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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

修学院の山の麓にある「禅華院」での写仏体験。観音堂での読経。山を眺めながらのお茶タイム。素敵な体験の1日。

2025-01-27 | 体験
修学院の山を臨む「禅華院」で写仏をしたミモロ。描いた後、観音堂で描くモデルの仏様にお供えして、読経をしました。


ミモロが、写仏で描いたのは「三面大黒天」。

ご住職が、それを袋に入れて、観音堂の仏様の前に供えます。


「では、般若心経と延命十句観音経を唱えます」と。
ミモロも「般若心経」を仏前に座って、ご住職の声に合わせて唱えました。

朗々と響くご住職の読経の声…「いいお声…」と、その声に包まれて清められる心地に…。


観音堂には、ミモロが写仏した「三面大黒天」の実物もお祀りされています。


写仏する仏様の実物を近くで拝めることで、ありがたさもいっそう。
1月、2月限定で写仏できるという「涅槃図」。

「あ、ここにネコがいる~」と、たくさんの動物の中から小さなネコを見つけました。

「よかった~ネコがいる図で…ネコがいない場合もあるんだもの…」と。

「ミモロちゃん、お茶の用意ができましたから、お机のところへどうぞ~」と奥様に促され、写仏をした机へ戻りました。

そこで、お茶とお菓子を頂きながら、目の前に広がる修学院の山を眺めます。「いい景色~こんな時間過ごせるの幸せだね~」と。

初めての写仏体験…写経も心落ち着くものですが、写仏は、それぞれの寺院で独自のものがあり、それを描くのは興味深いもの。

「般若心経の写仏は、どこの寺院でも同じだけど…」と、写仏に心惹かれたミモロです。

御朱印を頂くだけでなく、それぞれの寺院のご本尊にいっそう向き合う時間が過ごせる写仏は、特別感が…。

京都では、嵯峨「大覚寺」、東福寺塔頭「勝林寺」、山科「随心院」など、いろいろな写仏体験ができる寺院があります。

ここ「禅華院」でも毎月写仏・写経体験が予定されています。

非公開の寺院でも、この日は、ご本尊への参拝やお庭の拝見が可能です。
今後の予定は、2月15日、3月29日、4月25日、5月24日が…。
「あ、2月1日は、大根炊きだって~」と、急に眼を輝かせるミモロ。

「ミモロちゃん、お疲れ様でしたね~」とご住職と奥様。

「すごく楽しかったです~ありがとうございました」とミモロ。「あの~あの写仏の図案って、どうやって作ったんですか」と。
なんと写仏の図案は、美術大学卒業の奥様がPCのソフトを使い、それを元に、筆ペンで描かれたそう。「だから、線が温かいんだ~スゴイ!」と感心しきりのミモロ。多くの写仏の図案は、塗り絵のラインのように一定の太さ。でも図案が筆ペンで描いたものだから、線に微妙な強弱があって、それが温もりを感じる絵になっているのです。

「ミモロちゃん、細かいところに気づくんですね~」とご住職。「まぁね~お絵描き好きなんで~」と答えます。

「また、伺います~」と手を振ってお別れするミモロです。


*「禅華院」京都市左京区修学院烏丸町20 ☎075-781-2609 普段非公開なので、写仏や写経などの日に参拝をおすすめ。


さて、お寺の向かい側には、広々とした畑が広がっています。修学院の有する土地で、昔からここに住む方々が借り受けて、さまざまな作物を育てているのです。

「ここで育つ野菜って美味しんだろうなぁ~食べてみたい~」と常々思っていたミモロです。
この日、ふと中を見ると、野菜を積んだ軽トラの姿が…。そばで作業をなさっている農家の方がいらっしゃいました。
「あの~すみません~この野菜、どこで買えるんですか?」と、大胆にも声を…

すると、「なにが欲しいの…」と。荷台にある大きなブロッコリーが目につきました。「春菊もありますよ~」と温室からの声。

ここの農家の方は、なんとここで代々300年以上も作物を育てているそう。「え~後水尾上皇が修学院離宮を造営してから、ずっと…」と気が遠くなるようなお話。そして収穫された農作物は、京都の有名料亭に納められたり、昔からお付き合いがある方にお届けするそう。
「わ~そんな野菜なんだ~」と驚くミモロ。

