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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  C612号機 宮崎駅

2012年07月11日 | 蒸気機関車
撮影場所 日豊線宮崎駅

C612号機は現在、京都梅小路に保存されている。

夜汽車を三脚を使って撮影した。露出時間は山勘で適当、何枚か露出時間を変えて撮影。
夜のホームの写真もいいものだ。
この歳になると駅のホームで停車している写真が懐かしく思える。
蒸気機関車に乗って各駅を撮っておく置くべきだったと思う。
当時の人々の服装や客車、駅の風景が判り時代の風俗がわかって面白い。
蒸気機関車が驀進する写真より時代背景がわかる。
しかし、蒸気機関車に乗ってもすぐに寝ていたように思う、列車の走行音を聞くとすぐに眠くなる。これでは撮影できない。

蒸気機関車には蒸気タービン発電機を持っている。前照灯や室内灯に使われた。電球のため薄暗い、木の椅子とあの薄暗い電灯、蒸気機関車の煙、これだけでなんかしんみりしてくる。
これから都落ちするような寂しい気分になる。
バッテリーに充電するため直流発電機だった。
タービンのように回転して発電するには三相交流発電機が構造も簡単で造りやすい。
蒸気機関車のできた当時は交流から直流に変換する整流器が無かった。
昭和40年代になりダイオードが色々開発され交流直流の相互変換が可能になった。
蒸気機関車や旧型客車は蛍光灯や水銀灯への切り替えもせず終焉を迎えた。


後ろにC56形蒸気機関車が見える。