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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

1月7日は「七草粥」。今年は「西院春日神社」で、小芋が付いた七草粥を頂戴しました。

2024-01-08 | 祭事・神事・風習

「七草粥を頂いて、1年。元気に過ごすんだ~!」と、ミモロが嬉しそうに頂くのは、「西院春日神社」の「七草粥」です。



晴天に恵まれたこの日、「また、お家出るの遅くなっちゃった~」と、阪急電車で「西院駅」から急いでやって来た「西院春日神社」です。


「若菜粥」の接待がある神社は、他にも「上賀茂神社」「御香宮神社」など京都にはありますが、ここを訪れたのは、初めてです。


「西院春日神社」は、天長10年(833)に淳和天皇が譲位し、西院にお移りになった時、奈良の春日大社の大神を勧請し、守護神にされたのが始まりとされます。また以来、皇室の方々の病気平癒と災難厄除けの守護神として崇められてきました。


「わ~たくさんの人が並んでる~」境内には、すでに大勢の人が、「若菜粥」を頂くために列を作っています。


「う~並ぶの大変そうだけど…でも、列にいないと食べられないし~」と覚悟を決めて…。
初対面のそばの方とお話しながら待つことに…。

境内には、テーブルとイスが並び、そこに座った人に、巫女さんが、御粥をのせたお盆を運んでいます。


列に待つこと、約20分。お粥をよそるお鍋のそばに…

「ミモロの分あるかな?」と空になりかけているお鍋を見て心配そう。でも、すぐに奥からお粥がいっぱいのお鍋が届きました。

ここでは、まず整理券を渡され、席に座って、お粥が届くのを待つのです。
「どこに座れるかな?」と、空いてる席を探します。


300円をご志納し、ミモロは、整理券を頂きました。
「あ、1番だ~!」なんとミモロは、1番の整理券。ご一緒に並んだ方は、100番です。

単に整理券の番号ですが、でも1番をもらえて「なんかすごくない??」と自分でも思うミモロ。さすがです…。

しばらく待っていると、「1番の方~」と呼ばれます。「ここで~す!」と大きな声を出して手を振り、巫女さんに知らせ、お粥を届けて頂きました。


お盆の上には、「若菜粥」をメインに、茹でた小芋、そして昆布の佃煮と梅干が添えらえています。


本殿のすぐ前のテーブルで、ミモロは、「若菜粥」を頂きます。

「佃煮のお昆布を入れると美味しい~朝ごはん抜きで来てるから…」としっかり全部頂戴しました。

さて、ミモロの整理券は、1番ですが、実は、この時点ですでに300人にお粥が渡されたのだそう。つまりミモロは、400人以降になります。この日、神社がご用意くださっているのは、500人分ほどで、昨年よりかなり多い量だとか。「今年は、日曜日ですから、参拝者も昨年よりすごく多いんです」と神社の方。

「長い列に並んでも頂けてよかった~」と思うミモロ。神社に到着したのは、昼ちょっと前、午後には、おそらくすべてなくなっているかも…。

「ごちそうさまでした~」と本殿にお礼を言って、神社を後にしました。


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弁財天さまにご挨拶「六波羅蜜寺」。吉祥の福徳自在稲穂と皇服茶を頂く恒例の初詣

2024-01-03 | 祭事・神事・風習

「今年もよろしくお願いいたします」とミモロは祈りながら、弁財天さまのおそばへ

京都の「都七福神めぐり」の弁財天さまがいらっしゃる「六波羅蜜寺」の「弁天堂」。
ミモロは、毎年、特別に黄金に輝く弁財天さまのお隣に立たせていただき、パワーを頂戴しています。
「これで、女子力と金運がすごくアップするんだよね~」と身を震わすミモロです。

