今年の冬は暖冬で雪が少なく、春先や梅雨時の水不足が懸念された。
通常ならば岡山も県北の山間地には、一メートル以上の積雪があるが、今年は降っても翌日には雪が消える程度だった。道路の積雪や河川の水位を監視するためのカメラが整備され家に居ながら容易に確認できる時代になった。
しかし、3月から4月の降水量が結構あり、田植えの始まる梅雨入り前にダムは80%の水位を確保していた。冬の積雪量を3月からの降雨でカバーしてくれた。
梅雨に入ると大雨が続いた。我々の所も山間部は150mmは降った。これで夏までの水は確保出来たようなものだ。
野球で言えば1回2回に10点の大量点を取ったようなものだ。
雨も100mmから150mmは災害も起きないが、土壌の保水率にもよるが250mm降ると災害が出る。450m降ると大きな災害、これから梅雨本番、降るなら100mm程度にしてほしいものだ。
雨が降らないと渇水で水不足、給水制限で厳しい生活を強いられる。コロナで水不足、手洗いもシャワーも制約されれば大変辛いものだ。
渇水になれば強いのは水利権である。歴史の古いとろが占有する。
利根川の場合、農業用水80%、上水道(生活用水)13%、工業用水6%、その他1%
あれだけの人口3000万人抱えて、大規模な工場地帯を持ち少ない水利権配分でやっていくものだ。他の多摩川なども農業用水が65%以上の権利持っている。
我々の所は農業用水65% 工業用水28%、上水道7%である。