はじめての・・・

ブログ10年目…庭、踊り、ウォーキング、ギター、ゲーム

量子将棋(一般)

2013-12-04 22:15:13 | _量子将棋(猫入り)
一般の量子将棋では本将棋同様に玉を詰ました方が勝ちとしている。そうする
と将棋の棋力の差が勝負に大きく影響するので、玉が確定しない戦法を取る優
先度は低い。極端な話、最初から玉を晒しておいても実力の差が大きければ負
けることはないでしょう。将棋の力が拮抗していると、飛、角の大駒の数の差
が影響するので、序盤に一方が3枚以上、一方が1枚以下になるようなうまい
手順が見つかり、それが避けられなく定跡となってしまうと勝負が偏って面白
くない。幸い過激な戦法を取らなければ双方2枚、2枚で収まるのでそのあた
りで定跡化されるかもしれない。自陣で2段目の駒を2つ以上動かせば飛が確
定するし、3段目の駒を斜め下に飛び1段目の空いた場所に移動すれば角が確
定する。中央に飛び出しても確定するけれど香とか桂の餌食になる恐れがある。

基本的な戦法として机上で思いつくまま書くと、左右の盤面で玉側サイドは1、
2段目を金、銀で固め3段目を歩、攻撃サイドは2、3段目に桂、香、1段目
が歩となるようにする。取った駒は玉サイドの4段目に打ち2歩禁止ルールに
より歩でない事を確定させる。

残念ながら2歩禁止ルールがないとこの戦法は使えない。

 〇〇〇〇〇〇〇〇〇
 +〇+++++〇+
 〇〇〇〇〇〇〇〇〇
 +++++++++
 +++++++++
 ●●●●+++++ 
 ①①①①③③③③③
 +②+++++③+
 ②②②②①①①①①

 ①:歩
 ②:玉、金、銀
 ③:桂、香、飛、角
 ●:取った駒

 馬(成り角)は玉サイドで守備駒として使いたい

量子将棋(9路盤・猫入り) 

2013-12-03 23:30:00 | _量子将棋(猫入り)
9路盤を使った猫入り将棋。猫の動きが超過激だけれど猫確定時には即消滅し
て穴になるのでそんなには動き回れないかなあ。相手に取らせて駒台上で猫確
定させれば必勝なんだけれどうまく行くかどうか。歩は8枚、1枚切れてる。

量子将棋(9路盤・猫入り) 
 〇〇〇〇〇〇〇〇〇
 +〇+++++〇+
 〇〇〇〇〇〇〇〇〇
 +++++++++
 +++++++++
 +++++++++ 
 〇〇〇〇〇〇〇〇〇
 +〇+++++〇+
 〇〇〇〇〇〇〇〇〇

・駒の種類
 玉、猫、飛、角、各1枚、金、銀、桂、香各2枚、歩8枚の計20枚 
 自陣に配置(上図〇印)

・駒の動き
 玉、飛、角、金、銀、桂、香、歩:将棋と同じ 
 猫:飛、角、八方桂の動き
   縦横後斜め1コマの敵玉を取ることができない(!)

・穴
 猫:猫確定時に、その場所に穴を残して消滅
 玉:穴に入れない
 猫、飛、角、金、銀、桂、香、歩:穴に入ると相手の駒台に移る
 猫、飛、角、香:穴を飛び越す事ができる 

・駒台上で猫確定時(駒台上の穴)
 駒台上の駒は全て相手の駒台に移る。以後取った駒は全て相手の駒台に移る

双方の駒台に穴ができると取った駒は行き場がなく永久に時空を彷徨う事にな
る。消滅した猫みたいにね。

・成り
 飛、角、金、銀、桂、香、歩:本将棋と同じ
 猫:動きに変化なし
 玉:敵陣(1~3路)に入れない(入玉禁止)

