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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの工房見学。京友禅の上仲正茂さん。若手の職人さんたちが集う「響」の会長さん。

2022-08-01 | ものづくり

「わ~なんてきれいな京友禅のお着物なんだろう~」と、ミモロはじっと見つめます。

京都の伝統工芸が大好きなミモロ。この日は、京友禅の作家さんである上仲正茂さんの工房を訪れました。

京都の伝統工芸の中でも、おそらく最も知られた存在と言えるのが京友禅。
その艶やかな姿は、昔から女性たちの憧れです。

京都生まれの上仲正茂さんは、お父様も職人さんであったことから、物心ついたころから、絵を描くのが大好き。学生時代は、日本画を専攻し、友禅の人間国宝である羽田登喜男氏に師事。腕を磨きます。その後、独立し、2013年に「京もの認定工芸士」に認定されます。

友禅の技術は、着物だけにとどまらず、タペストリーをはじめ、現代の暮らしにマッチしたファッション雑貨など幅広く、その模様も花鳥風月というテーマだけでなく、モダンな模様など、多種多様。

また、若手伝統工芸士たちの活躍の場の創生にも尽力し、「響」というさまざまな分野の職人さんたちのグループの会長としても活躍しています。

ミモロとは、以前から作品の展示会などで顔見知りに…。「あの~一度、工房お邪魔したいんですけど~」という長いが叶い、夏のある日、工房がある原谷エリアに伺いました。

2階にある仕事場…「ここであの美しい作品が生まれるんだね~」

そこに飾ってあったのが、見事な訪問着。

「すごい~!」と興味津々のミモロ。近くで拝見します。
「あれ?裏もなんか絵がかいてある~」とわざわざめくって覗きます。


訪問着の前の裾の裏側には、表の優美な花鳥風月の模様とは趣が異なるかわいいイラスト調の模様が…

「キャ~これかわいい~すごく遊び心があって素敵!」とミモロ。

実は、この訪問着は、上仲さんが結婚するときに奥様にプレゼントしたもの。ミセスになっても着られるようにと、訪問着になさったそう。
「わ~素敵!自分のことを思って作ってくださったなんて、奥様感激しちゃうよね~」と。
「まぁ、若い時の作品ですから…」とちょっと照れ気味の上仲さんでした。

「あの~今、友禅など和服関係の業界って、なかなか厳しいって聞いてますけど…」と、ミモロ。

「はい、昔のように和服が売れませんから…。その技術を持った人たちが、思う存分活躍できる機会が減っています。例えば、昔は、技術を身に着ければ、仕事には困らないという時代だったんですが、今は、技術を習得する専門学校を卒業しても、それを活かせる仕事に就ける人は、少ないのが実情で、全く別の仕事をしている人たちも多いんです」と上仲さん。
「え~そうなんですね~。もったいないね~」とミモロ。

また、友禅をはじめ、染めの着物などの脅威は、進化したプリンターの存在。いかなる模様やデザイン、写真すら布にプリントできる技術は、安価で短時間に製作できることに。

「人の手で作られるものの魅力は、もちろん機械とは比べようもありませんが、やはり価格は高くなり、その価値を理解してくれる年齢層が、今後どうなってゆくかは、不明ですね」と。

その高い技術を使って、和服から、ストールなどのファッション雑貨をはじめ、インテリアとしてのファブリックパネルなど…その製作の幅を拡大しているそう。

「手描きの友禅でできた作品って、この世にひとつしかないんだよね…同じ模様でも、どうしても違いがあって、それが素敵なんだよね~」というミモロです。

「これ、すごい技術じゃないですか?」とミモロが見つめるのは、「引き染め」という友禅の高い技術で作られたストールです。

「さすがミモロちゃん、よくわかってますね~」と上仲さん。
美しい色のグラデーションを生み出すのは、難しいのです。

さて、上仲さんのホームページ「染工房 正茂」を見ると、そこには、さまざま作品が購入できるようになっています。
「おうちで楽しめる手描き友禅体験キットもある~夏休みにいいかもね~」とミモロ。
ぜひ、一度「染工房 正茂」のホームページをご覧ください


また、かつては呉服屋さんから注文していたオリジナルの友禅の着物は、今、直接、友禅作家さんに依頼できるようになっています。
「直接、作ってくれる人に依頼した方が、自分の好み伝わりやすいよね~」とミモロ。
「はい、直接お目にかかったり、電話などでご相談しながら、お好みの図柄などを製作し、ご提案させていただいています。まぁ、直接ですから、価格もそれなりに…」とのことです。

