キルトのように １００アダン

「東京国際キルトフェスティバル－布と針と糸の祭典２００７－」東京ドーム

すごいよ。豊かな時間がたっぷり流れているようで、わたしもあんな風に、ち
くたく一つ一つのブログを縫い付けていけたらいいと思う。カテゴリーが図柄
の種類にあたるのかなあ。ただしわたしのブログには、ここで完成っていうの
がないので、いつかそのうち中途半端で尻切れトンボに終わるしかないけれど、
なんか少し欲張りたい気持ち。

＊＊＊　３ヶ月前　＊＊＊

「いつもの新聞屋さんが、今取っている新聞、他のに変えて欲しいって言
　　ってるけれどいい？少しやすくなるし、今だとおまけがもらえるの」
「だーれも新聞読んでないからいいんじゃない。でも神がかったのは嫌だな」
「普通の新聞だって言ってるよ」

「来月から新聞かわるから」
「なんていう新聞？」
「わかりません」
「えっ、聞かずにかえたの？」
「新聞屋さんに頼まれたから。キルト展の招待券二枚頂いたよ」
「おかしいんじゃないのそれって。普通どんな新聞か聞くもんだろ」
「いいんじゃない、どうせ広告しか見ないから」
「ひょっとして変態良い子新聞とか、恐怖新聞とか」
「キャンセルしてよ」
「３ヶ月は変えれないの。もう招待券貰ったから、東京ドームだよ」
「電車賃はタダじゃないんだ。意外に高くつくんだよね」

１００アダン完了です。一区切りついた、やったね。

（人狼 エピローグ）

・・・久しぶりすぎますよ。
・・・やっぱり。いえ無理強いはしません。人好き好きですからね。
・・・村人側完敗なのかなあ？
・・・え、少女リーザの事？上流階級出でありながら、マッチ売りをしている
　　　というのがね。でもレジーナ以外誰も見抜けなかったんだよね。
・・・占い師の作戦としては、あると思いますよ。ただ今回レジーナが好き勝
　　　手にやってたんで、あんたもかよっていうのがみんなの気持ちにあった
　　　かも。
・・・はい、レジーナを吊ったのと同じような理由で吊られてしまったんです
　　　ね。モーリッツさんには気の毒でしたね。
・・・そんなに苛めないで下さい。
・・・人狼側のログを読むと、レジーナが余分な事いわなければ、モーリッツ
　　　さん人狼に喰われていたわけですよ。モーリッツさんと青年ヨアヒムが
　　　ディーターに投票ＣＯして占い師宣言しているので、ヨアヒムが偽者で
　　　あることが確定、村人たちに吊られちゃいますね。
・・・はい、やっと業界用語になれました。鳩はずーっと目覚まし時計だと思
　　　っていたけれど、携帯電話だったんですね。聞かなくてよかったよ。
・・・難しいですね。羊飼いカタリナは霊能者ディーターを守るはずだけれど、
　　　突然死の３人の中に狩人はいるとふんで、人狼側はディーターを襲うん
　　　じゃないかなあ、ヨアヒムが人狼だと確定すると後がやりにくいので。
・・・ええ、レジーナが人狼側を助けていますよね、結果論ですが。

（ＴＡＭＡ）
　　　もちろんレジーナはただの村人ですよ、ただし隣村のね。友人フリーデ
　　　ルが村人たちに毒殺されるのを見た時から、村境に宿屋をかまえて密か
　　　に復讐する機会を狙っていたんだよ。
　　　少女リーザはひょっとして、フリーデルの生まれ変わりかもしれないね。
　　　狂人トーマスと、もう一人の人狼ヨアヒムをつれて、怨念を晴らすため
　　　に悲しみの村を訪れたって事じゃないのかなあ。

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人狼 「悲しみの村」 (7)

＊＊＊３日目　（墓の中）＊＊＊

　　村娘パメラは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　老人モーリッツはならず者ディータに投票した。
　　木こりトーマスは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　ならず者ディータは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　青年ヨアヒムはならず者ディータに投票した。
　　神父ジムゾンは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　少女リーザは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　宿屋の女主人レジーナは木こりトーマスに投票した。
　　農夫ヤコブは宿屋の女主人レジーナに投票した。
　　羊飼いカタリナは宿屋の女主人レジーナに投票した。

　　宿屋の女主人レジーナは村人達の手により処刑された。

　　今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。

「皆さん明けましておめでとうございまーす。なんて言ったみたものの、
ここらあたりまだちっとも明けていない様子なんですよ。神は偉大なりってつ
ぶやきが最前より聴こえてくるのが少し気持ち悪いけれど、ひょっとして村長
さん？」

