WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『赤い指』 (著者:東野 圭吾)

2010-10-24 20:30:27 | 本と雑誌
赤い指 (講談社文庫) 赤い指 (講談社文庫)
価格:¥ 580(税込)
発売日:2009-08-12

小さい頃「刑事コロンボ」が好きで、テレビの夜9時からの映画枠で放映されると、親に最後まで見てもいい?とねだって眠いのを我慢して見ていた。犯人は冒頭に示される。隠すほうと隠されたものを見つけていくほうの心理戦がドキドキするのだ。「容疑者Xの献身」で初めて東野圭吾を読んで再びそのおもしろさを思い出した。


兄の奥さんと会うたびに本や映画の話をするのだが、この前、東野圭吾は「赤い指」が一番いいと聞いたので、次に会って借りるまで待てずに、別途、人からお借りした。複雑な謎解きではないけれど、どこの家庭でも起こりえるような設定の巧みさと、ラストの切なさが胸をうつ。計算で割り切れない人の心の描写がほんとにうまい。

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