成る場合には「成り」を明言する。「不成り」は明言不要、すなわち駒の裏返
る動作は観測可能という訳。

・取り駒
 玉:取ることが出来ない。当たりを放置した時点で放置側の負け
 猫:取って駒台に置く。使用できない
 飛、角、金、銀、桂、香、歩:取って駒台に置く

・禁じ手、反則
 将棋に準ずる。2歩、打ち歩詰、当たりの玉放置、行き場のない駒打ち

・対戦終了
 玉の位置が確定した時点、千日手

千日手成立により玉が確定する事があるかもしれない。

・勝負の判定
 終了時に確定していない駒も仮決めして初手より棋譜に従って並べ直す。棋
 譜の最後まで無事に並べ終えたら玉が未確定の方が勝ち

反則手が生じた場合には、原因を突き止めどちらかが責任負ってね。ひょっと
したらこのルール事態のパラドックスかもしれない。

量子将棋(猫入り・穴) 続き

2013-11-15 00:40:05 | _量子将棋(猫入り)
今回の主に猫がらみの修正でゲームの出来はどうなったのか当初のサンプル例
の棋譜を再利用してさらっと調べる。

 ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  +②③④+
 ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥①⑧⑨⑩
 +++⑤+  +++⑭+  +⑦+●+  +⑫+●+  +⑫+●+
 ⑪⑫⑬⑭⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳

【1手目】 先手 ⑤:右斜め上桂馬跳び ・先手駒台 駒無し

 ⑤:【猫】確定
 ⑩:【歩】確定

いきなり⑤が【猫】宣言
⑤消滅して【穴】ができる(新ルール)

【2手目】 後手 同⑭:【穴】入り (!)

 ⑭:先手の駒台に移動

⑭いきなり【穴】に飛び込み先手の駒台に(新ルール)
こんな事になるとはね。悪手にお付き合い。

【3手目】 先手 ⑦:上  ・先手駒台 ⑭

⑦は敵駒と向かい合うけどこの時点で【玉】でないとは断定できず。なぜなら
⑫が【猫】の場合接触している【玉】を取ることはできない(新ルール)ので
当たりにならない。6手目の①も同様で【玉】の可能性を排除できない。

【4手目】 後手 同⑫:⑦取る  ・後手駒台 ⑦

【5手目】 先手 ①:斜め上上がる  ・先手駒台 ⑭

 ①:【銀】【金】または【玉】(⑫【猫】の時)
 ⑥:【歩】確定

【6手目】 後手 ⑦:敵陣第一段隅(④の隣)に打つ  ・後手駒台 無し

 +②③④+ ⇒ +②③④⑦
 ⑥①⑧⑨⑩ ⇒ ⑥①⑧⑨⑩
 +⑫+●+ ⇒ +⑫+●+
 ⑪+⑬+⑮ ⇒ ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳ ⇒ ⑯⑰⑱⑲⑳

 ⑦:【金】または【銀】 
 ②:【歩】確定
 ⑫:【玉】ではない

①は【猫】ではないので⑫が【玉】なら当たりを放置できない。

・駒確定状況リスト (左新ルール・右旧ルール対比)
 各駒の状態、〇:確定 ●:非該当確定 +:未確定
 列は左から、歩、香、銀、金、猫、玉

 ①:●●++●+ ⑪:++++++ ①:●●++●● ⑪:++++++ 
 ②:〇●●●●● ⑫:+++++● ②:〇●●●●● ⑫:+++++●
 ③:++++●+ ⑬:++++++ ③:++++●+ ⑬:++++++
 ④:++++●+ ⑭:+++++● ④:++++●+ ⑭:+++++●
 ⑤:●●●●〇● ⑮:++++++ ⑤:●●●●〇● ⑮:++++++
 ⑥:〇●●●●● ⑯:++++++ ⑥:〇●●●●● ⑯:++++++
 ⑦:●●++●● ⑰:++++++ ⑦:●●++●● ⑰:++++++
 ⑧:++++●+ ⑱:++++++ ⑧:++●●●+ ⑱:++++++
 ⑨:++++●● ⑲:++++++ ⑨:++●●●● ⑲:++++++
 ⑩:〇●●●●● ⑳:++++++ ⑩:〇●●●●● ⑳:++++++

【6手目】終わった時点での駒確定状況リストの比較、左側が新、右が旧。

7手目以降は省略するけれど先手①が【玉】である可能性が余分に残っていて
8手目までに【玉】を確定するのは難しそう。【猫】の能力を少し下げた効果
が出たみたい。【穴】も邪魔するし。ゲームとしてまあまあ合格かな。

