学生のマイルール

１１月２０日、調布の某大学祭を連れ合いとひまつぶしに。

学生　「これからは、ここにある本、なーんと全部まとめて５０円」
奥様　「えっ、何冊買っても５０円ですか？」
学生　「はい、何冊買っても５０円。本残してもしかたありませんから」
奥様　「この本欲しいのですけれど」
学生　「はい、ありがとうございます、５０円です。何冊買っても５０円です
　　　　よ」
奥様　「あの、この本一冊だけでいいんですけれど」
学生　「はい、１冊でも１０冊でも２０冊でも５０円です」
奥様　「じゃあこのテーブルの本全部買っても５０円でいいわけ？」
学生　「はい、お一人様５０円です。どれだけ買っても５０円」
奥様　「おかしいんじゃありません？」
学生　「残しても仕方ありませんからね。何冊買っても５０円です。皆さん買
　　　　って下さーい、何冊買っても５０円ですよ」
奥様　「わたし、この本だけ欲しいんですけどおいくらですか？」
学生　「はい、５０円です。１０冊でも２０冊でも５０円です。どんどん買っ
　　　　て下さい」
奥様　「本当にこの本だけでいいんですけれど」
学生　「はい５０円です。どれを買っても、何冊買っても５０円です。皆さん
　　　　買って下さーい」
奥様　「この本一冊だけでいいんだけれどなあ・・・」


なんて、やりとりを聞きながらひたすら本選び。当日購入した本。

「詩人伊東静雄」　　　　　　　　　小高根二郎
「この父にして」　　　　　　　　　斉藤茂太、北杜夫
「子どもと自然」　　　　　　　　　河合茂雄
「インターネット英語入門」　　　　小林順
「一冊で１００分野の英単語を知る」木村正男　編
「詰将棋問題集　一・二・三級」　　内藤国雄

あと、連れ合いの５、６冊とあわせて５０円。何冊でもって言われても、なか
なか選べないものですね。

こだわりの奥様は、学生のマイルールを打ち砕く事ができるのか、決着を見る
ことなく帰ってきました。


当ブログでは平均閲覧数を推定していますが、最近推定値を１、２ポイント上
回る傾向にありまして、人気先行と判断、マイルールにより一週間の冷却期間
を置きました・・・マジかよ。

それから

Ｎ大学付属病院を出ると、母と二人で近くのテレビ塔に登った。何もかもが白
く明るく、私はそこで声を上げて泣いた。目が見えなくなったら涙も出なくな
るのだろうか、そんな事を考えながら。

母は私から少し離れて遠くの景色を眺めていた。横顔が少し微笑んでハミング
しているように見える。気が狂ったのだろうか。その時初めて、母が指を無く
した時自分が一滴も涙を流してあげなかった事を思い出した。ばちがあたった
のだ、多分。

家に帰ってから誰も私に病気の事は訊かないし、私も話さない。話さなければ
病巣自体が消えてなくなる事を信じているように。でも相手は私を忘れてはい
ないようだった。寝床で顔の右側を下にしてしばらく伏せていると、こめかみ
のあたりが以前にも増して大きく膨らんで、顔の右半分が引きつって来る。怖
くなっていつもの様に顔の左側を下にする。

母が一人で耐えているように、私も一人で耐えてみよう。若い医師がノートに
ぐるぐる血管を描きながら言ったように、成長にあわせて病巣も育つのなら私
は成長する事を諦めよう。心も体も中学生の今のままでいい。不完全のまま大
人になればいいと。

受験地獄なんて言葉があっただろうか。何も考えず、夜の川原でいつも星を眺
めていたような気がする。

＊以下１０行削除 (2014/5/3)

アシカショー

連れ合いと近くのＹランドまで散歩。出かける前にアパートの玄関脇に１、２
ヶ月前から巣くっていた蜘蛛のモクちゃんを連れて行こうとしたのだけれど、
忽然と姿を消しているのでびっくり。一本の糸だけ残して残りは綺麗に食べて
多分引越したのでしょう。

先週府中公園を散歩した時は、モクちゃんと同じ黄黒まだら模様のジョロウグ
モが一杯いて、バッタとか甲虫とか結構掛かっていた。モクちゃんの巣は、蚊
とか羽虫とかしけた獲物しかかからず、それはまあアパートの玄関口でそんな
にごちそうにありつけたら、当方も面白くないのでいいのですが、いかにも場
所が悪い。仲間もいなくて可愛そうだから、連れていってあげようと思ってい
た矢先の失踪ですから。手間が省けてまあいいや。事故でなければ良いけれど。

Ｙランドでは招待券で大抵観覧車に乗るけど、今回は久しぶりにアシカショー
を見た。記憶違いでなければ、アシカのお姉さま達もその元気な口上も以前と
変わらず、何だか突然イタリア映画の「道」を思い出して胸がしくしくする。
あれ以前は腹筋の出し物があったはずだぞ。私と同じでアシカも腹筋を続ける
のは難しいのだろうか。