「今年は、ものすごい数の参拝者がいるね~」と。
新年の「大福まいり」には、昨年をはるかに超える数の参拝者が、お寺の前の道から続く長蛇の列を作っています。

空也上人により開創された西国17番の札所である「六波羅蜜寺」。

年末には、重要無形民俗文化財の「空也踊念仏」が行われます。

境内を埋め尽くす参拝者の脇を抜け、ミモロは、弁財天さまのいらっしゃるお堂の中へ。

「あ、ミモロちゃん、今年も待ってましたよ~いらっしゃると思って…」と、1年ぶりにお目にかかる僧侶の方。
その笑顔に再会できるのが、ミモロがこの日参拝する楽しみでもあるのです。
弁財天様のおそばに立たせていただいた後に、福徳自在稲穂を頂戴します。

いつもは東京のお寺にいらっしゃり、新年の三が日にいつもお手伝いにいらっしゃる方…だから1年に1度しかお目に掛かれないのでした。ミモロは、抱っこされてうれしそう…

福徳自在稲穂を頂いた後は、それにお札を付けて頂きます。
「明けましておめでとうございます!」とここで挨拶するのは、若住職さん。

「本当に、今年は、元旦からものすごい人で、ありがたいですね~」と。
福徳自在稲穂が授与されるのは、先着2000名。3日までですが、もしかしたら早いうちになくなってしまう可能性も…。
「あれ?今年もクマのハンス君来てないの?」と若住職。「うん、今年は、なんか飛行機のチケット取れなかったみたい…」とドイツにいるクマのハンス君がいないお正月に残念そう。
「では、ぜひ今年の11月には、来るように伝えてください~今年は、秘仏の御開帳がありますから…」
そう、国宝でここのご本尊の「十一面観音菩薩」の12年に1度の御開帳が、2024年の11月に行われます。
「はい、それは見逃せませんから、よく伝えておきます」とミモロも楽しみな今年の秋です。

福徳自在稲穂には、いろいろな吉祥の品々を吊るします。


お札を付けて頂いた稲穂を大切に抱えながら、ミモロは、さらに奥へと大勢の参拝者を縫うようにしながら進みます。


向かったのは「皇服茶」が授与される場所。


「皇服茶」は、京都でお福茶とも言われる梅干しと塩昆布が入ったお茶。

それにお札も添えられています。

「ここもいっぱい~」と何とか座れる場所を見つけて、いつもよりは短時間でそこを離れます。
「だって、たくさんの人が待ってるもの…」

「また、ゆっくりお詣りに伺おう…」とミモロ。
でも、観光客はそうはいきませんから、初詣に京都各所の神社仏閣を次々に巡っていて、どこもすごく混雑しています。

混雑は、もちろん道や交通機関も…
東山三条から、ミモロは、五条通近くに位置する「六波羅蜜寺」まで歩いてきました。
「わ~東大路通、車で渋滞してる~バスも満員だ~」というので、人通りの少ない道を選び、ここまで…
特に混雑しているのは、四条通…「身動きできない~」というほどの人出です。

地元のミモロは、脇道に精通しているので、なんとか順調に到着できました。
「さぁ、帰ろう…」と、再び混雑する道に出る覚悟を決めて…

福徳自在稲穂をしっかり持って、お寺をあとにするミモロです。

その前に、若住職さまと弁天堂にいらっしゃる僧侶に方に、遠くから目で挨拶をして…

ミモロが、お寺の外に出た時、「ミモロちゃん~」と声が…振り向くと、そこに弁天堂にいらした僧侶の方。
「また来年ね~」とお別れに来てくださいました。

「わ~」とそのお姿を見ると駆け寄って抱き着くミモロ。「あの~今度いつ会えるの…やっぱり来年?」と寂しそうに聞きます。
「あのね~1月15日の10時から「智積院」で10時から「大般若転読会法要」がありますから、それにはまた東京から来る予定です」と。「あの~それ、ミモロも参列できるの?」と。「はい、どなたでも大丈夫ですよ~ぜひ~」と。どうぞ皆様も参列なさってはいかがでしょうか?

