熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

計画停電

2011-03-15 19:09:12 | Weblog
東北・関東大震災の被害の大きさに呆然としています。

被災者の皆様が一日も早く普通の生活に戻られることをお祈りしています。

私は神奈川県に住んでいますので、今回の大震災の被害を受けずに済みました。

福島原子力発電所の事故の影響が心配ですが、自分の生命が危険に晒される状況で懸命に原発事故への対応に全力を注いでいる、東京電力、自衛隊の皆さま方に感謝する次第です。

被害地域以外の人達は、被災者のために出来ることを実行するだけですね。

その一つとして、計画停電が始まりました。
私は第1グループに属していますので、本日、午後4時頃から午後7時までの約3時間計画停電を体験しました。

被災者の方々のことを考えれば、計画停電など何でもないことです。
大いに協力しましょう。

計画停電が始まったころ、あるテレビのレポーターが都内の通勤者、営業店を尋ねて、「計画停電で大変でしょう」と強調していましたが、大半の方は、「被災者のことを考えれば仕方がないですね」という意見でした。

それでも執拗に尋ねるので、少数の人から「大変です」という返事があり、それを強調してレポートしていました。

この放送を見た、福島県の被災者からFAXがあり、「福島原発は、東京都民のために電力を供給しており、福島県民は電力を利用していない。そのことを考えれば、計画停電に対する不満は言えないでしょう」という趣旨の意見がありました。

その通りです。
原発のリスクを他県民に押しつけて、利益だけを享受するという生き方は、直ぐに止めるべきです。

これって、何かに似ていますね。

そうです。沖縄の米軍基地問題です。

日本国民の安全保障のために沖縄に米軍基地が集中しています。
自分の身の安全を図るために、沖縄県民に米軍基地負担を押し付けている構造です。

このように、自分の利益のために他人を犠牲にするやり方は、すぐに止めるべきです。

原発の電力を利用するならば、東京湾の近くに原子力発電所を建設するべきでしょうし、自分の身の安全を図るならば、自分が住んでいる地域に米軍基地を誘致すべきでしょう。

現実には、このようにいかないと思いますが、少なくとも他人に負担を押し付けて利益を得ているという認識は必要です。
そうすれば、エゴ的な考え方は交代し、自分もリスクを負担しようという考え方が出てくるのではないでしょうか。

被災者の秩序ある行動に各国の政府関係者、報道関係者、市民が感動しているそうです。

自分の欲求・不満を少し抑えて、他人のために行動することが、今、求められているような気がしています。





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