　（マッチナ事件）
2009/11 　【1165-1240】 干支之寅紋四郎の冒険　（どえりゃあくれえ冒険）
2009/12 　【1240-1355】 弟子　Runescape 用語集 Skill
2009/12 　【1355-1360】 （Ｋ）
2010/04-05 【1360-1420】 師匠と弟子 Dominion 用語集
2010/09-10 【1420-1485】 （Ｋ）の冒険
2010/10-12 【1485-1599】 （Ｋ）の冒険　（レオに変身）

【　】内はトータルレベル。４桁の数字の前に「!」を入力してブログ内検索
（半角文字入力）すれば、関連記事が読める。ただし「GZの冒険」は対象外

関連ゲーム
　Runescape
　End Sector
　ドラゴンクエスト

【タグ】!!

切りのよいところでちょっと整理 【1500→1600】

トータル１６００のマイルストンに達したのでまとめてみた。

資産は約７Ｍ（７,０００,０００）コインと前回より１Ｍ目減りしています
がかなりスキルアップにお金使っているので、仕方ないですね。今回はデー
モンハイムの地下洞窟に入り浸りで、ダンジョン術以外のスキルもほとんど
洞窟内で経験値稼ぎしています。万遍なく上がっていていい感じ。

タスクリスト（達成/総数　場所）の１行目
＜123/124 Lumbridge/Draynor
は、場所に関係なく入門タスクを全部ここに放り込んでいるので、チェック項
目が他より多くなっています。やり残しはたった１件だけれど、ルーン加工術
が関わっていて、ちょっとてこずっています。次回までにできるかな。

一般のクエストは、難易度中級の中から、時間をあまりかけずにすみそうな物
から順にやってるつもり。あんちょこ見まくりなので、そんなに感激はないで
すねえ。

無印:圏外 1→1
★: 1,999,999以内 6→5
☆: 999,999以内 17→18
☆☆: 99,999以内 2→2

62→66★ Attack * Attaque
62→66★ Defence * Défense
62→66　Strength * Force
66→69★ Constitution * Constitution
65→66★ Ranged * Combat à distance
46→48★ Prayer * Prières
74→76☆ Magic * Magie
74→77☆ Cooking * Cuisine
83→84☆ Woodcutting * Coupe de bois
92→93☆ Fletching(m) * Archerie(a)
65→70☆ Fishing * Pêche
66→67☆ Firemaking * Feu de camp
80→ ☆☆Crafting * Artisanat
75→77☆☆Smithing * Métallurgie
68→71☆ Mining * Exploitation minière
46→56☆ Herblore(m) * Herboristerie(a)
41★→44☆(rank up) Agility(m) * Agilité(a)
51→54☆ Thieving(m) * Larcin(a)
58→59☆ Slayer(m) * Pourfendeur(a)
52→58☆ Farming(m) * Agriculture(a)
47→50☆ Runecrafting * Création de runes
52→55☆ Hunter(m) * Trappeur(a)
41→44☆ Construction(m) * Construction(a)
40→49☆ Summoning(m) * Invocation (a)
32→55☆ Dungeoneering * Assaut de donjon

1500→1600☆ Total level * Niveau total (2010.10.18)
82→88　Combat level * Niveau de combat（ランキング付け無し）
103→113　Quest Points * Points de Quête（ランキング付け無し）

【Task List】 達成/総数　場所 (【Achievements】から進展したもの）
123/124 Lumbridge/Draynor
34/62　Varrock
20/44　Falador
18/40　Seers' Village
22/61　Ardougne
16/47　Karamja
6/39　Fremennik
239/417 Overall

【Quest】【1500→1600】
2010.10.24 #59 Intermediate_Tears of Guthix(m) * Les larmes de Guthix(a)
2010.10.27 #60 Intermediate_All Fired Up(m) * Tout feu tout flamme(a)
2010.10.30 #61 Intermediate_In Search of the Myreque(m) * Héros myrèfiques (a)
2010.10.30 #62 Intermediate_What lies below(m) * Apparences(a)
2010.11.02 #63 Intermediate_Animal Magnetism(m) * Magnétisme animal(a)
2010.12.10 #64 Intermediate_The Digsite(m) * À la recherche du temps passé(a)
2010.12.10 #65 Intermediate_Elemental Workshop II(m) * L'ateller élémentaire 2(a)
2010.12.15 #66 Intermediate_Big Chompy Bird Hunting(m) * Le cacalambri de la farce(a)