「今日は、禅華院に写仏しに来たんです~ここのご住職とは、もう10年くらいのお友達です。とても読経の声が素敵ですよね」と農家の方にお話しします。「そうなんだ~昔から知ってるんですね~住職が来たばかりの頃に比べたら、円熟した声になりましたね~」と、さすがお寺を支える檀家の方。「また、お願いします~」と農家の方にお礼を言って、野菜を抱えるミモロです。

*畑へのゲートが開いていても、無断で中に入ると、修学院離宮の警備の人が飛んでくるとか。くれぐれもご注意を

値段は、スーパーより高めですが、さすが美味しい野菜です。「修学院離宮の土地で育ったんだよ」といいながら、胡麻和えした春菊をありがたく頂きました。

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[修学院離宮」そば「禅華院」での「写仏体験」。修学院の山を借景にする小堀遠州作の庭を臨む座敷でひたすらペンを動かす時間。

2025-01-26 | 体験
「こんな感じで進めればいいかな~」と真剣な眼差しで大黒天の絵に向かうミモロ。

写経はしたことがありますが、写仏体験は初めてです。

この日、ミモロが向かったのは、「修学院離宮」の西側に位置する「解脱山 禅華院」という臨済宗大徳寺派のお寺です。
 

ここのご住職は、ミモロのお友達…。10年ほど前に初めて訪れた時は、長らくご住職が不在で、もっと荒れた感じのお寺でしたが、新な住職が住まわれてから、整えられて、立派な心地よい雰囲気のお寺になりました。多くの氏子や地元の方のお力で、蘇ったのでした。
創建年代は不詳ですが、かつては天台宗で、比叡山三千坊のひとつだったそう。その後、江戸時代の寛政年間に、大徳寺の第170世清厳宗謂により再興されました。

ご本尊は、釈迦如来。脇侍に地蔵菩薩と観音菩薩が…。また、楠木正成が信仰したという「圓通観音」、さらに毘沙門天と弁財天と一緒になった三面大黒天など、貴重な仏像が祀られています。

境内には、平安時代の石仏なども。知れば知るほど、その歴史に心惹かれるお寺です。
また小堀遠州作と言われる、楓が美しいお庭があり、ミモロは、前に、ここに美化活動で来たこともあります。

「ここに来ると落ち着くね~」と境内を進みます。

普段は、一般公開していないので、写仏・写経などの機会に訪れるのがおすすめ。

13時に到着したミモロ。
「ごめんください~」と、玄関に…「はい、ミモロちゃん、いらっしゃい~お待ちしてましたよ~」と笑顔のご住職。

予め伺うことをお伝えしていたミモロですが、予約なしでも、時間内なら、だれでも参加可能です。

月に1回行われる「写仏・写経」。13時~15時が受付時間。15時半までには終了です。
「お茶とお菓子が終わると頂けるんだ~」

写仏・写経を終えたら、それを観音堂の仏様の前に供え、そこで般若心経などの読経をして頂き、お寺に納めてたり、また自宅に持ち帰ったりできるのです。ご志納として1000円納め、ミモロは、写仏の仏様を選びます。

「どれにしようかな~」と、数種類の中から自分が描きたい仏様の絵を選びます。

「ゆっくり選んでいいですよ~」と、迷うミモロを見守るご住職。

「これは、細かくてむずかしそう…観音様キレイだなぁ~でも、初めてだから…」と、じっと絵を見て、比較的ラインがシンプルなものを選ぶことに…。
「では、大黒天さまでお願いします。」と。他の仏画と比べ、線が少ない初心者向けの絵を選びました。

でも、よく見ると、この大黒様は、三面大黒天といい、肩のところに、毘沙門天と弁財天が覗いています。
「3人のお顔描かないと…上手に描けるかな…」と幾分心配そう。なにせ写仏は初めてなので…ドキドキ。