「昨日は、ちょっと教会で腐った梅酒をのんで、脳がウニ状態で錯乱した
けれど、今チョー冴え切っているので、皆が正月休みしている間に、推論を進
めておきましょう」

「この隣村の教会、今は無人のはずなのに、手入れが行き届いているのが、
ちょっと不思議なの」

「梅酒の壷を埋めた木のすぐ脇に、最近小動物を埋めたお墓のようなのが
あって、レンコンの酢漬けがお供えしてあったの」

「そして酢漬けのレンコンを少し齧った瞬間、壷の中の梅酒と同じ味がし
たの。いったいこれはどういう事？」

「フリーデル教えて、２０年前ここに壷を隠したのは二人だけの秘密でし
ょ？貴女なの、今はジムゾン神父のいるあの教会で、」

「村人から毒を飲まされるのを、見殺しにした私を、今でも恨んでいるで
しょうね」

「あれ依頼、村は悲しみの村と呼ばれるようになって、どんなシスターも
よりつかなくなったのさ」

「おやおや、なんだかまわりが騒がしくなってきた。喉涸らすまえに、村
の約束だけは守らなくっちゃ」

「【回避ＣＯをしませんよ】」

「あら、私が長話している間にずいぶん先に進んでいるよ。狩人さんＧＪ！
日頃斧とか、鍬とか扱う人は手先が器用だからね」

「モーリッツさん、何が何でもヨアヒムより先に登場しなければ、その話
とおりませんよ」

「パメラさんを吊るして（ごめんね）モーリッツさん、ヨアヒム好きな方
を狼にくれてやればよいさ」

「賢い狩人さんは誰を守らなければならないか、お解かりだよね」

「リーザ、ジムソン神父は壷の隠してある隣町(ママ隣村が正)の神父だよ。
今の村の神父はジムゾンだよ」

「リーザ、苦労しているんだねえ。お前のお父さんや、お母さんのことを、
もっと聞かしてほしかったよ」

「お前に食われて死にたかったよ」　　　　　　　　　　（完了）


詳細、結末は、「人狼ＢＢＳ　Ｃ１２０２　悲しみの村」　にありますので、
興味のある方はどうぞ。

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人狼 「悲しみの村」 (6)

＊＊＊２日目（村では夕方）＊＊＊

「とうとう、レジーナ吊り確定したみたい」
「でも回避ＣＯとかまたまたよく解らない言葉が」
「何かＣＯっていうの見るとガス中毒にかかったみたいに、くらくらするよ」
「レジーナがさ、例えば占い師とか大事な使命を持っていて、そのまま黙って
吊るされると村人側の損失になる場合に、わたしは占い師ですっていうの」
「でもたまちゃんの場合は、たとえ本物の占い師であったとしても、黙って吊
るされた方が、村人側の為になると思うんだ」
「戦力外だからねえ」
「俺屍の中から、かっこいい辞世の句探してくるから待ってて」
「みんな、ありがと」
「覚悟を決めろ。他の誰でもない、これは村人たちの物語だっていうのは？」
「どっかで聞いたような」
「女言葉になってないよ」

「隣村の教会まで時間がかかったし、梅酒は酢になっているし申し訳なく
て、時間までに戻れないのでここで失礼するよ。最後まで皆の力になれなくて
済まないねえ」

「モーリッツさんを本当に怒らしてしまったね。モーリッツさんは、今日、
明日にでも食べられちゃうと思うので占い不要だと思うよ」

「モーリッツさんの後は、誰に頼ればよいのかな？もし生き残っていたら、
黒を疑った方がいいよ」

「トーマスさん、ヤコブさんコンビが怪しいと思っているよ。カタリナは
外してあげた。うれしい事言ってくれたから」

「でも本当は、リーザとパメラの娘コンビでけなげに狼頑張っている所が
目に浮かぶよ」

「私を吊っても曖昧さは変わらないよ。人狼に食わせなくちゃいけない所
なのに。村人頑張れ！」

「これだけ名前だしておけば誰かは狼でしょうよ、あげた理由は聞いても無駄」
「羊飼いのカタリナと何かあったの？前にも本心が顔に出るとか書いてたけど」
「＠とか使ってきつい事書いてるじゃない。独り言コメントの操作間違えて表
に出て来たと思って、さりげなく知らせてあげたかったの」
「羊飼いと羊の二役やっているんじゃない？」
「あっそうか。わたし怖くて独り言コメント使わなかったよ」
「モーリッツさん、またレジーナの事、戦力外とかいってるよ」
「たまちゃんのモーリッツ発言、案外こたえているかもしれないな」