クエストの種類別の完了件数です。（前回まで(＋今回分)）
　・Novice (46)　　　　 ・Intermediate (9+8)
　・Experienced (2)　 　・Master(0)
　・Grandmaster(0)　　　 ・Special(1)

【関連記事】
2009.11.15 ＲＳ　切りのよいところでちょっと整理　【1000→1200】
2009.12.16 ＲＳ　切りのよいところでちょっと整理　【1200→1300】
2010.04.27 ＲＳ　切りのよいところでちょっと整理　【1300→1400】
2010.10.21 ＲＳ　切りのよいところでちょっと整理　【1400→1500】

【タグ】!!1500　!!1600

Salida 246→ 247

【1600】 ちょっとは区切りがついたかなあ （前記からの続き）

「僕、小父さんが思っている程いい子じゃないよ。爆薬だって作るし、毒薬で
人を殺そうとしたこともある。先に飼い犬に喰われちゃったけれどね」
「お願いだから無用心な事言わないでくれよ。巻きぞえは御免だよ」
「役人なんて怖くないよ。スキンヘッドの小父さんが死んだ件で、昨日早速取
り調べがあったんだ」
「そうかあ、男に戻るのが少し早すぎたかもなあ。でも気を許してはいけねえ、
相手は役人ばかりじゃないからな」
「…小父さん、殺し屋じゃないよね」
「何を言い出すんだよ、いきなり」
「どうしてあんな風だったの。僕の手を握り締めたまま、編み笠の奥から目だ
けぎらつかせて。皆、こうやって蛇に睨まれた蛙みたいになって殺されていく
のかなって思ったよ」
「そいつは脅かして済まなかった。じつは小父さんの右目は義眼で、光の加減
か何かで変に光ったりして人を驚かせてしまうんだな。ちょっと見てみるかい」
「あ、いいです。その眼帯、僕のせいでしょう。やっぱり怪我させちゃったん
だ。あの頃、マッチナの件でスキンヘッドの小父さんに脅されっぱなしで、僕
の神経相当参ってたんだよな」
「あの時は、お前さんの将来について思い巡らしていたのさ。赤斧衆を頼って
木こりになるもよし、それとも、わしよりはずーっとましな商人になるか。で
もなる程、坊主ってのもあるなあ。わしの袈裟、出番があまりないのでそっく
り譲ってやってもよいぞ」
「この竜斧、本当は小父さんが準備したんじゃないの。ジュナさんとこでは女
の僕がいろいろ迷惑かけちゃったし、そんな関係じゃないもん」
「そんな関係ってどんな関係かいな。わしは商人じゃ。一文の得にもならんこ
とはせんわい」
「ひょっとして蔦爺の形見の竜斧だったりして」
「またまた何を藪から棒に、それはありえねえ」
「なんだよ、いきなり頭ごなしに否定して。やっぱし小父さんが誂えたんだ」
「蔦爺はなあ、生涯を通して一番粗末な青銅の斧以外手にしなかったのさ。そ
んなことあ、誰でも知ってるぜ」
「そんなの嘘だよ、蔦爺が赤斧衆と互角に張り合って、バロックの城壁の蔦を
刈っている、その真隣に僕いたんだよ。みんな竜斧だったってば。本当だよ」
「一番粗末な斧で竜斧と互角に渡り合う、そこが、蔦爺のすごい所じゃねえか。
そんな事も知らねえで弟子面されちゃあ、蔦爺も浮かばれないよな。おうなん
だいきなり立ち上がって。涙なんか浮かべてどうしたんだ」
「哂ってるんだ。スキンヘッドの小父さんが僕を哂ってるんだ」
「おい、どこへ行くんだ、言いすぎだった謝るよ。竜斧はどうするんだよう」
「バロック。ジュリエット邸の書斎の隠し棚に大切な物があるんだ。奴らが嗅
ぎつける前にそれを取ってこなくちゃならない。思い出すの遅すぎ。スキンヘッ
ドの小父さん、間に合わなかったらごめんね。僕もう駄目かもしれない」