「では、まず、お浄め香をしましょうね。手を出して…」

ミモロの掌に、お香が置かれ、手を摩ってお香で掌を浄めます。「いい香りがする…」芳しい香りで、心が鎮まっていくようです。

写仏・写経をするのは、お庭に面した座敷です。そこには、すでに何回も参加なさっている檀家の方々の姿が…。


ミモロも、静かに席に着きました。
お庭からの明るい光が机の上に…。年代を纏う少し歪んだガラスの窓の向こうには、「修学院離宮」の山の景色が広がります。

秋になれば、紅葉が艶やかになるお庭です。温められた室内では、静寂がミモロの体を包みます。


用意された筆ペンを持ち、ひたすら大黒天のお姿を形作る線をなぞります。筆ペンのインクは、油断すると太い線になってしまいます。「細い線だから、力入れないように…サッと描かないと…」と、注意しながら少しずつ…。

「写経」のように文字を書くのではないので、曲線がほとんど…。それも下書きの線の太さにできるだけ沿うように、筆を動かします。真剣に写仏を進めるミモロ…まさに大黒天とミモロの世界…だれも邪魔できません。

写仏に没頭すること、約1時間。ほかの方々が次々に終わられ、観音堂からは、ご住職の読経の声が聞こえてきます。それでもミモロは、写仏に向かい続けます。
「ふ~できた~。描き忘れた線はないかぁ~」と、細かい部分を確認。


書き終えた大黒天の絵を持って、ご住職のところへ。

「とても丁寧に上手に描けましたね~」と。「ありがとうございます~」とお礼をいうのが精一杯。かなり集中して、頭が真っ白になったよう。

「では、これから観音堂で三面大黒天さまの前にお供えして、一緒に読経をしましょうね」と。
「はい・・お願いします」とミモロは、本堂の奥の観音堂へと向かいました。

(ミモロは、靴を履いていないと立てないので、靴の裏をキレイにして、上げていただいています。あしからず…)

*「禅華院」京都市左京区修学院烏丸町20 ☎075-781-2609 参拝は事前に連絡を


以前、ミモロが訪れた時のリポートもぜひご覧ください。「ミモロ 禅華院」で検索を

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鍛冶屋さん体験。滋賀県の「高島鍛冶場」で、バターナイフづくりに挑戦。上手にできたかな?

2025-01-18 | 体験
「さぁ、ミモロの番だって~」と、じっと火床の火を見つめ、集中するミモロ。


ここは、滋賀県の北部、高島市にある古い鍛冶屋さん。9年前に復活し、鍛冶職人の堀田さんが、作品づくりや鍛冶屋体験などをなさっている工房です。
古い建物には、冬でも暖房はありません。

でも、火床に燃える火を見ていると、温かい気分に…。「でも、他の部分はちょっとさすがに寒いね~」と。冬になると、ミモロの住む京都の町中より気温も低く、雪も降ります。この日も、「温かい服装で…また、夕方になると一機に気温が下がるので、それまでに作業を終えましょう」と堀田さん。

バターナイフづくり体験に参加したミモロ達は、休む間もなく、作業を…。
「さぁ、ミモロちゃんもやってみましょう…」
「はい!」

火床のそばの作業位置に…。
渡された鉄の棒を火床の火の中に入れ、赤くなるまでそばで見守ります。

火床から出した鉄の棒を金槌で叩き、形を整ていきます。「鉄は熱いうちに打て…!」まさに、その言葉通り、冷えると硬くなって曲げたり、伸ばしたりできません。トントン…

大きな金槌なミモロにとって重いモノ。手伝ってもらいながら作業を…

バターナイフのナイフの部分の形ができたら、次は持ち手を作ります。

「いろんな形にできるんだ~」硬い鉄ながら、熱いうちに作業すれば、さまざまなデザイン性が高い持ち手ができるのです。
「ミモロちゃんは、どんな持ち手にしますか?」と言われ、「うん~ちょっとワイルドな感じかな?」と。

