懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

雲上の楽園 松尾鉱山跡

2012年02月28日 | 旅行
雲上の楽園といわれた松尾鉱山跡

廃墟、廃坑ブームで訪れるファンも多い。しかも、ここは松尾八幡平アスピーテラインの脇にあるので訪れる人も多い。
最初は千メートルを超える山中に異様にそびえたつコンクリートの廃墟
まるでアウシュビッツの廃墟のようにも見えた。
廃墟の入り口に行って立ち入り禁止の札に松尾鉱山と書かれているのを見て松尾鉱山の跡地であるのがわかった。

かって天然の硫黄を産出し人口一万五千人が住んでいた。コンクリートの社宅も建設した。
劇場もあり雲上の楽園と呼ばれた。日本紀行や新日本紀行ふたたびでも放送された。
しかし、海外から安い硫黄が輸入され石油の脱琉で大量の硫黄が抽出できるので昭和44年に閉山となる。
石油には3パーセントから5パーセントの硫黄を含んでいる。そのまま焚くと亜硫酸ガスを放出しゼンソクなどの病気を起こす公害を発生させる。現在石油精製の過程で硫黄を取り除く脱硫をしている。
その過程で大量の硫黄を生成するので鉱山から採掘する必要がなくなった。

硫黄は硫酸を始めゴムをを硬くする加硫、農薬、火薬などに使われている。








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