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人狼 「悲しみの村」 (5)

＊＊＊２日目（村では朝）＊＊＊　（つづき）

「ヨアヒムごめんよ、はっきり説明しなくて。
まあ他愛のない話だけれど。
神父さんが、ちょっと勘違いされて、この村に居ないはずの共有者を、まとめ
役として推薦した。でも、まとめ役したくて、うっかり共有者をＣＯするのが
いれば人狼側みえみえ（神父さんのいうマグロの１本釣り）そこで、もう一人
共有者ＣＯが出れば、二人も捕まえる事ができるってこと。
神父さんにも御免なさい。私だって神父さんの名前呼び違えたことある」

「村人側としては、意気のいい人狼を少しでも早く見つけ出して吊るした
い所。一方人狼側は村人の中から早く能力者を探し出してその能力を発揮させ
る前に食ってしまいたい所だよね」

「まあ、これからちょいと出かけるけれどごめんよ」

「ヤコブさんまで、レジーナを吊り候補にあげているけれど、反論しなくて、
大丈夫？」
「『チャングムの誓い』を見ながら、作戦たてるの」
「ええっ、ＦＦＸやらしておくれよ」


＊＊＊２日目（村では昼）＊＊＊

「▼に吊り先希望の人、●に占い先希望の人の名前を書くんだよ」
「ヤコブさんが吊り先希望の一覧表作っているけれど、二行目全部　宿宿宿　
ってなっているのはおかしい。羊飼いのカタリアなんて村娘パメラを候補にあ
げていたはずだよ」
「意図的に間違えたのかなあ。ヤコブさん、野菜を宿に運んでくれて、その上
パン運びまでお願いしたので、おかみさん腹立てたのかなあ」
「そうやってね、狼探しとは関係ないところに頭を使っているから、モーリッ
ツさんあたりから戦力外通告されるのよ」
「戦力外って、狼さん側からみても戦力外なのよね。そんなのを真っ先に吊っ
ちゃって、村人側勝てるのかな？」
「ルール守らないからゲームに入れてあげないよって事。勝敗よりルールが優
先するんだな」
「たまちゃん、基本的なルール守っているはずだよ。初心者のこと、ばれない
ように努力しているし。この村のルールって事なら、狼さんや狂人さんまで一
緒くたになって作ったルールでしょ、誰の為に役立つやら怪しいものね」
「ここは共有者みたいな確定白の村人がいないからなあ」
「共有者って？」
「二人がお互い共有者である事がわかっているんだ。共有者は村人側だよ。ま
あ狼側が偽って共有者宣言をすることもできるけれど、バレた場合二人共駄目
になるので、リスクが大きいんだよ」
「突然死が３人も出る村じゃ、共有者がいたとしてもねえ」
「今のわたしには自分がただの村人だという事しかわからないよ」

「おや、扉に立派な私の名札が。トーマスさんだね、アンケートと字の形
同じだもの。しまった暗号忘れてしまったよ。代わりに私以外の名前を書けば
いいのかい？宿を造ってくれたトーマスさんにしよう」

「▼トーマス」

「おや、ヤコブさんが宿泊者の一覧表まで作ってくれているよ。新鮮野菜
をいつも運んでくれるヤコブさんも書いておかなくちゃ」

「●ヤコブ」

「こんなに人が沢山集まって、大事な会議がはじまるとなると、私もいよ
いよとって置きの梅酒をふるまう時が来たようだねえ」

「教会の庭の片隅に、２０年前フリーデル、お前と一緒にこっそり埋めた
梅酒さ、約束破っても許してくれるよね？昼までには宿には戻れるでしょう」

「え、フリーデルって誰、前も一度出てきたけれど」
「ふふ隣村に住む謎の修道女なの。でも実態は謎に包まれているの。わたしも
人狼研究してるんだから」
「たまちゃん、話変な方向に持っていこうとしていない？庭の片隅に埋めたっ
て・・・まさかね」
「レジーナを吊るっていうのは仮決定だからね。ここでしゃきっとすれば変更
もあるよ」
「それに、発言細かく区切りすぎ。発言回数に上限があるからもったいないよ」
「昨日まで発言回数なんてあるの気がつかなかったよ。回数少ないから、寡黙
スチルスとか疑われたので、今日はプチプチ区切ったのよ」
「▼トーマスも●ヤコブも印象的だよね」
「でもさ、理由つけてないしなーんも説得力ないんだな」
「理由つけてます！」
「ああ、俺、たまちゃんとだけは人狼やりたくない。頭壊れる」