今度は、持ち手の部分を火床に入れて、熱します。

そして、握りやすいように、トントンと金槌で叩き、少し平にして、表面に凹凸を付けて、握っても滑らないように…

叩いては、また火床で熱する作業を繰り返します。


次第に作業に馴れて来たミモロです。「ミモロちゃん、注意して~あんまり熱心に作業すると、ミモロちゃん自身が焦げちゃうから…」とみんなを心配させるほど、作業に熱中。

「もういいでしょう~どれどれ…」ミモロのバターナイフの作業を確認する堀田さん。

「う~ここの部分、もう少し整えましょう…」と。

ミモロは、あまりに熱心に作業を長時間しすぎたため、ミモロが初めに思い描いていたバターナイフのシェーブより、かなり持ち手が長くなってしまいました。「なんかバランス悪くなっちゃったなぁ~」と、なんでもやり過ぎはいけないよう…。

ほかの人のものより、長く細くなってしまったミモロのバターナイフです。

「でも、大丈夫…仕上げの時に調整しますから…。なんかやって欲しいリクエストありますか?」と堀田さん。
「あの~長くなっちゃったから、「鰻のバターナイフ」にします。だから、ナイフの部分に目を入れて、持ち手の端は、尻尾にしてください~」とお願いします。

「うーできる限りやってみますね~」と堀田さんの頼もしい言葉に、ホッとするミモロでした。


さぁ、参加者の作業も終了。仕上げは、堀田さんがしてくださり、後日、郵送したくださいます。そこで住所を記入。

「2週間ほどで、送れると思います~」と。到着する日を楽しみにするミモロ達です。

「作る、楽しかったね~こういう経験初めてだもの…」と、笑顔のお友達…

堀田さんお世話になりました。「みんなを誘ってよかった~」と思うミモロでした。

「さぁ、早く駅に行かないと…電車来ちゃう…」と、すでに夕暮れ時となり、寒さもいっそう厳しくなってきました。

挨拶もそこそこに、急いで「JR新旭駅」へと急ぎます。

電車に乗る頃には、周囲には、夜が迫り、車窓からは、琵琶湖の姿も見えません。

さて、クリスマス前に、ミモロ達のところには、スマートレターが届きました。中には、堀田さんのお手紙とバターナイフが。

「わ~こんなにかっこよくなってる~スゴイ!」と大喜びのミモロ。想像以上の姿のバターナイフに感激しきり。
お手紙は、「世界でひとつのバターナイフ」という文字が…。
そう、これはミモロだけのバターナイフです。

ミモロの希望通り、ピカピカ磨かれたナイフ部分は、顔になっていて、そこに小さな眼が繰りぬかれています。「ここが鰻のお顔だね~」。そして長い柄の先には、尾びれが刻まれています。
「わ~い!鰻だよ~」と、まぁ、そんな変わったバターナイフは、まさに世界でひとつでしょう。

大好物のサツマイモを蒸かした日。さっそくバターナイフの登場です。

「たっぷりバター付けちゃおう~!」と、冷蔵庫にあった固めなバターを切ってお芋の上に…。

柄が長いので、混ぜたり、切ったりもできそう…。
「錆びないように、洗ったら、よーく水気を拭かないとね~」。それだけは、注意が必要。
ミモロだけの鰻のバターナイフです。

*鍛冶屋体験 バターナイフづくり体験などに興味がある方は…鍛冶職人である堀田さんに直接ご連絡を…reefzoro@gmail.comへ


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滋賀県高島の古い鍛冶場で体験する「バターナイフづくり」。トントンと響く鎚の音

2025-01-17 | 体験
「今日は、鍛冶屋さんになるんだよ~」と。ミモロはエプロンと三角巾を付けて準備完了。

ここは、以前、見学した滋賀県の高島市にある古い鍛冶場「高島鍛冶場」です。

昨年の春に見学に訪れた時に、バターナイフやペーパーナイフなどを実際に作れる体験ができると知ったミモロは、「やってみたい!」と、お友達などに呼び掛けて一緒に体験することに…。

