WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『サマータイム・ブルース』(著者:サラ・パレツキー 訳:山本 やよい)

2017-03-19 20:15:55 | 本と雑誌

だいぶ昔に一度読んだミステリを新装版で再読。原題が「Indemnity Only」だからサマータイム・ブルースと何の関係もないが、太陽が降り注ぐまばゆいシカゴの夏、ヒロインのヴィクが爽快で、まさにぴったりの邦題である。美女で服のセンスも良く、モテモテなのに、性格が思いっきり豪快な男前。彼女の職業は探偵。請求書は3回届くまで放置、凶悪なマフィア相手でも全くたじろがず、痛めつけられても説を曲げず、部屋がゴミ溜めみたいとの文句には仕事してるんだから当たり前と開き直る。こんなに面白かったっけ、あっという間に最後まで読み終えてしまった。

今週のウイークデイは自宅にいる時間が短くて、金曜の朝に冷蔵庫を開けたら見事に空っぽ。調味料以外であったのはバドワイザー数本と牛乳、常備の納豆だけ。その日も晩に約束があり帰宅して寝たのは2時を過ぎていたが、翌朝がんばって早く起き家事にとりかかる。カーテンをいっぱいに開けて3月の陽気を楽しみつつ掃除機をかけ洗濯機を回し、スーパーマーケットに3往復。冷蔵庫とストッカーにちゃんと食料が入ると本能的に安心するのは、農耕民族のDNAであろう。色が鮮やかになってきた旬のイチゴを洗いながら、コーヒーを落としてゆっくり飲んでもまだランチ前。早起きかつ3連休って時間が贅沢で大満足。

体をほぐしにジョギングに行く前に、このシリーズは確か続編が出ていたはずとチェックしたら、82年の本デビュー作からなんと30年近く続いている。2015年の邦訳最新作は17冊目。まずい、私こういうのって全部読んじゃうんだよな。キンドルに出ていた2作品を早速ダウンロードしてしまった。他に読みたい本がいっぱいあるのに・・・でも読み出したら止まらない。うーん、自立心がとんでもなく旺盛で、女子らしい可愛げのないところが自分に似てるわ(笑)