懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

2016年茅葺写真展 道ある風景 その1

2016年10月12日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 島根県大東町(現在は雲南市)

ビオトープという言葉がある。
ドイツで生まれた自然環境を維持する思想だそうだ。
川はコンクリート工法ではなく石垣などを使い川の生物が棲みやすくする。
道路もアスファルトではなく土や石畳にするというものだ。

この茅葺民家を見た時にこの風景こそビオトープだと思った。
手前に木の橋のかかった川、土の道路、水田があり裏は山があり多様な生物が生きている。
土の道路も曲線的で美しい。

しかし、ここで暮らしている人はいうだろう、町で暮らす者がたまにきて癒される風景ですねという。ここで暮らしてみろどれだけ大変か、作物は動物や鳥、虫に喰われる。畦道は蛇だらけ。買い物も不便、病院、高校は遠い。 

田舎には住めば都で健康ならばリタイアしたあといろいろ楽しめるものがあるとおもう。
定年後、山間部に家と土地を安く買い週に5日田舎暮らしをしている人もいる。
私も定年後はこんな暮らしをしてみたかった。