紅葉の名所として知られる嵐山。紅葉見物に行ったら、ぜひ寄りたいのが、「嵯峨嵐山文華館」です。


ここでは、10月26日から来年1月13日まで、企画展「夢二のてしごと」展が開催されています。


ミモロは、プレス内覧会の日に伺って、その見どころを伺ってきました。
「いらっしゃいませ~ミモロちゃん」と、学芸員の方と広報の方が迎えてくださいました。

さて、この「夢二のてしごと」展は、美人画で知られる竹久夢二の幅広い仕事を知る素晴らしい機会です。


京都とゆかりの深い夢二は、舞妓さんをモデルにした作品も多数。大正10年ごろに描かれた絹本着色の掛け軸。そして、大正4年の「木によれる女」という夢二らしい作品が、まず来場者を迎えます。
「え~これも夢二の作品なの?」と油絵の風景画を前に・・・


広い展示スペースには、さまざまな作品が並びます。

「わ~かわいいフレームに入ってる~」
水彩画と油絵の作品は、異なる技法で描かれながら、同じようなフレームに・・・

「かわいい~」女の子が描かれた作品は、水彩で、少女向け雑誌の表紙だったもの。

作家や詩人としての才能も発揮した夢二。

「夢二画集 春の巻」などには、「生と死」に向き合った詩が発表されているそう。
「わ~スケッチだ~」

完成した作品のもとになるスケッチは、その人らしさが出て、興味深いもの。
「ミモロちゃん、2階の展示もみてください~」と言われ、ミモロは、2階にある大広間へと向かいます。


「ミモロちゃんって、お行儀がいいネコなのね~」と褒められ「まぁね~」と鼻を膨らませるミモロです。
さまざなまイベントなども行われる2階のスペースは、ゆったりとした造り。広い廊下には、椅子もあり、嵐山の景色を楽しむこともできます。

「すごい広~い!」あまりの広さに立ち尽くすミモロです。

壁面には、展示スペースが設けられ、そこにも夢二の作品が並んでいます。

ここには、「夢二のまなざしー大正時代の光と影~」というテーマで、「長崎十二景」と「女十題」という夢二の傑作シリーズが、前期・後期に分けて展示されます。


「これ洒落てるね~」とミモロが見つめるのは、作曲家中山晋平の楽譜などの表紙です。


民謡曲集のイラストなども描いています。

「え~楽譜の表紙だって~。昔の楽譜って、素敵だね~」

まさに夢二は、今でいう人気イラストレーターでもあったのです。女性が憧れ世界・・・男性が憧れる女性など、当時の人が求めるものをさまざまな形で表現し、さらに作詞なども手掛けるマルチアーチーストだったのです。
竹久夢二の貴重な作品の数々を見ることができる企画展です。
*詳しくは「嵯峨嵐山文華館」のホームページで
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで