熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ミスター半導体逝く

2018-10-26 17:19:20 | Weblog
半導体や光通信の世界的権威で「ミスター半導体」と呼ばれ、東北大総長などを務めた西沢潤一さんが21日に死去したと、東北大が26日発表しました。

92歳でした。

西澤先生は、電子材料の基礎的な性質を研究し、pinダイオード、半導体レーザー、収束性光ファイバーという光通信の3要素を考え出し、米国の学者らが「日本にはニシザワという名字が多いのか」と話し合ったという逸話が残っているくらいの有名人です。

また、静電誘導トランジスタや高輝度発光ダイオードなど、優れた発明で半導体研究をリードしました。

私と西澤先生とは、私の英会話教室の友人を介して知り合いました。

先生の逸話は数多くありますが、私が凄いな~と思ったのは、徹底した実証主義ですね。

自分の仕事と関係のある人達、政治家や文化人の言動、執筆した本の内容等をメモしておき、その人の予測が正しいかを検証していました。

検証結果を公開することはありませんでしたが、過去の言動とことなることを主張したり、過去の予測が当たらなかった人とは距離を置いていましたね。

検証結果から、有名人や企業の経営者の予測が当たることは少なく、無名に人の中に正しい予測をする人が多くいたとのことです。

ある電機会社の開発部門の中学卒の技術者の予測が当たる確率が高いので、先生も、企業も大切にしていたそうです。

私も真似てみたのですが、これが大変でしたね。

結局、過去の言動を検証することは難しいので、執筆した本の内容を検証することにしました。

検証結果から、政治家、特に与党の政治家の予測はほとんど外れており、参考になりません。

この検証は役に立つことが多いのですが、検証していることが知られると付き合う人が減ってくるので注意が必要です。





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