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人狼 「悲しみの村」 (4)

＊＊＊２日目（村では朝）＊＊＊

　　行商人アルビンは、突然死した。
　　少年ペーターは、突然死した。
　　旅人ニコラスは、突然死した。

　　次の日の朝、楽天家ゲルトが無残な姿で発見された。

　　ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
　　しかし、それを見分ける手段はない。

　　村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。

「げっ、いきなり３人突然死か、村人側きびしいなあ」
「昨日もゲームの中で皆その事気にしてたようだけれど」
「２４時間発言しないと、自動的に死ぬ事になるの」
「でも、どうして村人側がきびしくなるの？狼かも知れないし」
「初日の突然死はね、自分が希望した役がもらえなくてがっかりして止める事
が多いんだろうね、多分」
「ならず者ディーターが、突然死した全員が白（人狼はいない）っていってい
るよ」
「すごいぞ霊媒師」
「神父さんに黒出しする占い師ではないとか、みんな変な事いってるけれど」
「昨晩占い師に、ジムゾン神父が狼かどうか占うように頼んだよね、もし占い
結果が人だった場合には、占い師は身元を明かす必要がないから」
「占い師とわかったら人狼に狙われるよね。狩人が人狼から占い師を守ってく
れるけれど、突然死した３人の中に狩人がいると悲惨だし」
「あの、トーマスさんやモーリッツさんが、レジーナはあんまり狼探しをして
いる様子がないので、吊り候補にあげてるよ」
「トーマスさんは扉の事頼んだから、モーリッツさんは持上げ方がまずかった
からかな。まあ気難しいことで」

「おや、自分の宿に入るのに暗号が必要になったのかな？
【神父さんに黒出しする占い師ではない】
何処かおかしいところがあったら教えておくれよ。そんな事よりゲルトさん亡
くなった事を早く宿の皆に伝えなくっちゃね。少しでも村の衆の役に立てれば
嬉しいよ」

「あら、モーリッツさん、この時期に私を吊ったって、クリスマスのスト
ッキングじゃあるまいし、なーんにも出てこないの、本当は解っていますよね？」

「昨日はゲルトさんと一緒に、異国の料理番組を見てたけれど、今日の後
編は誰が連れていってくれるの？「僕がいる限り人狼なんて、全然心配いりま
せんよ」と言ってたけれど、いなくなった途端、むちゃくちゃ心配。もう私、
犯人見つけちゃうからね」

「ヤコブさん、３人とも流行り病に倒れたっていうのは本当かい？行商人
アルビンも旅人ニコラスも村の災いを避けて逃げ出したかと思っていたよ。ペ
ーターは村長さんところから猟銃持ち出して山へ向かう所を見かけたというの
もいるし」

「それでは犯人探し。第１の場合、行商人と旅人が人狼っていうのは、残
念だけれど大外れ。それで第２の場合、行商人と旅人と少年ペーターが、占い
師、霊能者、狩人っていうのから、順番に考えようとすると、とっても気分が
滅入ってしまうよ」

「最悪の場合と最善の場合を想定して、その中間に真実は潜んでいるのよ」
「たまちゃん、かっこいい」
「煽っているとしか思えないよ。これじゃ本当に村人から吊られちゃう」
「ヨアヒムもレジーナを吊り候補にあげているよ。それに前の発言でわからな
い所があるって」
「ああ、神父さんのマグロの１本釣りの冗談に、私がマグロは２本釣れると冗
談で切り替えしたのね。全体神父さんの冗談にさえ気がついていないのね」
「皆さん、狼探しモードになっているので、頭が切りかえれないのよ」
「何気ない言葉、無駄のような動作の中に、真実は潜んでいるのにねえ」

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人狼 「悲しみの村」 (3)

＊＊＊１日目（村では昼）＊＊＊

「ＴＡＭＡ一人でがんばりまーす。まことが、老人モーリックさんと同じよう
に答えていれば問題ないっていうんで。でも亀さんに似ている気がしてわたし
は信用してないけど」