 猫:縦横後斜め1コマの敵玉を取ることができない(新ルール)

ちょっとこのテーマにのめり込みすぎたのでしばらく話題変えよっと。早とち
りもあったし知恵熱(誤用)出そうだし。

量子将棋(狂い猫入りバージョン) ずっこけたので…ほぼ戻す

2013-11-14 09:47:53 | _量子将棋(猫入り)
*味方の陣地、敵の陣地どちらにも配置できるの面白いと思ったけれどすぐに
【玉】が確定されるので構想倒れで取り下げる。
まず【玉】は敵陣2路に配置できない。同列の1路に【歩】を置けない(行き
場のない駒は不可)、よって敵駒と向かい合う事になるけれど当たりの玉を放
置することになってしまう。結局自陣に置くしかないので…ごめんなさい。ほ
ぼ戻す。(11/14 21:00)

***

量子将棋に関して少しは感じがつかめたかな。本将棋をベースにした量子将棋
でもだいたいエッセンスは同じ、将棋の棋力に合わせ駒状況確定を推論する力
が必要、これは極めてロジカルな作業なので将棋の棋力と相関性があり、まあ
将棋の強い人が量子将棋も強いでしょう。

5路盤の為【猫】の威力が大きくすぐに勝負が付いてしまいそう。【猫】の替
りに【八方桂】を使った方がより楽しくなるかも。或いは上級者は【八方桂】、
初級者は【猫】のハンデをつけるとか。【歩】が全然活躍できないのも不満、
いつまでたっても敵陣に成り込めないよ。でちょっと修正、というかかなり過
激なルールになっているので盤が狭いからといってナメないでね。
(ナメてもいいです)

量子将棋(猫入り)

 ①②③④⑤ 
 ⑥⑦⑧⑨⑩  
 +++++  
 ⑪⑫⑬⑭⑮  
 ⑯⑰⑱⑲⑳

・駒の種類
 玉、猫、金、銀、香各1枚、歩5枚の計10枚 ①~⑩ ⑪~⑳
 自陣の1路、2路に配置

・駒の動き
 玉、金、銀、香、歩:将棋と同じ 
 猫:八方桂及び玉の動き、つまり前後左右に桂馬跳び及び縦横後斜め1コマ
   縦横後斜め1コマの敵玉を取ることができない(!)

・穴
 猫:猫確定時、最後に駒移動或いは取られた時点ですでに穴を残して消滅
 玉:穴に入れない
 金、銀、香、歩:穴に入ると相手の駒台に移る
 香:穴を飛び越す事ができる 

・駒台上で猫確定時(駒台上の穴)
 駒台上の駒は全て相手の駒台に移る。以前に猫と駒台上で同席していた
 盤上の駒も引き戻され相手の駒台に移る
 以降取った駒は全て相手の駒台に移る

*双方の駒台に穴ができると取った駒は行き場がなく永久に時空を彷徨う事に
なる。消滅した猫みたいにね。(11/18)

・成り
 香、歩:敵陣の1路に着いた時に成る。成った後は金の動き
 銀:敵陣の1路に着いた時、または敵陣の一路から戻るとき、成る事も成ら
   ない事(不成り)もできる。成れば金、成らなければ銀の動き
 金:成れない、動きに変化なし
 猫:成れない、動きに変化なし
 玉:敵陣の1路に入れない(入玉禁止)

歩、香、銀が成る場合には「成り」を明言する。銀の「不成り」は明言不要、
すなわち駒の裏返る動作は観測可能という訳。

・取り駒
 玉:取ることが出来ない。当たりを放置した時点で相手側の負け
 猫:取って駒台に置く。使用できない
 金、銀、香、歩:取って駒台に置く

・禁じ手、反則
 将棋に準ずる。2歩、打ち歩詰、当たりの玉放置、行き場のない駒打ち

・対戦終了
 玉の位置が確定した時点、千日手

千日手成立により玉が確定する事があるかもしれない。

・勝負の判定
 終了時に確定していない駒も仮決めして初手より棋譜に従って並べ直す。棋
 譜の最後まで無事に並べ終えたら玉が未確定の方が勝ち(11/25)