「あの~手描き友禅の体験イベントもしてるんですよね~」とミモロ。
「はい、ホテルなどで開催することがありますよ~」ということで、ミモロは、さっそく上仲さんの手描き友禅体験教室を見つけ、参加することにしました。

「そういう体験教室大好きなんだ~」と、張り切るミモロです。


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職人さんの技から生まれるさまざまな竹工芸の品々。下準備こそ肝心なポイント

2022-06-24 | ものづくり

京都屈指の竹材店のひとつ「横山竹材店」を訪れているミモロ。
本社のそばにあるショップで、職人さんの技を見せていただくことに…。


ここは以前も伺いましたが、今回は、職人さんの技をそばで拝見できることに…。

艶やかな表面の孟宗竹の輪切り…。肉厚のしっかりとした竹です。

でも、多くの竹工芸で使うのは、竹の表面の皮の部分。
その薄い皮を竹から取ることから、竹工芸品づくりは始まります。

太い竹を鉈で裂くように、約5ミリくらいになるまで、何度も裂きます。


細くなった竹から、肉厚の内側の部分から、皮の部分をはいでゆくのです。


鋭い刃の鉈で手際よく進められる作業…「わ~手切らないか心配になっちゃう~」とそばで見ているミモロは、ちょっと緊張の面持ち。


やがて薄い竹の皮の部分が揃いました。

「う~紙みたいに薄い…柔軟性もあって、これで竹籠なんか編むのかな?」とミモロ。

「いいえ、まだ作業途中なんですよ~」と、素敵な職人さん。

そうここからがもうひと手間…それこそが日本の丁寧なモノづくりを示すもの。
つまり、裂いた薄い竹材は、脇の部分に細い竹の繊維が残り、そのままでは、指にそれが刺さってしまう危険も。なので、薄い竹材でも、その側面をなめらかにする、まるで面取り作業が行われるのです。

「わ~これバームクーヘンみたい…」とミモロが親しみをこめて見つめる切り株のような木材。

美味しい大好きなバームクーヘンを思い浮かべるミモロです。

さて、これは大切な作業台。
そこに、鋭い刃の小刀のような刃物を2つ突き刺します。

その幅と刃の角度を測りながら、慎重にセット。「何するんだろ?」とそばのミモロは興味津々。

するとそこに、切り取った薄い竹材を、2つの刃の間に通します。

「わ~すごい~!」とミモロは目を輝かせます。
つまり、この作業は、竹材の幅を一定にし、また側面の余分な繊維を取り去っているのです。
「すごい~誰が考えたんだろ?」とミモロ。職人さんの昔からの知恵と技…。効率よく同じサイズの竹材ができるのです。

そして最後に、仕上げとして、竹材の厚みを調整します。


「はい、これでコースターを編む準備ができましたよ~」と職人さん。


均一の竹材で編まれたコースター。2枚の竹材を併せて使用することで、強度なども生まれるそう。

つまり竹工芸づくりで、編みだすまでに、かなりの手間と時間が必要なのです。
「なんか織物と同じだね~機に経糸セットしたり、織り出すまでに相当の時間と手間がかかるもの…」とミモロ。

そう、ものづくりには、その準備が本当に大切。「これだけの手間がかかっていることを思うと、それなりの値段がするのも納得するね~」とミモロ。

一見、似たように見える海外で作られた大量生産品と、京都の職人さんたちが手間をかけて丁寧に作る品との違いは、使うほどに、時が経るごとに、味わいがでるか、壊れるかという大きな違いになるのです。

「気に入ったものを見つけて、大切に長く使いたい~!」という人も増えているのでは…。

大学でさまざまな工芸品づくりを体験し、その中で、一番心惹かれたのが竹工芸だったとおっしゃる職人さん。

そして竹工芸の世界に…。まだまだいろいろな技術を学んでいきたいと、目を輝かせます。

「このバスケット素敵!」と思わず中へ。

滑らかな竹の表面、そして内側もささくれなどはありません。そしてしっかりとしたフォルム。使うほどに、味わいが深まる品です。

「ここに来れば、良質の竹工芸品に出会えるね~東京のお友達にも教えてあげるんだ~」とミモロ。

旅が再開された今年の夏…京都旅にいらっしゃる方も大勢…京都にいらしたら、ぜひ日本が誇る伝統工芸の職人さんの技に触れて欲しいもの。良質の品々は、暮らし自体の質をアップさせます。


*「横山竹材店」の詳しい情報はホームページで


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京都産の銘竹をはじめ、さまざまな種類の竹材を扱う「横山竹材店」.燃えにくい「防炎竹」も開発も。