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

1600☆ Overall (2010.12.16)
88 Combat
113 Quest

【タグ】!1600

【1599→1600】 切り番なのに切りがつかねえぞー とりあえず女は止め

「いやー驚いた」
「僕が女やってたことですかあ。小父さんこそ便利屋なんてびっくりだよ、お
坊さんなら解るけれど」
「なーんでわしが坊さんなんじゃい」
「だって、最後にバロック城であった時、袈裟着てたじゃないですか」
「つまらん事を覚えているんだなあ。お前さんの事もだが、ジュナちゃんとあ
んな所で合えるとはなあ」
「ジュナちゃんって」
「涙滝の守番よ。なーんだ、名前も知らないんじゃあ、まだ物にしていないな。
女やってたからなあ、いや女のほうがかえって都合がいいかな、ほほ」
「小父さん、変な笑い方しないでよ」
「年上は嫌いか。踊り子の名手で、ここら一帯の辻芸人から引っ張りだこだっ
たよ。もう十年も前の話だがなあ」
「アルカリドで、コブラ使いの笛吹きを見かけるけれど」
「アルカリドの事はよく知らんが、ジュリエット邸のバラ園の前でよく踊って
たな。先日亡くなったバナッカの旦那がのぼせちまって。ジュリエット邸に取
り入って、息子の家庭教師だってんで書斎までつくってもらって、その実ジュ
ナちゃん目当てで通ったものよ。エッジビルに資材の納品に行くと留守番役の
親父がよくこぼしておった。仕置き商売なんてややこやしいのを始める前だっ
たんで、親父でも勤まったんだが」
「でも二人、お似合いのカップルかも」
「スキンヘッドがなあ。多毛がいいんだって。ほらジュナちゃん頭の先からつ
ま先まで無毛だろう」
「小父さん、顔赤い」
「でも今更、確かめようとしても手遅れじゃ。ジュナちゃん涙滝から出たよ」
「え、どうして」
「退屈なんだろうなあ。見知らぬ土地へ出かけて自分で物語を始めるのさ。
男になったお前さんを見ても調子狂うので会わずに行くんだって。それから、
これ」
「なんだよー、僕のこと女らしくないってさんざん馬鹿にしておいてー、あ、
重、あー、すげー竜斧だあ」
「廃物から見つけたんだってさ。ずいぶん使い込んであるだろう」
「でも１Ｍ出しても買えないよ、これ。本当に貰っていいの」
「使い始めはどこがいいかなあ。ここらあたりは魔法の木はないから物足りな
いよな」
「バロック城とか」
「なるほど城壁の蔦か。確か近くに櫟（イチイ）の木もあったよなあ。小父さ
んはこれからカニフィスまでイラクサを採りに行くので、途中まで一緒だな」
「あれ、渡り商人まだやってるの」
「当たり前だ、便利屋だけじゃ食っていけねえ。あんな危険な目にあうなら割
があわねえし」
「本当に御免なさい。でもイラクサだったらバロックにだって生えているよ」
「そいつは初耳だ」
「僕、ちょっとした小遣い稼ぎしたんだよ」
「どうせカニフィスから種が運ばれてきたんだろう。風土が違うし味が落ちる
んじゃねえか。バロックは都会だし、除草剤なんかの薬物が混じりこんだら危
険だわなあ」
「ふーん、商売難しいんだね。でも小父さんから教えてもらった市場の転売の
お陰で７Ｍ稼いだんだよ」
「お前さんならできると思ってたよ」
「本当は２０Ｍ位稼げたはずなんだ。でもしばらく女をやってたせいで、女っ
て馬鹿でさあ、無駄遣いばかりして。もう絶対女なんてやらないよ」
「おいおい、そんな事言ってると、涙滝本当に干上がっちまうぜ」

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

65→66★ Ranged　

1599→1600☆ Overall (2010.12.16)
88 Combat
113 Quest

【タグ】!1599　!1600

【1595→1599】 クエストの説明まで、手がまわらない

「あー、部屋ずいぶん片付いている。涙椀の数も何か減ってるみたいだし、こ
こ寂れていくのかなあ」
「流量、何とか維持しているわよ。そんな事より、レオちゃんが置いて行った
捨て矢自動回収装置(#63)のおかげで大変な目にあったんだから」
「なんでー、あれ便利よ」
「しょうもないガラクタが勝手に集まっちゃって、みっともないんで便利屋さ
んに回収を頼んだんだけれど、作業中にいきなり暴発。矢尻とかボルトとか部
屋中飛び散って、生きた心地しなかったんだから」
「えー、怪我無かった」
「ほら、ここ見て、レオちゃんから頂いた夢捕獲ヘッドギア(#65)、コメカミの
所にまだ矢尻がささってるでしょ」
「おっ、この矢尻、狼の牙だよね(#66)、金属以外でも回収するんだ」
「便利屋さんも無事だったけれど、危険物取り扱い法違反容疑で役人に連れて
いかれたわよ」
「あー、ごめん、ひょってしてそれあたいの置き忘れた爆薬(#64)のせいかも」
「なんでそんな危険な物、持ち歩いているのよ」
「涙滝の滝口爆破したら、少しは流れが良くなるかなあと思って」
「そんな事したら、絞め殺しちゃうからね」

うー、蛇女さん腹筋ありそう、胴長だし・・・
「あー、この涙椀、漏れてるー、取り替えてー」

＊＊＊

デーモンハイムの地下洞窟、地１４階から地下１７階まで探訪（＜地下２６階）
　・難易度レベル６
　・中部屋
　・ガイドなし

【Quest】 11.02 再掲
#63 Intermediate_Animal Magnetism(m) * Magnétisme animal(a)

【Quest】 12.10 再掲
#64 Intermediate_The Digsite(m) * À la recherche du temps passé(a)
#65 Intermediate_Elemental Workshop II(m) * L'ateller élémentaire 2(a)

【Quest】
#66 Intermediate_Big Chompy Bird Hunting(m) * Le cacalambri de la farce(a)

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

75→76☆ Magic
70→71☆ Mining
48→49☆ Summoning(m)
54→55☆ Dungeoneering

1595→1599☆ Overall (2010.12.15)
88 Combat
111→113 Quest

【タグ】!1595　!1596　!1597　!1598　!1599

【1592→1595】 モルトンの祠洞 (3)

バロックの干上がった地下下水道の中から不思議な物が見つかったとの連絡を
ジュリエット邸から受けたのは、この夏。それがお前が親父の形見と言ってい
た例の物さ。簡易マップなんて代物じゃねえ。お前から聞き出すことも考えた
が、お前自身こいつの本当の使い道をどこまで知っているんだか。俺の大事な
黒ヒスイと交換したんで、ちょっと自分でもいじくりたかったわけよ。その黒
ヒスイ、ジュリエットに一度だけ見せたことがあるけれど、あの子、何を勘違
いしたのか自分への贈り物だと思い込んでさあ、何、ロメオと出会う前の話さ。
遺族がなんで今更そんなものを欲しがるのか、ただ金目の物が欲しかっただけ
なのかなあ。ジュリエット邸の書斎でさっそく調べにかかったわけだが見当が
つかねえ。出されたイラクサティーの味がちょっといつもと違うと思ったら、
地元のバロックで採れた貰い物だという。やっぱりカニフィス産の方が好みか
なあなんて、こねくりまわしているうちに粗相しちまってさ。そいつが物にか
かるなりいきなり起動したんだな。どこに飛ばされたのか判らねえ、このシン
ボルは預かっておくという声をぼんやり聞いて、気が付いたら元の書斎でぶっ
倒れていたというわけさ、異界の毒をくらってなあ。ジュリエット邸は家を手
放す事になったというじゃねえか。迷惑をかけてしまった。表沙汰にもされず
闇に葬らた奴もいるかも知れねえ。あのマッチナの事件の時のようになあ。お
やそう思った矢先にその葬られたはずの使用人のお出ましだぜ。死人が目に入
るようじゃあ俺ももうお陀仏だな。小僧達者でな…