反則手が生じた場合には、原因を突き止めどちらかが責任負ってね。ひょっと
したらこのルール事態のパラドックスかもしれない。

駒の種類を多くしたり盤面を広くしても駒状況確定は難しくなるけれど、それ
によってゲームが楽しくなるかはまた別の話。シュレディンガーの猫パラドッ
クス、過去の猫の生死の状態が分らないという部分にこだわって、作ってみた。

*行き場のない駒の発生を避ける為【石】から【穴】へ変更した。

量子将棋(猫入り) 続き

2013-11-12 23:02:21 | _量子将棋(猫入り)
サンプル例最終回、それでは6手目の最善手。

 ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  +②③④+
 ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥①⑧⑨⑩
 +++⑤+  +++⑭+  +⑦+⑭+  +⑫+⑭+  +⑫+⑭+
 ⑪⑫⑬⑭⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳

【6手目】 後手 ⑦:敵陣第一段隅(④の隣)に打つ  ・後手駒台 ⑤

・駒確定状況リスト
 各駒の状態、〇:確定 ●:非該当確定 +:未確定
 列は左から、歩、香、銀、金、猫、玉

 ①:●●++●● ⑪:++++++
 ②:〇●●●●● ⑫:+++++●
 ③:++++●+ ⑬:++++++
 ④:++++●+ ⑭:+++++●
 ⑤:●●●●〇● ⑮:++++++
 ⑥:〇●●●●● ⑯:++++++
 ⑦:●●++●● ⑰:++++++
 ⑧:++●●●+ ⑱:++++++
 ⑨:++●●●● ⑲:++++++
 ⑩:〇●●●●● ⑳:++++++

 +②③④+ ⇒ +②③④⑦
 ⑥①⑧⑨⑩ ⇒ ⑥①⑧⑨⑩
 +⑫+⑭+ ⇒ +⑫+⑭+
 ⑪+⑬+⑮ ⇒ ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳ ⇒ ⑯⑰⑱⑲⑳

①と⑦:【金】【銀】 
②:【歩】確定

敵陣最下段に打てる駒は【金】【銀】しかない。②の【歩】を確定し【玉】候
補を③④⑧に絞る。しかもたまたま後手の⑫⑭どちらが【猫】の場合にも③⑧
は当たり筋に入っているので、7手目にどちらかの駒が取られても8手目に残
りの駒を桂馬跳びして猫宣言すれば④の【玉】が確定する。



【7手目】先手 ①:⑫を取る ・先手駒台 ⑫

【8手目】後手 ⑭:③を取る ・後手駒台 ③⑤

⑭:【猫】確定
④:【玉】確定



【7手目】先手 ⑨:⑭を取る ・先手駒台 ⑭

【8手目】後手 ⑫:③を取る ・後手駒台 ③⑤

⑫:【猫】確定
⑰:【歩】確定
④:【玉】確定
⑦:【銀】確定
①:【金】確定



【7手目】先手 ④:同⑦取る ・先手駒台 ⑦⑫

⑭:【猫】でないことが確定

もし⑭が【猫】なら先手に【玉】候補がなくなる。よって⑭は【猫】ではない。
(背理法)

【8手目】後手 ⑫:⑨を取る ・後手駒台 ⑤⑨

⑫:【猫】確定
②:【歩】確定
④:【玉】確定 

Ⅲのケース、先手の【玉】詰んでますね…たまたまですが。

*Ⅲのケース、【7手目】先手 ④:同⑦取る の時点で
 ④:【玉】
が確定する。横移動は【金】【猫】【玉】しかできないけど【金】は①または
⑦、【猫】は⑤なので。詰ます前にもう終わってた。(11/14)