JR山科駅からJR湖西線に乗って、高島市の「新旭駅」を目指します。
 
「楽しみだね~」とウキウキしながら電車で向かうミモロたち…。

車窓からは、琵琶湖の景色が広々と…

盆地の京都の町に暮らすミモロにとって、琵琶湖の景色は、いっそう広々と感じられます。

ほとんど電車から降りる人がいない静かな駅の「新旭駅」。鍛冶場へは、そこから徒歩で10分ほど

「鍛冶場に行く前にトイレ済ませようね~」とミモロ。そう鍛冶場には、トイレがないので…。

住宅や畑が続く道を歩き、到着した古い家屋。ここが「高島鍛冶場」です。

鉄を素材に、庖丁、鋤、鍬、鎌、ハサミなどさまざまな生活用具を作ったり、修理するのが鍛冶屋さんのお仕事。「刀鍛冶とは違う分野で野鍛冶っていうだって~。昔は、町や村には、1軒はあったお仕事なんだって~」と、春に訪れていろいろ教えて頂いたミモロです。詳しくは、その時のブログをどうぞ~見てください。

ミモロの高島鍛冶場見学」の詳しい様子は、2024年5月のブログからどうぞ~

この古い家屋は、昔からここで鍛冶の仕事をなさっていた職人さんが使っていたもの。後継者がないまましばらく放置され、ついに取り壊されそうになったところを地域の方々の尽力で、再び鍛冶屋として蘇ったのです。そこで仕事をなさっているのが、堀田さん。亀岡で鍛冶修業をなさった職人さん…でも、ミモロにとっては、実は生物や自然保護活動などの先生でもあるのです。
「いらっしゃい~今日は、頑張ってくださいね~」と、ミモロたちを迎えてくださいました。

「は~い!がんばりま~す!」と張り切るミモロたち。

すでに鍛冶場には、火床(ほど)に火の用意が整っています。京都からここまで通われている堀田さん。ミモロたちのために、この日、朝から用意をしてくださったのです。


ミモロ達が、体験するのは、バターナイフづくり。

一本の鉄の棒を、火で熱し、金槌で叩いて、形を整えていくのです。
「初めてだから、2時間以上はかかると思います…がんばって~」と堀田さん。

参加費用は、6000円。「貴重な体験ができて、しかもこの世に一つしかないバターナイフができるんだよね~」と期待でワクワクするミモロです。

作業の前に、鍛冶場に祀られる神棚に参拝。みんなで作業の無事を祈ります。


作業場には、さまざまな用具が…

「この上で鉄を叩くんだよね~」


まずは堀田さんに火床(ほど)でのふいごの使い方、鉄の熱し方、鉄を叩くタイミングなどを教わります。

「ミモロちゃんは、近づきすぎないようにね~焦げちゃうから…」と。

次に、実際の作業のお手本を…

「う~なかなか難しそう…やってみないとわからないね~」とミモロ。

お友達は、次々に火床のそばで、作業を始めます。

「もっと強く…」「もう一度熱して~」とそばで堀田さんの指導の声。黙々と作業するお友達…

「う~これでいいのかな?」と初めての体験ですから、なかなか加減が分かりません。でも、次第に鎚を使うコツが掴めてきたよう。

一本の鉄の棒から、バターナイフの形を作るには、完成した姿を想像しながら…

先の部分が、バターをすくう部分。そして持ち手の部分と大きく分けて2つの部分からできています。それをバランスよく、さらに使いやすいものにするのが大切なポイント。

「持ち手の部分、どうしますか?」

「う~ギザギザした感じにしようかな?それとも捻ってみようかな?」と、いろいろイメージするお友達。

「そう、そこをもう少し叩いて…」と、堀田さんがそばでアドバイス。


「さぁ、ミモロちゃんもやってみましょう…」と作業を見学していたミモロの番がやってきました。

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1月2日~4日に開催される「北野天満宮」書初「天満書」奉納。初詣で賑わう境内

