懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 豆を干す

2017年12月10日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県旧吉永町

茅葺民家の庭先で豆を干している光景を撮影させてもらった。
よく乾燥するようにひっくり返しているようだ。

植物は実が熟れ乾燥すると落下したり豆のように遠くに飛ばしたり動物の毛や人間の服にくっついたり羽根が風でとばされて子孫を残す。
蕎麦や豆は乾燥して落ちる前に収穫しないと軸と殻だけになってしまう。
米や麦は人間の品種改良で実っても実が落ちなくしたそうだ。

筵やゴザの上で乾燥して脱穀する。
大豆も小豆も作るのは難しくないが売れるような品質を無農薬で作るのは難しい。
穀物は外国産が安く乾燥保存がきくので日本産は家庭用や地域販売に限定されている。

原材料ではコスト的に外国産には勝負できないが国産品の加工品や農家レストラン民泊などで料理として提供すれば生きる道もあるかと思う。田舎の過疎化人口減少を食い止めるためにも智恵とアイデアがいる時代だ。これからの日本の田舎も都会の人に魅力のある体験ができる資源を発掘し田舎に泊まろう田舎に行こうを発信してほしい。