量子将棋(猫入り) 続き

2013-11-11 12:05:17 | _量子将棋(猫入り)
【6手目】 後手 ⑫:③取る  ・後手駒台 ③⑤⑦

・駒確定状況リスト
 各駒の状態、〇:確定 ●:非該当確定 +:未確定
 列は左から、歩、香、銀、金、猫、玉

 ①:●●++●● ⑪:++++●+
 ②:++++●+ ⑫:●●●●〇●
 ③:++++●● ⑬:++++●+
 ④:++++●+ ⑭:++++●●
 ⑤:●●●●〇● ⑮:++++●+
 ⑥:〇●●●●● ⑯:++++●+
 ⑦:++++●● ⑰:〇●●●●●
 ⑧:++++●● ⑱:++++●+
 ⑨:++++●● ⑲:++++●+
 ⑩:〇●●●●● ⑳:++++●+

 +②⑫④+ ⇒ ++②④+
 ⑥①⑧⑨⑩ ⇒ ⑥①⑧⑨⑩
 +++⑭+ ⇒ +++⑭+
 ⑪+⑬+⑮ ⇒ ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳ ⇒ ⑯⑰⑱⑲⑳

【7手目】先手 ②:同⑫取る ・先手駒台 ⑫
 ②:【歩】でないことが確定
 ⑦:【歩】確定 

後手8手目に先手玉が②か④か確定するうまい手が私には見つからない。ただ
しここで後手最善手を差さないと10手目でも確定できないよ。その最善手1
つしかないようだけど省略してもいいかなあ。

***(省略しませんよ)***

 【8手目】後手 ⑭:⑨を取る ・後手駒台 ③⑤⑦⑨

 【9手目】先手 任意手 ・先手駒台 ⑫

 【10手目】後手 ⑨:⑪⑬⑮又は⑰の上に打つ ・後手駒台 ③⑤⑦

 ⑨:【歩】でないことが確定 (二歩禁止ルールによる)
 ④:【歩】確定
 ②:【玉】確定

***(以上 11/12) ***

【7手目】先手 ①④⑧または⑨:同⑫取る

先手が最善手を差さない場合、後手に決め手がある。

 【8手目】後手 ⑦:⑪⑬⑮又は⑰の上に打つ

 ⑦:【歩】でないことが確定
 ②:【歩】確定
 ④:【玉】確定

二歩禁止ルール(同じ列に味方の歩が2つある状態禁止、成ってればいい)を
利用している。
⑦を直接敵陣最前列に打って【歩】でないことを示すのもある。ただしこれは
7手目に先手が⑧で⑫を取った場合には使えない。

【7手目】先手 ⑧:同⑫取る

 ⑧:【金】確定
 ①:【銀】確定

⑦は【歩】または【香】、行き場のない場所に駒を打つのは不可という将棋の
ルールがあるので敵陣最前列に打ち込めないんだ。

量子将棋(猫入り) 続き

2013-11-09 23:40:00 | _量子将棋(猫入り)
前回までの局面。

 ①②③④⑤ ⇒ +②③④+
 ⑥⑦⑧⑨⑩ ⇒ ⑥①⑧⑨⑩
 +++++ ⇒ +⑫+⑭+
 ⑪⑫⑬⑭⑮ ⇒ ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳ ⇒ ⑯⑰⑱⑲⑳

【棋譜】 初手~5手
先手⑤:右斜め上桂馬跳び/後手同⑭/⑦:上/同⑫/①:左斜め上上がる

持ち駒 先手:無し 後手:⑤⑦

初手に先手が【黒猫】宣言、6手目には後手も【白猫】を明かす。【猫】の動
きは強力なので【猫】が特定されると一気に終盤・終局に突入する感じ。ただ
し7手目に先手に好手がある為、今回の手は最善手ではない。

 +②③④+ ⇒ +②⑫④+
 ⑥①⑧⑨⑩ ⇒ ⑥①⑧⑨⑩
 +⑫+⑭+ ⇒ +++⑭+
 ⑪+⑬+⑮ ⇒ ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳ ⇒ ⑯⑰⑱⑲⑳

【6手目】 後手 ⑫:③取る (!) ・後手駒台 ③⑤⑦

 ⑫:【白猫】確定
 ⑰:【歩】確定
 ②又は④:【玉】

6手目、後手⑫が【白猫】であることを明かすことにより同列の⑰の【歩】が
確定、同時に先手の【玉】は②または④に絞られる。その訳は当たりのままの
玉を放置できないので【白猫】の当たりになっている開始局面の⑥⑧、1手目
の局面の⑤、2手目の局面の⑦、3手目の局面の①③⑨が【玉】ではない。残
りの⑩は1手目に【歩】が確定している。

