紅葉が美しい東山の名勝「無鄰菴」。政治家、山形有朋が明治29年に作った別荘です。七代目小川治兵衛により作庭された庭園は、里山の景色を映したのような躍動感あふれる近代日本庭園の傑作といわれます。敷地内には、日本建築の母屋、またモダンな洋館、趣ある茶室が、独特の世界を構築しています。


さて、昨年よりここ「無鄰菴」では、建物および庭園の保全・維持を目的に、さまざまな活動が始まりました。
お庭ガイド、茶道教室、苔庭づくりなどをはじめ、歴史を知る講座など多彩な講座が開設されています。
ミモロは、「きものを知る」という講座に参加しました。


母屋の2階のお座敷が会場。そこで着物に関する一般知識や着付け、コーディネートなどを教わります。
講師は、栃木県宇都宮の「呉服おぎはら」の荻原真衣さん。

着物の種類や素材、着物の部位の名称、着るとき必要なものなど、着物の基礎を学ぶ講座です。



家紋や着物の文様などのお話もありました。

実際に、いろいろな着物に触れてみる機会も設けられています。


参加した人は、京都に観光にいらした方なども…。
何かを京都で学びたい、体験したいという人には、「無鄰菴」という場所で受講できる素敵な講座です。
「へぇ~晒って着物を着るのに便利なんだ~」と見つめるミモロ。着物を着るコツなどもデモンストレーションされました。

この講座は、5回行われ、4回目は、12月22日土曜日10:00~12:00で「年間行事の装い」がテーマに。
講座参加料は3500円。申し込みは「無鄰菴」のホームページから
「これからもいろいろな講座を企画していますから、参加してくださいね~」と企画などを担当する山田さん。

このお仕事のために、京都に暮らし始めたのだそう。
「無鄰菴」では、庭園を楽しむと共に、維持・保全のためのボランティアスタッフや「無鄰菴」を支援する「フォスタリング・メンバーズ」を募集しています。メンバーの交流も行われるそう。すでにメンバーは1000人を超えるとのこと。
京都にかかわりを持ちたいという人には、おすすめです。
現在、京都各所の文化財や歴史的建造物などの保全・維持のために、その施設を使い、さまざまイベントを開催し資金をキープする動きが盛んになっています。使うことで、建物などは、生気を蘇らせることができるのかもしれません。
「なんか『無鄰菴』面白くなってるね~」とミモロ。
今までの観光客として見物するだけなく、積極的に参加することで、京都の楽しみはさらに広がっているようです。
ミモロが文化講座に参加したときは10月下旬。庭はまだ緑が茂っていました。


このお庭を管理する「植彌加藤造園」、また「無鄰菴管理事務所」「京都市」が、トータルに「無鄰菴」に関わっています。


「は~い」とミモロ。
ぜひ一度「無鄰菴」のホームページをご覧ください。京都の旅のプランに組み込みたい講座に出会えるかもしれません。
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