健常者 【本文削除 2014/5/3】

Ｎ大学付属病院

血管がですね、このようにこめかみの所でどんどん増えてしまってとぐろを巻
いてしまっているんですね。手術は頭皮のほうを切ってかき出しましょう。顔
には全然手をつけませんので、手術痕を気にしなくていいですよ。髪の毛で隠
れますから。

患部は頭蓋骨の外側ですから大丈夫でしょう。でもまだ若いですからね、放置
していくと左側にも移っていって、最悪失明するかも知れません。よく家族で
話し合って下さい。

考えるとか頭をあまり使うことは良くありません。それに読書も。でも中学生
は勉強が仕事ですからね。困りますよね・・・


夏だったのだろうか、病院を出ると景色はただただやたら白くて。

今朝の食卓

2　「今日の予定は？」
　「天気よければお出かけ、どっこにしようかな？」
「あれ、まず地元の皮膚科を開拓の日でしょ。水虫の薬無くなっ
　　　　たから。俺、タコ削ってもらうの止めようと思っている」
　「大丈夫なの？」
「踊ってないし。以前自分で足の裏かんなで削るみたいにしてたら
　　　　どんどんひどくなったからなあ」
2 「菌ではない？」
「タコは菌でないの。菌で増えるのは魚の目」
2 「そうなの？」
「魚の目が足の裏に５個位あるのを見せてもらったけれど、一面台
　　　　風の目みたいであれじゃ痛くて歩けないなあ」
　「2　いぼ増えてない？」
2　「ないよ、なんできくの？」
1　「食事中にもう止めてくれよ」
「誰が始めた？」
12　「父さん」
　「俺じゃないよ。タコはいいでしょう。タコなんだから」

今欲しいものは何ですか、夢の話ではなく

夢で自殺を図る。こんなの初めて。へえ自分はそういう事をする人間なんだと
いう軽い驚きがあった。持ち駒が増えたという事で好しとしましょう。

悪夢の中に自ら突っ込んでいく事は今まであったけれど。金縛りにあって身動
きできない間に、火事が迫ってくるとか、泥棒が目の前で盗みを働くとか、布
団が鼻をふさいで窒息するとかでパニックになりますが、金縛りそのものは解
けていく時のなんとも言えない解放感があるんですね。で予感があってもその
まま夢に突っ込んでいくようになりました。ただ最近は金縛りにあいませんが。

こんなまくらを書いている間に、今回の夢の内容をどんどこ忘れていってしま
います。５時の目覚ましでいったん目が覚めた連れ合いが「５時半になったら
起こして」とか「今雨降っている？」とか「日経止めてもいい？」とか脈絡の
ない事突然話しかけてくるしね。

日経止める件は、月々新聞屋さんから送られてくる招待券がここんとこ２ヶ月
はずれ続きだった為の一時的な感情と思われます。新聞屋さんに押しかけてＹ
ランドの招待券を持ってきたとの事なので、近々連れ立って出かける事になる
でしょう。

「はずれ券」以外を求むってことでトラックバック。夢の話は中止。


トラックバック練習板繋がらないよ・・・

取り急ぎ連絡差し上げます。

私の所に何も書いていない1通のメールが来たのですが送信者の所に私以外の
アドレスが書いてあり、何名かに宛てて送信されているようでした。
その中には、コチラのブログをだんまりＲＯＭしている皆様のアドレスが集中
的に含まれているようでしたので、その旨をお伝えいたしました。
風邪等も流行っているとの事ですので、何か問題があればご連絡は結構ですの
で、当ブログの閲覧をご控え下さい。早々　　　みなと

図書館にて 【本文削除 2014/5/3】

走りますか

来春の多摩ロードレースの案内が届いた。そんな時期なんだ。

今まで２回ほど５ｋｍコースに参加、最後尾からスタートして息切れしてへろ
へろになっているのを一人一人抜いていく事に快感を覚えるという、まあ性格
丸出しの走りをしておりました。

昨年は始めて１０ｋｍに参加、例の調子で走ったのですが、５ｋｍと全然参加
者の様子が違い、ほとんどがどこそこのスポーツクラブのユニホーム、いかに
も走りなれているという風で一向にペースが落ちない。１０ｋｍともなるとさ
すがに私のように、ぶっつけ本番、ジョギング気分で走るような者は少ないん
だ。

また距離があるので調子が乗らないと棄権する為、私に追い抜かす楽しみを与
えてくれないのではないのかなあ。花粉症もひどくなるばかりで、今年は走ら
なかった。でも参加記念のシャツも追加したいので、来年はまた再挑戦したい。
５ｋｍが楽しい。

１ヶ月ぶりにスポーツジムで泳ぐ。５００ｍで息切れ。課題多し。