「久しぶりに村まで出かけてやっと事情が飲み込めてきたよ。協力したい
けれど、モーリックさんのおっしゃる事がいちいち全部ごもっともで。私はヨ
アヒムをまず占ってもらい、表裏のない人物であることが判ったら、ディータ
ーと二人でまとめ役をするのがいいと思うよ。パメラが遊んでくれないってぐ
ずるかも知れないけれどね」

「何なの、少女リーザがいきなり私がおおかみに見えるなんて言い出したよ。
パメラにだけ挨拶からなのかな。寡黙ステルスって何？うちの台所はステンレ
ス製ですけれど」

「おやリーザいたんだね。マッチの仕入れは大丈夫かい？村の盛り場では、
若い男の子たちが女の子達に、チリ紙をただであげているのばかりが目に付い
て、お前のような娘はいなかったよ。宿の料理のお手伝いお願いしたいけれど、
いやかね？」

「ジムゾン神父さん。教会騒ぎは鼠でしたか。私はシスターフリーデルが
現れたのかと思いましたよ。鼠の餌のことはリーザには内緒にして下さい、自
信なくすから」

「少女リーザの残した料理の餌を使って、ジムゾン神父さんが大ねずみを退治
したんだよね。リーザが毒入り料理を作ったの？それともジムゾン神父がリー
ザを貶めようとしているの？いずれにしてもリーザを目の届く所において監視
する必要があるわ」

＊＊＊１日目（村では夜）＊＊＊

「えーまた私ひとり。皆無責任だよー。人狼どう進めていいかわかりませんよ」

「遅刻、遅刻。パン屋さんの前を、２度も通りながら、すっかりパンを買
うのを忘れていたよ。おや、頑丈な扉が付いたね。ありがたい事、これでカタ
リナの機嫌が直ればいいけれど。思っていることがすぐ顔にでる素直な子だか
ら、ぼんやりの私でも気持ちが解るのさ」

「ヤコブさんがまた野菜を置いていってくれたようだね。しばらくの間、
オットーの店に寄ってパンを買うのまで頼んだら、ヤコブのかみさんに叱られ
てしまうかな」

「神父さんの事考えてたら、魚を買ってくるのを忘れたことを思い出した
よ。
１．神父さん纏め役に共有者提案
２．うっかり人狼　共有者ＣＯ
３．うっかり狂人　共有者ＣＯ
マグロは２匹釣れるかも」

「こういう書き方でいいんですよね。何かみんな解ってくれるか心配なんだけ
ど。箇条書きってわたしのスタイルに合わないので嫌だなあ」

「ジムゾン神父さん占いでいいですよ」

「これは、潜伏している占い師さんに、ジムゾン神父さんが狼か人か、今晩占
ってくださいってこと。なんでこんな事わざわざ言わされるのよ。わたしは青
年ヨアヒムを占うように、理由をつけて言ってますよ」

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人狼 「悲しみの村」 (2)

＊＊＊１日目（村では朝）＊＊＊

　　どうやらこの中には、村人が８名、人狼が２名、占い師が１名、霊能者が
　　１名、狂人が１名、狩人が１名いるようだ。

宿屋の女主人レジーナは唯の村人でした。

「敵、味方わかるよね。人狼側は、人狼２人に狂人１人。この村では人狼と狂
人同士、陰で連絡取り合うことができるので、手ごわいよ」
「いきなりモーリッツさんが議題を出しているけれど全然わかりません。ＣＯ
って生協のこと？」
「カミングアウトじゃないの」
「意味が解らないという事ではおんなじ」
「ここでわたしは霊能者じゃないっていっちゃっていいんだよね？」
「霊能者って？」
「村人たちに吊るされた人が、人狼かどうか判定できる能力を持っているの」
「何かこっれて回答内容によりゲーム初心者を炙り出しているように思えるよ」
「初心者だって悟られないようにね、と言ってもたまちゃんには無理か」
「初心者だとわかるとだめなの？」
「初心者は大抵唯の村人だからね」

「トーマスどうも有難う。この村には大工がいないから、皆に難儀をかけ
て申し訳ないよ。アンケートが二、三枚余っているけれど、私も数に入ってい
るのだね。３度の食事時には顔を出すようにするから、その時何か決め事があ
れば従うよ」

「それとモーリッツさんからの質問の回答。私は霊能者じゃありませんよ。
ジムソン神父の前で誓えばいいんですかねえ」

「トーマスさん、木切ってきたけれど、扉はほかの奴がやれって不機嫌そう。
アンケートの返事が遅かったからかな」
「あ、ジムソン神父じゃなくジムゾン神父ね」
「修正きかないよ」
「ディータさんが自分が霊能者って言っているよ」

