新潟県川西町小白倉は現在は長岡市になっている。
人の住んでいる家や廃屋になろうとする家が5軒ほどあった。
この家は国道沿いにあり中門造りで曲がり屋にも見える。
この家を撮らせてもらっていたら田螺(たにし)をコンテナ箱に入れていた。
五箱くらい重ねて置いてあった。
奥さんがいたので話を聞いた。
これは鯉を飼っている養殖池に繁殖したものだそうだ。
鯉の糞やエサの残りを食べてどんどん繁殖するのだ。
飼っているわけでもなく自然に棲みつく増えると言っていた。
中越地方の棚田は鯉の養殖も盛んだ。豪雪地帯の為、何メートルもの雪が降り鯉が押潰されるので冬場は屋根のある水槽に移される。その際、養魚池を掃除すると田螺が一杯
この田螺はどうするのかと聞いたら泥をはかせて剥身を串焼きにして秋の祭りに売りだすのだそうだ。酒の肴に全部売れると言っていた。
サザエのように内蔵部は泥も食っているし子田螺がいるので捨てるそうだ。
家内にその奥さんと話をさせて私はパチパチ写真を撮った。