昨年は、1月12日の「阿字観」に参加したミモロです。
「伺えるたらいいなぁ~」と言いながら、ちらりと私を見るミモロ。

手を振って、別れを惜しむ二人…1年に一度のご縁ですが、とても大切にしたいご縁です。
「またね~」といった後、衣を翻し急いで弁天堂に戻られるお姿をじっと見送ったミモロでした。

「さぁ、他にも新年のご挨拶に行こう…」と、福徳自在稲穂を誇らしげに抱えながら、まずは祇園方向に進みます。

*「六波羅蜜寺」の詳しい情報はホームページで

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まるで夏祭りのような暑さ!四条大宮の「天道神社」の例大祭。細い道を進む神輿の渡御

2023-11-05 | 祭事・神事・風習
「今年の剣鉾差し上げ、ここで最後なんだって~」と、剣鉾好きのミモロ。

そう、四条大宮に来たのは、「天道神社」のお祭りのためでした。


「ここお詣りするの初めて~」というミモロ。そう、「京都・観光文化検定公式ガイドブック」にも掲載されていない神社です。でも、その歴史は古く、桓武天皇が平安遷都をされた時、長岡京市から平安京に勧請。東洞院御池付近に広大な境内をもつ大きな神社だったのです。その後、応仁の乱で焼失。天正2年(1574)織田信長により、現在の場所に鎮座されました。

ご祭神は、伊勢皇大神宮の天照大神で、歴代皇室の崇敬も厚い神社なのです。

古い町家が残るエリアのある神社の秋の例大祭。そして前日の宵宮は、神社のそばに出店が連なり、それは賑やかだったとか。「来年は絶対行きたい!」と思うミモロです。

「ミモロちゃん、今年、最後の剣鉾の差し上げするから来たら?」と、「粟田神社」などいろいろな神社で剣鉾の差し上げをご奉仕なさっているお友達に連絡を頂き、ここへ。


「あ、ミモロちゃん来てくれたんだ~」

剣鉾は、神輿の渡御の前に氏子町を清めるお役目があります。
「はい、剣鉾大好きなんで、来ちゃいました~」とミモロ。

「この神社には、剣鉾たくさんあるんですか?」とミモロ。
「3基ありますが、差し上げるのは、松木町のだけ…」と。
他の2基は、台車にのり巡行と会所に鎮座しています。
 

「このエリアは、電線が低く、剣鉾を差し上げるのがむずかしいんです」と。


そのため、現在差し上げをするのは、松木町のものだけ。その役員の方々も、この日を楽しみに…

実は、松木町の剣鉾も、電線のために、通常より高さが低く、なんと棹の部分を短くカットしているのだそう。

「電線が外国みたいに地面に埋められると、昔みたいに剣鉾高く差し上げられるのにね~」と思うミモロです。
電気がなかった時代には、さぞやのびのびと空に向かって、差し上げられたことでしょう。

社殿の前に出発を待つ神輿の姿が…

「ミモロちゃ~ん、また会ったね~」と神輿の担ぎ手の知り合い。

「粟田神社」でもお目にかかりました。神輿の担ぎ手も、いろいろな神社へご奉仕に出かけます。京都の祭りも、11月の初旬で今年のスケジュールは終了。来年の春まで神輿の姿は見られません。

神事が社殿で行われ…

ご祭神が、神輿に遷られます。

厳かな雰囲気が境内に…

境内の周りには、神輿渡御にご奉仕する方々が待機中…
「祇園祭もご奉仕しました~」という学生さん。

フランス出身で京都に住まわれる方も日本の文化に奉仕を…


「あ、お獅子もいる~」獅子の周りには、子供たちが…頭を噛んでもらうと、頭が良くなるとか、健康になるとか…

次々に頭を獅子の口のそばへ出す子供たち…
「ミモロも噛んで~」と口の中へ


さぁ、神輿渡御の始まりです。剣鉾の出発を見送ると、ミモロは急いで、四条大宮の駅のそばへ
そう、気になっていたカレーの店に戻ります。
それが、昨日リポートした「南国ジンジャー」です。
ランチを食べているときに、太鼓の音…急いで店の外へ出て、神輿渡御の行列を迎えます。