「ディータさん、霊能なんて立派な能力持ちながら、ならず者っていうの
が私にはどうも腑に落ちないよ。それとも昨晩何か変な夢でも見て、突然霊能
者になってしまったのかなあ。つまらぬ事に巻き込まれて命を落とさないよう
に気をつけてね」

「ああ、パメラいたんだね。昨日は声をかけてくれたみたいだけれど、気
づかずにごめんよ。みかんの食べ方なんか、お母さんに似てきたねえ。ヨアヒ
ムもお父さんに似てしっかりものだし。本当は村長さんに今回の寄り合いの事
でいろいろ尋ねたい事があったけれどね。これからちょっと出かけるので後を
宜しく」

「聞いてもいい？人狼探しとはぜんぜん関係ない所に洞察力使ってるみたい」
「いいのよ、これからぼちぼち追いつくから」
「『チャングムの誓い』がはじまるよ」
「ああそうだった。これで前編だけ？そんなに長い物語だったっけ」

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人狼 「悲しみの村」 (1)

＊＊＊プロローグ＊＊＊

　１人目、楽天家ゲルト　登場
　２人目、行商人アルビン　登場
　３人目、村娘パメラ　登場
　４人目、老人モーリッツ　登場
　５人目、木こりトーマス　登場
　６人目、ならず者ディーター　登場
　７人目、少年ペーター　登場
　８人目、青年ヨアヒム　登場
　９人目、旅人ニコラス　登場
　１０人目、神父ジムゾン　登場
　１１人目、少女リーザ　登場

「ねえ今、パン屋さんとか空席あるけれど、やってみる？」
「俺パン嫌いだからさ、役になりきれないよ。それよりたまちゃん、宿屋の女
主人やってみたら。正月用ブログのネタつくりになるし」
「あれ、来年からはまことが、英語でブログ日記を始めるんじゃなかったの？」
「まことの性格からして、続くわけないじゃない」
「ふふ、ＧＯＯＧＬＥ翻訳という強い味方がいるわけよ」
「素でそれいっているのなら、あんた相当のバカね」
「ゆきちゃん、来年からはその言葉使いあらためてね」
「来年からもうここにこないから」
「えー、ゆきちゃんまで抜けたらここのブログものすごい戦力ダウンだよ」
「かわりにおめでたい人達が増えてるみたいだから、いいんじゃないの」
「ゆきちゃん、狼さん役ぴったりですう」
「えーそうそう、人狼のルール良くわからないです」
「村人の中に狼が隠れているから、そいつを皆で見つけ出して吊るすんだよ」
「じゃ、みんな協力してくれるよね」
「いや、そういうことじゃなくて」
「どれどれ、犬も狼も似たようなものじゃ、どんなに上手に化けていても、わし
ならすぐ嗅ぎ出せる自信があるな」
「亀さんは、これからシシ鍋で忘年会なんでしょ。みんなもう出かけたよ」
「かなちゃん、付き合ってくれるとわしゃ嬉しいんじゃが」
「はーい」
「狼さんに喰われないでね」
「狂人さんを喰っちゃいますう」

　１２人目、宿屋の女主人レジーナ　登場
　
「皆さん、レジーナの宿にお集まりだけれど、年越しイベントでも始める
のかな。楽しくやっておくれ。後片付けも宜しくね」

「後片付けも宜しくって、そんなんでいいの？」
「テレビも見なくちゃならないし、忙しいのよ」
「そういえば、亀さん最近やっと落ち着いたようだね」
「また変な事を企んでいないか心配だよ、あまり関わりたくないよね」
「ねえ、さっちゃんてもう戻ってこないのかなあ」
「戻ってきますよ、集中、集中」

　１３人目、農夫ヤコブ　登場
　１４人目、羊飼いカタリナ　登場

「ヤコブさん、いつも新鮮な野菜をすみません。先ほどトーマスさんの声
がしてたけれど、扉はもう直してくれたのかねえ？物騒になるから、丈夫なの
に取り替えるって言ってたけれど」

「扉って何のこと？」
「いえ、羊飼いのカタリナさんが、この宿屋にはドアがないから寒いって言っ
ていたから、トーマスさんに振っちゃったの」
「そんな事より、アンケート無視していいの？他の人みんな書いてるよ」
「だって、何をどう答えていいかよく解らないんだもん」
「むむ、とにかく皆の機嫌そこねないようにやって下さいよ。しょっぱなから
村人に吊られたくないもんね」

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TAMA NOTE