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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 C57とDD54

2012年07月14日 | 蒸気機関車
撮影場所 山陰線和田山駅

C57形蒸気機関車とDD54形ディゼル機関車が並んだ光景です。
DD54は福知山や米子に配属され山陰線や播但線を走った。

蒸気機関車を撮影していた人はディゼル機関車を嫌って撮影しなかった。
私もほとんど残っていない。

今となってはなんでも毛嫌いせず撮っておくべきだった。
DD54形ディゼル機関車は1966年から1970年に40両製造されている。
日本には大型ディゼル機関や流体変則機制御に技術がなく西ドイツからの技術と部品が使われている。
しかし、部品の落下による脱線事故や相次ぐ故障やメンテナンスの難しさにより1978年に全期廃止されてしまう。耐用年数には程遠い短命機関車だった。
外観だけ見るとDD51などよりはるかにかっこよく見えた。

昭和40年代は高度成長期を迎えるが技術力は低かった。技術のいるものは外国製が多かった。
導入をしたものの故障が多く改造するにもライセンスの関係で外国本社の了解が必要で時間と手間が掛かった。いつの時代でも国内で技術開発し製造する技術、メンテナンスする技術を残さないといい製品はできない。