WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『首のたるみが気になるの』(著者:ノーラ・エフロン 訳:阿川 佐和子)

2016-07-24 17:40:32 | 本と雑誌

序文で「ノーラ・エフロンっておかしなオバサン」と愛情をこめて語る阿川佐和子さんも相当、おもしろい。翻訳をノーラ本人から持ちかけられながら、夏休みの宿題のごとく、手をつけられないままズルズルと日がたち、あっというまに数年がたち、そしてとうとう本人が亡くなってしまう。大ヒット作「ユー・ガット・メール」「めぐり逢えたら」の監督&脚本家ですよ?この本も発売からニューヨークの超話題作、大ベストセラーです。私だったら待ちきれなくて瞬速で訳すけど・・・ "I Feel Bad About My Neck" タイトルからしてイケてる。

うちのバスルームの棚には、クリームといったらニベアしかないし、割賦償却しなくてもカプチーノ代程度のコストしかかからない牛乳石鹸を愛用しているが、肌にはシミもシワもない。と思ったら、首の老化がはじまるのは43歳かららしい。マジかー。センスがよく、超おもしろく、ちょっぴり皮肉のきいた、そして女性であることをめいいっぱい幸せと思わせてくれる話が満載。

先週はうちの会社の半期に1度の大イベントがあり、私も新サービスを立ち上げたため仕事が山積みで過去最高に近い忙しさ。とはいえ、盲腸であれだけ痛い目にあったあとの厳守モットーは「よく噛んでゆっくり食べる」。ランチ時間はちゃんと確保し、たとえ机でサンドイッチとスープでも、何かしら読んで気分転換。しかしこの本は読みながら爆笑してしまって休憩にならない。ヘアもメイクも完璧、お手入れも買い物も大好きという女子っぽい女子より、ちょっとだけ変わってる人のほうがきっとおもしろく読める。