goo blog サービス終了のお知らせ 

懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家写真展 - 46  棚田のある風景 その1

2014年10月02日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県建部町畝東

私は茅葺き民家を撮るまで岡山に棚田が沢山あるのを知らなかった。
棚田に関心も無かった。
レンズを通して山間地を見るようになり田舎の生活に関心を持てるようになった。
その頃から棚田の持つ機能が見直され棚田百選が制定され棚田フォーラムが定期的に開催
されるようになった。
岡山県は吉備高原と言われる500メートル程度の平原が大きな川で浸食され斜面が棚田になっている。
国道は川に沿い谷底を走っているのでここから山に登り上の集落へは地域の人しかいかない。
耕作地も少なく自然水頼みの農業では大規模化は難しい。
ダムを造りポンプアップすれば水利は改善するが狭い棚田では生産性も上がらない。
昔からの小さな棚田は区画整理で大きく集約している。
そんな棚田の中にも茅葺き民家が残っていた。

現在も残っているか疑問である。農業を人が亡くなったら高齢化で放棄地になっている可能性もある。