2022-06-23 | ものづくり

日本建築に欠かせない建材のひとつの竹。その種類は、本当にたくさん…。

ミモロは、ある日、京都御苑の西側に位置するエリアにある「横山竹材店」を尋ねました。


ここは、昨日ご紹介した竹工芸品のお店「TAKENOKO]の本社です。

創業は大正8年(1919)で、現在4代目の横山さんがミモロを迎えてくださいました。


まずは、竹材が並ぶ倉庫へ。

「わ~いっぱい竹が並んでる~」とミモロは、キョロキョロしながら歩き回ります。

「あの~何種類ぐらい竹があるんですか?」とミモロ。「う~数えたことないから…1000種類はあるんじゃないかな~」と横山さん。倉庫はここだけでなく、他の場所にもあるのだそう。

夏冬の気温の温暖差が激しい京都は、良質の竹の産地なのだとか。「やっぱり厳しい自然環境の中で鍛えられるんだ~でも、ネコにはキツイ!」と夏の暑さが苦手なミモロです。

日本建築で竹は、外の垣や壁面をはじめ、内装の天井や床の間などさまざまな場所に使われる建材。
竹のもつ清々しさが好まれるだけでなく、資材として比較的手に入りやすかったことや真っすぐで使い勝手がよかったことなども、建材に好まれた理由とも言えます。

「いろんな竹の製品作るんですか?」とミモロ。「う~竹工芸品は、まぁごく一部で、うちは主に内装などの施工が仕事です」と横山さん。

ホテルや飲食店など、竹材の内装は、日本らしさを感じさせるものとして大人気。でも、そこには消防法の厳しい防火基準があり、可燃性の竹材の使用は制限されていたのです。

そこで、ここ「横山竹材店」は、独自の加工技術と最新テクノロジーの融合で、燃えにくい竹「防炎竹」を開発。それにより、竹材の内装の幅は、拡大し、さまざまな趣ある竹の内装が可能になりました。

自然素材を建築に活用なさる建築家・隈研吾さんとも、いろいろなお仕事をなさっているそう。

自社の竹林も所有し、良質な真竹や孟宗竹を育てているそう。「ミモロ、竹林には、筍狩りによく行くの…」と、もっぱら竹林では、筍に興味があるミモロ。横山さんの場合は、育った竹が大切です。

一か月で15mも成長する竹。その中で、竹材として最適なのは、3年目くらいの竹で、人間でいえば20歳くらいの若い竹。
「それくらいが、竹としての強さもあり、また表面が美しいんです。それ以上になると、表面があまりきれいじゃなくなることが多いんですよ」と横山さん。
「え~なんかそれ人間のお肌と同じみたい…年を重ねると、シミができて、肌の張りがなくなってくるでしょ…」と、横目で私の顔を見上げるミモロ。う~竹もそうなんだ~。

さらに美しい肌をもつ竹は、やはり美しい竹を生み出すそうで、美しい肌の竹が育つように、竹林を管理しているのだとか。
ミモロが筍狩りに行く竹林とは、管理の仕方が異なるとか。
「でも、やっぱり春になると筍でるよね~美しい肌の竹の筍って美味しいのかな?」と、やはり食べることが気になるミモロでした。

竹林から切り出した竹は、そのままでは、竹材になりません。火で表面をあぶり、油を抜き、天日干しにする作業を経て、やっと建材などに使える竹になるのです。

いろいろな異なった表情がある竹材。その中でも、今や特に貴重なのが煤竹で、これはかつて囲炉裏があった家の天井材として長年使用され、独特の艶と趣を備えたもの。

「これは今からは作れない竹材で、昔ながらの家が取り壊されると聞くと出かけるんですが、なかなかいいものに出会うことがないんです」と横山さん。「そうだよね~囲炉裏があるおうちって、珍しいもの…」とミモロが思い浮かべるのは、里山に建つ茅葺の農家です。でも、多くの農家は住みやすいように改修工事などが行われ、竹材の天井であるとは限りません。

また、床柱などに使われる亀甲竹を見て、「これもここまで大きいの珍しいかも…」とミモロ。


ところで竹の断面は、丸ですが、筍の時代に、枠をおいて丸以外の形にすることもできるのだそう。
木肌の表面を加工しながら育てるのは、北山杉も同様で、趣ある表情をつくるため、成長過程に手を加えます。
さて、竹の場合、横山さんがトライしたのは、三角や四角の竹づくり。
「ということは、お星さまの形も作れるの?」とミモロ。「う~あまり細かいのは無理ですね~。四角や三角の竹も、近くで見ないとよくわからないかも…まあ、あまり需要がないので…」と。