現在【玉】候補の②④は【白猫】の当たりになっている。放置は禁じ手、逃げ
れば逃げた駒が【玉】確定なので7手目は【白猫】を取る一手。隣接した①②
④⑧⑨で取るしかないが最善手はただ1つ、他の手では8手目に【玉】が確定
し先手の負けになる。興味持ったら考えてみて。

・駒確定状況リスト
 各駒の状態、〇:確定 ●:非該当確定 +:未確定
 列は左から、歩、香、銀、金、猫、玉

 ①:●●++●● ⑪:++++●+
 ②:++++●+ ⑫:●●●●〇●
 ③:++++●● ⑬:++++●+
 ④:++++●+ ⑭:++++●●
 ⑤:●●●●〇● ⑮:++++●+
 ⑥:〇●●●●● ⑯:++++●+
 ⑦:++++●● ⑰:〇●●●●●
 ⑧:++++●● ⑱:++++●+
 ⑨:++++●● ⑲:++++●+
 ⑩:〇●●●●● ⑳:++++●+

量子将棋(シュレディンガーの猫入り将棋)

2013-11-09 01:00:00 | _量子将棋(猫入り)
量子人狼が話題になっている。興味のある方はインターネットで検索してみて
人狼ゲームの一種だがそれぞれ村人か人狼かは確率的にしか決まらず後の経過
によってやがていずれかに確定する。その段階で以前の行為も整合性が合うよ
うに遡って見直す。例えば全員がゲーム開始時は確率80%で村人20%で人
狼で、日々村人的な行為及び人狼的な行為を行っている。数日後にAが人狼と
確定したとすると、今まのAの人狼的な行為が確定し、例えばAがB、Cを夜
襲撃していたとすると、人狼は人狼を襲撃できない為B,Cは村人と確定し、
生前のB,Cの村人的行為が確定、人狼的な行為は無効、死後は無行為に訂正
するのかな、それらを全て見直して未だ村人にも人狼にも確定していない者に
対して、村人、人狼である確率が再計算される。全員の村人、人狼確率テーブ
ルは公開されるけれど、どれが自分なのかは本人にしか分らない。勝利条件は
人狼ゲームと同じ。村人の為に頑張って村人勝利に貢献したけど、人狼になっ
てしまったとか、もう俺とっくに死んでるよなんて状況が起こって面白そう。
このアイデアは人狼以外のゲームにも使えそうで、後の動きによって駒の種類
が確定する量子将棋、量子チェスなんてのもできる。実際の将棋をベースにす
ると駒数も多く盤も広くて使い辛いので、5×5路盤のミニ将棋にした。

*実際の将棋をベースにした量子将棋はすでにネット上で遊べる状況みたい。

 ①②③④⑤ 
 ⑥⑦⑧⑨⑩  
 +++++  
 ⑪⑫⑬⑭⑮  
 ⑯⑰⑱⑲⑳

・駒の種類
 玉、猫、金、銀、香各1枚、歩5枚の計10枚 ①~⑩ ⑪~⑳
 自陣の1路、2路に配置

・駒の動き
 玉、金、銀、香、歩:将棋と同じ
 猫:八方桂及び玉の動き、つまり前後左右に桂馬跳び及び縦横後斜め1コマ

・成り
 香、歩:敵陣の1路に着いたら成る。成った後は金の動き
 銀:敵陣の1路に着いた時、また敵陣の一路から打ち戻るとき、成る事も、
   成らない事(不成り)もできる。成れば金、成らなければ銀の動き
 金:成れない、動きに変化なし
 猫:成れない、動きに変化なし
 玉:敵陣の1路に入れない(入玉禁止)

*歩、香、銀が成る場合には「成り」を明言する。銀の「不成り」は明言不要、
すなわち駒の裏返る動作は観測可能という訳。
*猫は相手に寝返りしないので先手猫を「黒猫」、後手猫を「白猫」という。