2025-01-04 | 体験
「できた~これでいいかな?」と筆を置いたミモロ。


1月2日、学業の神様で知られる「北野天満宮」に初詣にやって来たミモロ。

ご祭神の菅原道真を祀る本殿には、大勢の参拝者の姿が…。

ミモロもまずは参拝します。「ここは、参拝者の平均年齢が低い…若い人が多いみたい~」と。

冬は、入学試験シーズン。合格を願い学生さんの姿も目立ちます。でも「孫の合格を祈りに来ました」という方も

「え~と、どこだろ?」と、参拝を終えたミモロは、境内の「絵馬所」へと向かいました。


「絵馬所」では、毎年、1月2日~4日に書初「天満書」奉納が行われるのです。

書道・文筆の守護神としても崇められる菅原道真公。この日は、境内で書初めをして、それを奉納し、ご神徳を頂きます。

3日間にわたり、10時~16時まで、絵馬所で書初めをして、その作品を奉納します。
奉納する書は、指定の用紙(1枚50円)に自由な言葉を筆と墨で書き上げ、それを出品します。出品料は1作品200円で、1月17日に北野天満宮の宮司様をはじめ、書の先生がたが審査し、優秀作品には、賞が授与されます。
作品は、1月26日まで絵馬堂に展示。多くの人の力作を拝見できるのです。

昨年、一般の部で「梅花賞」を頂いたお友達は、その後、1年間、書道の先生にご指導いただき、書の腕を磨き、この日に臨みました。「ミモロちゃんも、書初めしない?」と誘われたミモロ。「ネコ部門あるの?」と。「う~それはないから、一般の部になるけど…」と。そう、高校生以下は、それぞれの学齢で審査されますが、ネコ部門はありません。

二人は、出品用の用紙を購入後、絵馬堂に設置された机に向かい、筆を動かします。

サラサラサラ…淀みなく筆を動かすお友達の傍らで、それを見つめるミモロ。

「あ、もうできたの?」と、ミモロは、まだ筆を動かすことができません。


そばの机では、親子連れや外国人観光客なども熱心に筆を進めています。
「みんな、上手…」とミモロは、その様子を見て、「う~何書こうかな?」と、どんな言葉を書くべきか悩みます。
「ミモロちゃん、何書くか、決まらないの?」とそばでその様子を見るお友達。
「うん…いい言葉が浮かばないの…」と、周囲をキョロキョロ…「新春」「平和」「お餅」「正月」などや漢詩などから引用した言葉と、それぞれの人が用意した言葉を用紙にサラサラと書いています。

「ミモロちゃんが、大切にしている言葉とか、好きな言葉を書けばいいのよ~」と、悩むミモロにお友達がアドバイス。
「心に浮かんだ言葉でいいの?」というと、ミモロは筆を握りました。そして…一機に筆を動かします。


「できた~!」と名前を書き終えたミモロ。

そこには、「食欲旺盛」の文字が…

「う!スゴイ…一機に書いたんだ~。すごくミモロちゃんらしい言葉ね~」と、思わず笑うお友達。
「だって、これしか、今、浮かばなかったんだもの…」と平然と答えるミモロです。

お腹空いてたのかな???確かに、食欲旺盛な状態は、健康につながる言葉かも…

書き終わったミモロは、用紙に名前と連絡先を記入し、出品料200円を納めます。ひとり1点が出品できるのです。出品した人には、記念品として鉛筆が1本頂けます。


「ミモロちゃんの書、すぐわかるわね~」とお友達。「え、なあに?」と尋ねるミモロ。
「だって、出品作品は、全部、展示されるのよ」とお友達の言葉に、我に返るミモロ。「あ、そうだった~天神様に奉納したから、誰も見ないかと思ってた~」と。17日から26日まで「絵馬所」には、ミモロの作品も展示されることに。
新春などおめでたい言葉の中に貼られる「食欲旺盛」の文字…う~まぁ、ミモロらしいということで…。

「また、17日ごろ来ましょうね~」とお友達。「う、うん~」とちょっと口ごもります。

次々に訪れる人たち、それぞれの思いが書初めに…


「なんかお腹空いた~ちょっと休憩しようよ~」とミモロ達は、境内のお休み処へと向かいました。

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