竹材の中で、今、材料の調達が難しいのが、実は竹箒の素材。また、これを作る職人さんも少ないのだそう。

「え~これからお庭お掃除するのに竹箒使えなくなるかもしれないの…大変…」。日本産の竹箒は、そのうち貴重になるのかも…。

熱帯、亜熱帯のアジアに主に分布する竹は、イネ科の植物で、稲作が行われる地域には分布しています。
種類も数百を超えると言われますが、日本は、その種類の多い国なのです。
日本の分布の北限は、東北地方で、北海道には笹はありますが、竹林はありません。
「パンダが食べるのは笹で、竹じゃないんだ~」とミモロ。「ホントは、筍好きかも…食べたことないから知らないだけなんじゃない」と変なことを想像します。

日本の文化と深い関わりのある竹。横山さんから「道」と付くものとの関わりが深いと伺いました。
華道・茶道・剣道・弓道、書道…「なるほど竹刀や弓矢も竹だ~」と、改めて竹の用途の広さを認識したミモロでした。
それから、物干し竿、ものさし、孫の手、扇子や団扇の骨、筆の軸、尺八、横笛など、次々に思い浮かべます。



今、日本には、手つかずのまま放置された竹林も多いそう。竹の可能性って、いろいろあるようで、使える資源が放置されていることになるのかもしれません。「もったいないね~」とミモロ。

竹のことをいろいろ教えて頂いた、楽しい時間を過ごしたミモロは、再びショップへ向かい、そこで職人さんの作業を見学することに…

*「横山竹材店」の詳しい情報はホームページで


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ミモロの工房見学。「京都デニム」。友禅染の技法を使った個性的なデニムバッグづくり。

2022-06-15 | ものづくり

「これ、デニム素材を使ったバッグに、友禅染の技法で描いたクマさんだって~」

このバッグを作っているのは、京都駅の近くにある「京都デニム」です。

「ミモロちゃん、新しく入った友禅染の職人さんがいるんですよ~遊びに来てください~」と、ある日、このお店の宮本さんからメールを頂き、さっそく訪ねたミモロです。

「やっぱり、ミモロちゃん、ジーンズで来てくれたんだ~」「はい、一応TPOに合わせて、ファッション選んでます」と鼻を膨らませるミモロです。

「前に来た時、いろいろな模様が描かれたジーンズが並んでた~」と、思い出しながらお店へ。


「あれ?何してるの?」と通りから中を見ると、そこでは若い女性のスタッフの方が、何やら作業をしています。


通りに面した場所で、友禅染の染色をなさっているよう。


ミモロが中を覗いていると、同じように興味を抱いた人が立ち止まり、作業を見てゆきます。

藍色のデニム素材を型などで模様の部分の色を抜く、抜染が行われ、水洗いした後、白く色が抜けた模様部分に新たに手描きで色を加えます。
「これって、友禅染で使われる技術なんだって~」とミモロ。


店内には、いろいろな種類のバッグが並んでいます。

「あれ?ジーンズないの?」とキョロキョロ。
「はい、以前は、ジーンズなどのアパレルを扱っていましたが、今年、店を構えて15周年を迎え、より多くの人に手描き友禅の技を楽しんでほしいと思い、バッグや雑貨をメインに扱うようにしたんです」と宮本さん。

確かに、パターンやサイズなどの種類が多くなるアパレルに比べ、バッグなどは、持つ人のサイズを気にせず選ぶことができます。

多くのファンをもつデニム素材。そこに、京都の技である友禅染を施したバッグは、デニムファンだけでなく、幅広い年齢層に人気だそう。

「洋装だけじゃなくて、和装にも持てるバッグも評判なんですよ~」と。

バッグの種類もいろいろあり、そこに自分好みのパターンを選び、好みの色に仕上げてもらうことができます。

抜染し、白くなったパターン。同じパターンでも、違う色で染めると、全く別の印象に…。


店にあるデザインのパターンだけでなく、例えば、家紋や好みのデザインを染めることもできるそう。


日本らしいデザインのものだけでなく、もっと自由な発想の模様を…ということで、新たに手描き友禅の職人さんとして働くことになったのは、大学で染色を学んだ女性スタッフさん。

