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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

野菊

2016年10月06日 | 日記
還暦になるときに子供たちがプレゼントしてくれたのは唱歌童謡集とフォークソング全集のCDだった。
唱歌の中に野菊の唄があった。合唱団の小学生が歌ったものだった。
唱歌はソプラノ歌手より小学生のほうがよい。ソプラナ歌手より川田正子や芹洋子の歌ったものが好きだ。声に人間味がある。
野菊の歌詞は次の通りだ。

遠い山から 吹いて来る
  小寒い風に ゆれながら
  けだかくきよく 匂う花
  きれいな野菊 うすむらさきよ

野菊は野に咲く菊の総称だそうだ。薄紫、白、黄と様々だが、歌の様に薄紫が一般的であろう。ヨメナ。ノコンギク、シオンの花が馴染みがあるところか
草むらに行けば容易にみられる花だのノコンギクの中には美しい青紫の花に出会った。

いい曲である。聞いて雑草のような花をここまで評価した作者はすごいと思う。
私の個人的に見解だが自分の奥さんをを称えた歌にも思える。
それとも野菊のような女性を思い描き歌詞にしたのか。
戦時下の作品であるそんな女々しいことは言えない時代だ。

嫁菜の名の通り、この歌から自分の嫁のいいところを書き出し詩にしてみろと言われているようだ。

世の中は大した取り柄も容姿も財産も学歴もない平凡な同士でもそれに釣り合う相手が見つかるものだ。巡り合えただけでも幸せである。
美男美女同志、高学歴同志、富豪同志が結婚してもうまくいくかわからないのが結婚だ。
三組に一組が離婚する時代、幸せになれるのは自分の心次第だ。幸せはどんな夫婦でも平等に与えられている。


茅葺民家 福島県下郷町の民家

2016年10月06日 | 茅葺き民家
下郷町は大内宿が有名だ。道が1本しかなくゴールデンウイークや休日は大内宿へ行く車で大渋滞をおこす。茅葺民家が宿場町のように並ぶ姿は圧巻だ、トタンを覆った茅葺民家も茅葺に復元した。
茅葺民家のほとんどは店や民宿をやっている。
どの店も蕎麦がおいしい。観光地の蕎麦屋は混ぜものの多い乾麺を茹でた蕎麦が多いがここのソバは手打ちである。旨い蕎麦だ。民宿の夜の食事も蕎麦は食べ放題が嬉しい。
民宿なので料金も8500円/一人程度であった。 泊まった民宿のおかみさんが言っていた一日に蕎麦を一俵使うという。1俵は米だと30キロはあるが蕎麦だと少しは軽いか

家内はこんな店が並ぶところは目がらんらんと輝いていた。
こんな観光地も茅葺撮影紀行には欠かせない。
しかし、私の撮りたいのはこんな観光施設ではなくいつ消えるかわからない個人の民家だ。

山間部に入り茅葺民家を探す。戸赤の山桜を見に行くその途中に茅葺き民家が5軒ほどあった。東北の山桜はピンク色である、オオヤマザクラか。北海道の桜はもっと赤い。
茅葺民家は養蚕をやっていたのか妻側を切り落としている。
畑ではジャガイモを植え付けていた。
一個丸ごと種イモにしていた。我々のところだと2月下旬に植え付ける。
ジャガイモは春と秋に植え付け二回収獲できるので二度芋というところもある。