＊＊＊

デーモンハイムの地下洞窟、地１２階、地下１３階探訪（＜地下２６階）
　・難易度レベル６
　・中部屋
　・ガイドなし

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

49→50☆ Runecrafting
54→55☆ Hunter(m)
53→54☆ Dungeoneering

1592→1595☆ Overall (2010.12.12)
88 Combat
111 Quest

【タグ】!1592　!1593　!1594　!1595

【1590→1592】 モルトンの祠洞 (2)

「おや、びっくりこいた、蔦爺じゃねえかい」
「半さん、お前さんでしたかい」
「この長雨じゃあ、商売上がったりですわ。手前は水に漬かる前に、ここら一
帯のきのこを収穫しておいて、後でひと稼ぎって思いましてなあ」
「袈裟の片目が光るとき、幽霊屋敷のバンシーが泣くという」
「そして翌日には死者が出るってね、都市伝説ですわ。まあ手前だってたまに
は袈裟着ることはありますわな」
「今回ばかりは無かった事にしてくだせえ。この通りでございます」
「いや、冗談の続きですかい。命の恩人にそんなにされちゃあ、参ったなあ。そん
なんじゃあ本当に風邪を引いてしまいますぜ」
「マッチナ殺しの容疑の、カニフィスの城の使用人のことでございます」
「蔦爺、雨で聞こえねえよ、それ以上言いなさんなよ、なんじゃこりゃあ」
「手首んところに、指輪が編みこまれておりました。シンボルとかいっており
ました。あの娘は実はそれを使ってこちらの世界にやってきたので御座います」
「話すことも、書くこともできない、不思議な娘と聞いておったが」
「今朝方、夢に現れたので御座います。祠で待っている若者にそのシンボルを
渡して欲しいと。一刻ほど前の事です、シンボルを持って煙のように消えてし
まいました」
「じゃあ、なぜお前さんもすぐここから立ち去らなかったんですかい。しがな
い渡り商人を、からかうこともなかろうに」
「覚悟はとうに出来ております。バロック城の北壁の左隅にわしが使い込んだ
斧が埋めてあります。そこに足を向けることは二度とありますまい。この娘の
手袋を、そこに一緒に埋めていただけまいかのう」
「おっと膝まで水に浸かってきたよ、手前の背中に乗りなされ。下手したらここ
で二人ともお陀仏って事になってしまいますぜ。手袋は預かっておきやす。い
やあの時と逆になってしまいましたなあ」
「え」
「寒い日でしたなあ、あっしがカニフィスの凍った湖を渡ろうとして、迷い込
んだバンパイアの巣窟で往生こいたとき、蔦爺、手負ったあっしを背負って、
斧一つで切り抜けてくれましたなあ」
「・・・」
「なあ、バンパイアにも負けるような死神なんてさあ、しゃれにもならないわ
い。蔦爺、震えていますぜ。手前には事情はよく判りませんが、テレポート先
は全て結界が張られているんじゃないですかねえ。例え蔦爺が出来心で逃がし
たんだとしてもねえ、じきに捕まりますわさ」
「半さん、お前さんの右目、義眼だね」
「おっと、気付かれてしまったかい。ずいぶん精巧だろ、金惜しまなかったか
らなあ。糖尿はよくねえ、１個は摂りすぎ、見えなくなっちまう。それで砂糖
半って名前なんでえ」

＊＊＊

デーモンハイムの地下洞窟、地１０階、地下１１階探訪（＜地下２６階）
　・難易度レベル６
　・中部屋
　・ガイドなし

【Quest】
#64 Intermediate_The Digsite(m) * À la recherche du temps passé(a)
#65 Intermediate_Elemental Workshop II(m) * L'ateller élémentaire 2(a)

★: 1,999,999以内
☆: 999,999以内
☆☆: 99,999以内

76→77☆ Cooking
55→56☆ Herblore(m)

1590→1592☆ Overall (2010.12.10)
88 Combat
108→111 Quest

【タグ】!1590　!1591　!1592