女性の視点での商品開発や染色表現に取り組まれています。

「これ、私が染めたんです」と見せてくれたバッグ。

「わ~かわいいね~持ちやすそうだし~」と興味津々のミモロ。

女性好みの愛らしいデザインや男女問わず楽しめるものなど、新しい感覚のデザインが好評だとか。

「ジーンズなどのアパレルは、ご自分のためにお買い求めになる方がほとんどでしたが、今は、贈り物に…という方も多いんですよ」と宮本さん。

京都旅の思い出に…と、求められ、日常使いをなさって、それを見るたびに京都を思い出すという方も。

「うん、わかる~あんまり和風のデザインじゃないところがいいよね~でも、しっかり京都の伝統の技を使ってる…」とミモロ。「京都っていうと、全部和風じゃないんだよね~。モダンなデザインの伝統工芸の品も増えているし~」と、さらに…。

「これ、デニクマちゃんの模様です」お店のマスコットのデニム製のクマの模様。

「なんか似てる…」と、いつもクマに間違えられてるのに…。デニムのハギレでできたぬいぐるみです。

バッグ以外にもがま口などの小物雑貨もあります。

「これは、お守り入れなんだけど…。他にカード入れたりするのに便利なんですよ」と。
交通系のICカードを入れて、そのまま改札にタッチしたり…。

「ホテルのカードキーを入れておくのもおすすめなんです。よくどこに入れたか行方不明になりやすいから…」と宮本さん。「そうだね~バッグの中でどこかに挟まったりして、よくママ探してる…」と、余計なこともいうミモロでした。

今は、ジーンズなどアパレルは、お店では販売していませんが、ご自分のジーンズなどを持参し、模様をつけてもらうことは、今も可能です。
ジーンズの場合は、15000円~。
店に並ぶバッグに、自分好みの模様を描く場合は、8000円~。

「だれも持っていない、自分だけのバッグになるんだよね~。今度、ミモロのも作ってもらおうかな?じゃ、またね~」

「はい、またね~」と、いつものように手を振ってお別れするミモロでした。

*「京都デニム」の詳しい情報はホームページで

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ミモロの工房見学。和装雑貨袋物の製造「ヤマウチオリジナルアート」。ミモロに素敵な贈り物が…

2022-06-14 | ものづくり

和雑貨袋物製造を手掛ける嵯峨嵐山の「ヤマウチオリジナルアート」を訪れたミモロ。1階のスペースを見学します。
「これミモロのために作ってくださったんだよ~」と、うれしそうに首から下げる小さながま口。


スタッフの方が、工房見学にミモロが来るということで、特別作ってくださって、プレゼントしていただきました。

さて、まずは、工房見学のお話を先に…
1階の作業場のセンターには、大きな机…


そして、さまざまな金型が、壁一面に…


ご案内くださる山内さんの後に続いたミモロ。「すごいね~」といろいろな金型を見て驚きます。


「この金型で、生地を裁断するんですよ~」と。何枚も重ねた生地を、油圧クリッカーという機械にセットし、型抜き裁断をするのだそう。

金型は、長いお付き合いのある製作所に依頼します。金型の正確さが、製品に影響をもたらすとのこと。
日本の優れた技術がここにも見ることができます。


工房の棚に並ぶ生地…。


「これからは、もっと余り布を再利用することを進めたいですね~」とおっしゃる山内さん。
ものづくりにも、SDG’sの流れは、これからもいろいろな課題はあるものの、大切な考え方に違いありません。

「ミモロちゃん、これ、どうぞ~」と渡されたのは、小さながま口。

西陣の織元「フクオカ機業」が、ペットボトルから作った繊維で織りあげた西陣織の布のハギレで作ってくださったもの。

「この金型で作ったんですよ」と。小さながま口の金型もやはり小さなサイズ。
「なんかネコみたい~」とその形から想像するミモロです。

「500円玉も入るんですよ~」と。一見小さいけれど、なかなか収納力はあるのでした。
「これ、ミモロのお小遣い入れて、お寺や神社に参拝するときのお賽銭入れとこう~」とミモロは、10円玉を入れました。


「わ~ピッタリ!」と大喜びのミモロ。本当にありがとうございました。
あまりに似合いすぎて、その姿で人に会うと、みんな笑ってしまうほど。

「これで、ミモロオリジナルの雑貨作りたいなぁ~」と、改めてサンプルを見ながら想像します。

ミモロもすっぽり入れるトートバッグも魅力的…。


すべて工房で一貫製造する和雑貨袋物。10個以上なら注文できるそう。

京都で培った優れた技…そして長年育まれたものづくりに対する姿勢や心を感じた工房見学でした。


*「ヤマウチオリジナルアート」の詳しい情報はホームページで



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