・取り駒
 玉:取ることが出来ない。当たりを放置した時点で相手側の負け
 猫:取って駒台に置く。ただし使用できない
 金、銀、香、歩:取って駒台に置く。使用できる

・禁じ手、反則
 将棋に準ずる。2歩、打ち歩詰、当たりのままの玉放置

・対戦終了
 どちらかの玉の駒が確定した時点で対戦終了

・勝負の判定
 終了時に確定していない駒も仮決めして初手より棋譜に従って並べ直す。反
 則手があれば、先に反則手を犯した方が負け。棋譜の最後まで無事に並べ終
 えたら、対戦終了時に玉が確定した側が負け。同時に玉が確定した場合は引
 き分け。玉の駒が確定した時点で投了すれば棋譜による勝負の判定は不要。

*「先に反則手を犯した方が負け」としたけれど取った駒での反則手は微妙。
「反則手を起こした駒の最初の保有者が負け」と訂正かな。つまり①~⑩の駒
なら先手の負け、⑪~⑳の駒なら後手の負け。

*千日手(11/10)
 引き分け。ただし千日手成立により玉が確定する場合があり対戦終了となる。
 レアケースだと思うけどね。
 連続王手の千日手は不可、王手をする側が手を変えなければならない。相手
 の玉が確定できないにもかかわらず、王手がかかっているという超レアケー
 ス。サンプル図できるかなあ、というか起こりえないか。

駒の動きは将棋と同じだけど量子力学のシュレディンガーの猫パラドックスの
猫を駒に加えたおかげで大変なゲームになってしまった。頭がウニになる。

【対戦サンプル】
先手の初手、3手、5手はランダムに決定、後手の2手、4手は自然に当たり
になった駒を取るとしている。5手目が終わった時点ですでに抜き差しならな
い局面、以下双方最善手をつくすと10手目で決着かな。暇なら試してみて。

 ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  ①②③④+  +②③④+
 ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥⑦⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥+⑧⑨⑩  ⑥①⑧⑨⑩
 +++⑤+  +++⑭+  +⑦+⑭+  +⑫+⑭+  +⑫+⑭+
 ⑪⑫⑬⑭⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪⑫⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮  ⑪+⑬+⑮
 ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳  ⑯⑰⑱⑲⑳

【1手目】 先手 ⑤:右斜め上桂馬跳び ・先手駒台 駒無し

 ⑤:【黒猫】確定
 ⑩:【歩】確定

 いきなり⑤が【猫】宣言、ランダムとはいえ出来すぎ

【2手目】 後手 同⑭:⑤取る (自然手)

 ⑭:【玉】ではない(理由わかりますよね?) ・後手駒台 ⑤

 使えない事わかってるけれど ⑤【黒猫】を自分の駒台に乗せる

【3手目】 先手 ⑦:上 (ランダム) ・先手駒台 駒無し

 ⑦:【玉】ではない ⑨:【玉】ではない

【4手目】 後手 同⑫:⑦取る (自然手) ・後手駒台 ⑤⑦

【5手目】 先手 ①:斜め上上がる (ランダム) ・先手駒台 駒無し

 ①:【銀】または【金】
 ⑥:【歩】確定

・駒確定状況リスト
 各駒の状態、〇:確定 ●:非該当確定 +:未確定
 列は左から、歩、香、銀、金、猫、玉

 ①:●●++●● ⑪:++++++
 ②:++++●+ ⑫:++++++
 ③:++++●+ ⑬:++++++
 ④:++++●+ ⑭:+++++●
 ⑤:●●●●〇● ⑮:++++++
 ⑥:〇●●●●● ⑯:++++++
 ⑦:++++●● ⑰:++++++
 ⑧:++++●+ ⑱:++++++
 ⑨:++++●● ⑲:++++++
 ⑩:〇●●●●● ⑳:++++++

駒確定状況リストを毎回更新し誤りがないか確認する。これに誤りなければ棋
譜を並べ直して途中で反則負けが発生するケースはなくなるはず。しかしナン
プレ同様多分そんなに簡単には正しく更新できない状況がでてくる気がする。