「あ、お獅子~さっきはどうも~」

「また噛んで~」とまたしても頭をお獅子の口へ


「あ、ミモロちゃん~ここにいたの???」と剣鉾の皆さん。

「がんばってくださいね~」と、カレーの臭いがするミモロ。

大宮通を渡るため、行列は信号待ち…。警察の方の指示に従い、一機に通りを渡ることに…
「いくで~!」との掛け声で、神輿も勢いよく通りを渡っていきました。

「がんばってくださいね~」と神輿に手を合わせると…

「さぁ、カレーの続き食べなくちゃ~」と、神輿を見送ったミモロは、再び店の中へ戻り、カレーを平らげました。

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子供たちや学生たちも参加して賑わう「岡崎神社」の秋祭り。

2023-10-20 | 祭事・神事・風習

京都の「岡崎神社」の祭りにやって来たミモロ。

「50年ぶりの剣鉾の差し上げも見たの~次は、お神輿だね~」と。神社で神輿の到着を待っています。

やがて宮司様を先頭に、氏子町を巡った神輿渡御の列が神社に戻ってきました。


お稚児さんも大勢…平日なので、幼稚園児などが馴れない稚児装束で町を巡りました。


この地域は、他の地域同様、高齢化が進み、子供の数は少なく、一時、子供神輿は、高齢者の方々が渡御を行った時期も。
この日も、子供ではなく、大学生や父兄など大人の方々が神輿を引っ張っていました。


無事に神社に戻った子供たち…

昨年まで、コロナの影響で、神輿渡御が行われず、祭りに参加できなかった子供たち。やっと新たな経験ができるようになりました。

大人にとってのコロナ禍の3年より、本当に子供たちにとって、その時間は、大きなもの。
「経験するって、大切だよね~」と、常々思うミモロです。

実は、それは学生さんにも言えること…。
コロナ禍では、参加できるイベントや祭事などが激減し、京都での学生生活は、他の時期の学生とは、異なるものがあるのだそう。

「この祭りは、京都のいろいろな大学生が集まる京都学生祭典のメンバーさんが助けてくれているんですよ」と、氏子総代の「岡﨑自動車」の社長さん。


「ここの祭りが、さらに賑わうように、多くの方の手助けが必要なんです」と。

今回、神輿渡御を手伝った学生のみなさん。

京都で行われるいろいろなイベントや祭事などに携わっています。

「ここの子供神輿、なかなか立派なんだよね~」とミモロ。

そう、京都の子供神輿は、どこも本当に見事な細工が施されたもの。

残念なのは、まだ大きな神輿の渡御が行われないこと。

「これは、担ぎ手さん依頼しないと無理だね~」とミモロ。
ずっと見守るばかりの神輿ですから、渡御の前には、修復も必要に。
いつか神輿の渡御が復活する日を、じっと待っているようです。

賑わう境内を奥へ進み、ミモロも本殿に向かい、参拝をします。


「どうぞ、みんなが心穏やかに過ごせますように~」と深々と頭を下げてお祈りを…

ふと目を上げると…「あ、ここにもウサギがいる~」
神社の建物にも、うさぎの金具が施されているのです。

「一体、どれくらいウサギいるんだろ?」と。時間があるとき、ゆっくりウサギ探ししましょうね。

「今年は、ウサギ年だったから、忙しかったね~」と、うさぎをねぎらうミモロ。

「来年も、たくさんの人にお詣りして欲しいなぁ~」とウサギの声が聞こえるようです。

*「岡崎神社」の詳しい情報はホームページで


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50年ぶりに復活した京都「岡崎神社」の剣鉾の巡行。ウサギのデザインの剣鉾の鈴が響く氏子町

2023-10-19 | 祭事・神事・風習

今年の干支、ウサギを神様のお遣いに祀る京都の「岡崎神社」。

境内の至る所に、ウサギの姿が見られます。

平安時代、都を守るために四方に祀られた大将軍社のひとつで、清和天皇皇后の藤原高子創建の「東光寺」の鎮守社がそのルーツと言われています。古くから、安産・厄除けの神様として朝廷から崇敬されたそう。
ご祭神は、素戔嗚尊、奇稲田姫命などです。
安産と言われるウサギ。そして昔、この辺りは、森で、たくさんのウサギがいたとも言われ、それで神社には、狛犬ではなく、狛ウサギが参拝者を迎えます。

10月16日は、「岡崎神社」の秋のお祭り。


祭り好きのミモロもさっそく出かけました。「そろそろ祭りの行列来るかな?」

「あ、来た~」神輿渡御を先導する剣鉾の姿が…

ミモロの前で、剣鉾が差し上げられました。

カ~ン、カ~ンと涼やかな鈴の音が、響き、周囲からは、拍手が…

そして、ミモロの前を剣鉾が過ぎてゆきます。


揃いの装束の剣鉾の差し手のみなさん。その背中には、ウサギが染められています。


実は、「岡崎神社」での剣鉾の差し上げは、なんと50年ぶり。
今回、いつも「粟田神社」の剣鉾などをご奉仕する、荒井さんの姿も…


剣鉾の差し手になるには、練習が必要。そのため人材不足で、剣鉾が祭りに登場することができない神社も多いのです。
「岡崎神社」では、剣鉾だけでなく、神輿も、ずっとお蔵の中で、祭りを見守っています。でも、今年は、剣鉾が復活。

神社には、今回のウサギの剣鉾以外にも、複数の剣鉾が…。本来は、それぞれの町で祀るものですが、今は神社に…


「あの~他の剣鉾も差し上げられるんですか?」とミモロは、荒井さんに尋ねます。
「う~金属の部分は、大丈夫なんですが、差し上げるための棹がないんです。それを修復しないと…」と荒井さん。

それぞれの剣鉾は、異なった意匠で作られており、それに合う棹が必要。
「このウサギの剣鉾の棹使えないんですか?」とミモロ。
「接続する部分のサイズが異なったりするんで、それは無理ですね~」と。

今回、復活したウサギの意匠の剣鉾の棹には、やはりウサギのデザインの錺金具が施されています。

昔の錺職人の技が光る部分です。

「ホント、昔の職人さんの技ってスゴイよね~。デザインもやって、それをさまざまな技法で作るんだから…」とミモロ。
そう、京都の神輿をはじめ、祭具は、まさに動く伝統工芸品。
その職人さんたちは、名を残すことなく、その技を後世に残すのです。

改めて剣鉾をじっくり拝見。

棹の部分と同じく、波とウサギのデザインです。

「なんでウサギと波が一緒にデザインされるの?ウサギと月はわかるけど…」とミモロ。
さらに「ウサギって、泳げるの?サーフィン好きなの?」とさらに想像力は膨らみます。

ウサギと波の組み合わせは、謡曲「竹生島」にちなむものとか…。
月夜の竹生島の景色を描写する一節に、あまりに美しい月夜で、まるで魚が木に登り、月に棲むウサギが湖面に映る月光の中を飛び跳ねているよう…という意味の部分があるのだそう。

その情景を描いたのが、「波濤兎」という模様に。
ウサギが、元気よく波を蹴るように跳ねる姿に、勢いを感じ、おめでたい文様になったとも…。諸説あるはず…

「昔の人って、想像力豊かだね~」とミモロ。
確かに、以前、琵琶湖で湖面に映る月明りを見た時、なにか月から降りてきそうな気がしたもの…。

「ミモロ、因幡の白兎かと思ってた~あれも、サメの背中をウサギがジャンプして渡るお話でしょ!」と。
でも、それだと後で、ウサギは、皮を剥がれちゃう…あんまりおめでたくないかも…。
「まぁね~。月から降りたウサギの方が、ロマンチックな感じだよね~」と納得したミモロです。

「そろそろお神輿到着するかも~」とミモロは、神社の前へ


*「岡崎神社」の詳しい情報はホームページで


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